2012年4月30日月曜日

イワナ釣りいまが絶好のチャンス


 午後からイワナ釣りに出かけた。最初に行った11日の後は足が痛んで行かれなかった。消耗した仕掛けをいくつか作って補充できたので、準備はOK

 前回の場所、イワナがポンポンと2尾釣れたところを少し集中してやってみようと、渓流沿いの笹藪を抜けて、牧草地の端をずっと下った。位置的には、前回最初にヤマメを釣った沢の上流部で、つながっていることがわかった。

 歩きながら見る景色はまだ緑は少なくて、ものたりない。3メートルほど下って流れに降りて開始。3投目で良い型のイワナがかかって、さい先がいいと気分が高まってきた。直ぐに2尾目があがってこれも良い型。多分ここには釣りに入る人はいないのではないかと想像した。

 これなら10尾くらいは上がらないかと期待をしたが、どっこいそううまいことばかり続かず、途中当たらなくなった。おかしいなと思いながら、好場所に入った。どうみても枝がじゃまで1.6メートル通しの仕掛けで流せない。

 あきらめて上へ移動しようかと思ったが、まてよ、この間のアタリのなさは、流れにキチンと対応していないのではないかと思い直した。仕掛けを40センチの通しにしてオモリを追加。枝を避けながら投入したら、一発でサオがしなって大物のアタリ。

 今日の尺物が上がった。これで気が良くなって、都合18センチから30センチ8尾。この沢、基本的には藪沢で今の時期から先は、葉が出て難しくなるだろうと思えた。サオと仕掛けが枯れ枝に絡まないように相当気をいれたおかげで、今回は仕掛け消耗は1本だけだった。

 補充した仕掛けはこれまでのものに、針を変えてみた。カワハギの針だったが、これは掛かりが素晴らしい。剛直にできていて、やや小型だったが、尺物の口にもがっちりかかっていた。3時から2時間半ばかりの間で、効率の良い釣りになった。


2012年4月29日日曜日

釣りと山菜はつきもの


 蕗の薹を家に送ってやろうと思って、採りにいってきた。葛根田川の支流で、以前釣りをしたときに大きな蕗の薹があったのを見ていたので、そこを目指して網張スキー場の方へ車で走った。
 
 途中の渓流の水量をみながら上っていくと、渓流によってはちょうど釣り頃の具合のところもあった。道路が行き止まりになるスキー場は、さすがに雪がまだ残っていて、近くの沢の水は増して勢いよく下っていた。

  蕗の薹は伸びがものすごく早い。他の山菜もそうだが、チャンスを外すと直ぐ開いて茎が伸び出す。走りながら見えるものは皆背が伸び出している物ばかりだった。

 しかたがないから、少し伸びた物でもと思いながら摘んでいった。そしたら、もう帰ろうかという頃になって、芽が出たばかりの大きい物が採れた。やっぱり雪解け直後の場所がいいようだ。生のまま送りたかったが、黒くなってしまうので茹でて送ることにした。


2012年4月28日土曜日

トキの増殖、事業主体は環境省、管理運営は新潟県


 佐渡のトキ保護センターが22日にトキのヒナを確認した。ビデオカメラの映像を、環境省保護管事務所職員が確認したとのこと。佐渡のトキ保護センターの管理運営は新潟県で、事業主体は環境省になっている。

 このトキは出雲生まれだということが判った。出雲市トキ分散飼育センターが10羽を佐渡に送った。佐渡市は、トキの繁殖のために餌となるドジョウなどを呼び戻すため、水田魚道も取り付けた。

 自然回帰というのか、昔あった当たり前の自然を取り戻すのは容易でないことがよくわかる。このトキを繁殖させる、自然を取り戻す作業は「役所」が主体になっている。絶滅してしまう生物や、絶滅危惧種はどんどん増えているという事態。こういうときに頼りになる「役所=公務員」は必要だ。公務員が2割減ればいうのは暴論だ。

 総務省が日本の人口が減ったという発表をした。昨年10月1日現在で年齢別都道府県別推計人口は、在日外国人を含む0.2%減で1億27799000人ということ。259000人も減ったということだ。

 理由は様々あるのだろうが、まともに生きていくのが難しい世の中になっているのは間違いなさそうだ。職はないし非正規従業員が半数にもなって、不安定の雇用状況で賃金は減ずる一方。やっと結婚できても住宅は?子供の保育は?出生する子供の数は記録更新中。まさかトキみたいなことにはならないと思うけど、いまのうちトキみたいに「人」も大事にしていかないと…。

2012年4月27日金曜日

滝沢村の小さな小さな店


 路地から出て行ったところの、十字路の角に店がある。その店は屋台。地方の道路で今時よくある、山菜などを並べておいて、勝手に100円入れて持って行く式のもの。

 この岩手山麓界隈にもいくつかある。十字路の角の屋台は冬の間は雪に囲まれて、春を待っている。ここを通る国道は、秋田から青森方面に抜ける道路で、岩手山の中腹にあるスキー場のアクセス道路にもなっている。

 十字路の店はときおり客があるのか、珍しくおばちゃんが店の中にいた。ちょうど医者に出かけた帰り道で、医師から「野菜を食べろ」という話しを聞いてきたばかりだったので、並んでいた野菜類を手に入れようと寄ってみた。

 良く育ったほうれん草二束と、蕗の薹二パックと豆を買った。車に戻りかけて、そうだ写真を撮らせてもらおうと声をかけた。まあ買ったお客の頼みだから仕方がないということもあったかも知れないが、愛想良くいい顔をしてもらった。

 近くに住んでいるから、写真持ってくるからねとお二人に約束した。良く育ったほうれん草は、すぐ茹でて食べた。柔らかくて美味しかった。


2012年4月26日木曜日

復刻版商品が人気だって


 復刻版商品が売れているそう。はちみつレモン、天そば、ビタホタテドリローストしょうゆ味、スパイシーカレー、グリコ…カレー、ブリッツ、ビスコ、アサヒビール、リポビタンD、ビックリマンシール最終章、三ツ矢サイダー、カルピス、キンケシ、AKB48は「おにゃんこコクラブ」の復刻版?

 この現象、情報過多になっているので、売り手のよりどころ、買い手のよりどころがなく、高度成長、バブル期へのノスタルジーが生んでいるとの分析がある。購入の中心は30歳~40歳のおとな達で、よかったころに戻りたいという意識が、復刻版を手にしているときだけ、タイムスリップしているという。勤め先の雇用、処遇、に不安を感じている人が90%近く存在するという現実も、人気を支えているという経済コンサルタントの話だ。なるほどと思う面もある。

 ところで例えば「カップラーメン・焼きそば・うどん」では、日清食品は1808種類、東洋水産1142種類、エースコック556種類の商品をもっている。ある商品が売れていても、別の商品を作り出して競合させて売り上げを伸ばすという戦略を聞いたことがある。

 それなりに消費する側の懐具合が豊なら、あれやこれと買い求めることがあるだろう。実質賃金が下がっている今はそうはいかない。だから復刻版だとなると腑に落ちる。

 ただ、政治の方の復刻版はだめだろう。とっくに賞味期限がきれたものの疑似商品や、味の分からないまゆつば新商品がでても売れるわけはない。毒の入った商品もありそうだから、買わないように気をつけねば。

2012年4月25日水曜日

理のあるところに動いていけば


 東海村村長さんが、東海第二原発の廃炉求める集会に「原発事故の原因究明、責任も明らかにすることもなく停止原発の再稼働に向けて突っ走っている」と旗幟鮮明にしている。ヤクザと同様に札びらで顔をたたくようなやり口で、補助金をぶら下げて原発 建設、稼働をおしつけてきたことに対しての批判になった。

 そうですよ、もう安全神話をやめる時期とだれもが思うときです。しかし、そういう態度にまだ勇気が必要な状況は残念ですが、いまに流れは変わっていく気がします。

 市民の目線はもう一つありました。佐賀県武雄市議会で、共産党の江原議員が米海兵隊を「殴りこみ部隊」と表したら、議会の品位を汚したということで、議長が祖先して懲罰にかけてしまった。多数で「出席停止一日」を強行してしまいました。

 このとき、自民党の谷口議員が懲罰委員会で「少数意見の留保」を提起して、懲罰に反対の意向を表明。この谷口議員は「市民の目線で見て大事」なことと、政党の違いを評価しつつも、物差しをキチンとあてて態度表明をしたものです。

 昨日(24日)の佐賀県武雄市議会の臨時議会で当の牟田議長が議長の辞任を申し出ました。辞任の理由は「この2年間に江原議員と保守系無所属の議員に対し、合わせて2回懲罰を可決したことの責任を取る」と表明、副議長もともに辞任し全会一致で承認されました。

 まさに少数波から多数派への変転となりました。最初は少数でも、理のあることは道がついていくことに希望をもてたことがらでした。

2012年4月24日火曜日

春のやまい


 仙人が腰の痛いのが治らないというので、整形外科に行った。わが身も実は足首が痛かったので、昨日一緒に行こうと行ったのに何とか理由をつけて行かなかった。

 今日になってやっぱりおさまらないというので、整形外科をネットで調べてでかけた。レントゲンを撮ってみて、腰椎は大丈夫そうで筋肉痛だから痛みは引いて行くでしょうということだった。

 10日ぐらい前の強風で「雪囲い」が飛ばされたので、片付けようとして腰を痛めていたので、脊椎でも痛めていたらと気にしていたが、身体の状態がわかってよかった。

 医者に年齢を聞かれ、92歳とは信じられないといわれて、気分を良くしたのも効果的だったかもしれない。仙人は胃の薬を飲んでいるので、痛み止めはやめて湿布薬だけもらってきた。

 わが身のほうはどうも痛風の炎症らしい。15日の釣りで立ち通しだったのがきっかけになった気がする。従来から尿酸値が少し高めだったので気になってはいたが、ここ三年くらい炎症が出ていなかったので、だんだん注意心が薄らいでいたようだ。

2012年4月23日月曜日

「車依存症」から抜けないと


 18歳の少年が運転していた車が、また人の列に突っ込んだ。車による事故はなかなか減らない。移動手段でこんなに便利なものが、「凶器」のまま一体何年続いているのか。

 つい先頃(1995年)まで年間1万人の交通事故死亡者があった。シートベルトの着用などで死亡者は減ってはいるが、交通事故件数ではやや減ってはいるものの、一年間で最高だった95万件から201072万件と、かなり多い。

 その上自動車の保有台数は15年間に1千万台増、高速道路は2000キロ延長。同じ15年間で運転免許保有者は1245万増と、「自動車頼り」の社会が増幅している。これでは、事故や被害者が増える要素が広がっていることになる。

 「車が売れれば日本経済は…」みたいなくびきから抜け出ないといけないのではないかと思う。確かに地方の交通の足は車に頼らないと、どこにも行けないという状況もある。しかし、高齢になってアクセルとブレーキの踏み違いだとか、高速道路進入路の勘違いやらを起こしてしまうことが起きる。

 それでも、交通手段が無くて運転しなければならないことに、自己責任でとか、自立だ自助だと放り出してしまったのでは日本の政治の程度が笑われる。

2012年4月22日日曜日

交流サイト(SNS)が選挙で影響


 ツイッターやフェイスブックなどの交流サイト(SNS)を使って、韓国の選挙結果に影響を与えたと朝日新聞朝刊が一面トップで報じた。選挙運動にSNSを使うことが自由になった。ITベンチャーも使って選挙運動のやり方を研究したらしい。

 セヌリ党が当初の予想をひっくりかえした。「野党的な書き込み」が「与党的なもの」より多くて、その結果が多くのツイッターに影響を与えるという。

 140文字の書き込みが選挙に影響を与えることの是非はともかく、今はもう否定できない仕掛けではある。これも、民意がどう活かされるのかという視点を損なわないようにしていくことは大事だろうと思う。

 ツイッターは「非難、中傷」もあるし、原発の問題でも不確かな書き込みがある。でも論争になって真偽が見えてくることもある。日本でも近い将来、選挙制度に取り入れられるようになるだろう。

 ただ、大政党有利みたいな制限をやらないようにしてもらいたい。韓国の今回の選挙の投票率は低かったということだから、民意反映への展望が見えなかったというが言える。


2012年4月21日土曜日

大丈夫という輩が大丈夫でないから


 「放射能の独自基準をやめて」と農水省が通知を出した。スーパー、食品メーカー、外食産業など270団体に「国基準」を守れということだ。国基準は諸外国に比べて基準値が高いものだから、自主検査の際も国基準でやれという。

 それは無理だ。一般食品の1キロ当たり100ベクレルが全く妥当で心配ないものかどうかは保証できないだろう。「ただちに健康に影響ない」ということから始まったのを忘れるわけにいかない。「安心しろ」という声が耳に残っている。

 海には途方もない放射性物質の冷却水が垂れ流され、山にも農場にも都市部、東京湾にさえセシウムが拡散している。測定箇所が増えるだけ汚染の広がりが明らかになっている。

 除染もうまくいっているわけでないし、がれき処理も安全だと言える保証はない。汚染の状況を何とか隠しているのが見え見えではないか。それが原発の再稼働に繋がっていくとなればなにおかいわんやだ。

 さる「基準で」安心するかどうかは、受けとめる方によっても違うが、安心できるという見方は、見える範囲聞こえる範囲での情報はない。電力会社の息のかかった学者の話など信用できないし。

 自然界に多少はあるにしても、絶対にあってはならない放射線なのだから、「ない」ことが一番の安全なのであって、ここまでならいいという基準は「空論」になる。チェルノブイリも、10年後に放射能による障害が出てきているという。10年後に障害が出てこないと国は言えるのだろうか。

 ヒロシマ、ナガサキの被爆被害だって解決していないではないか。安心ですよとはどうみても思えません。

2012年4月20日金曜日

釣りの楽しみは深い

 つりの名人というとご本人は遠慮されるが、話を伺うとまさに超人的という以外に考えられないKさん。その釣りの体験をこれまでもちょくちょく教えていただいた。


 自分が釣りをしていて、素人から抜けでていなかった時には、釣れないときには「魚はいない」とすぐ決めていた。それが普通だと思っていた。しかし、釣り大会などで一堂に会して釣りをすると、多く釣る人が必ず出る。


 名人になると多くのどんな時(寒暖、風雨)でも。釣り上げる。それだから、「魚はいない」という言葉は使えなくなる。釣る哲学というべきものが身について、その豊富なつり体験と蓄積された技術にはちょっと及びもつかない。


 魚種による習性の違い、時期、釣り場の状態、時間、餌、仕掛けの選択など、あらゆる条件を準備してとりかかる。そのうえでの「釣り感」発動だ。さかなの好みを刺激して、針を魚の口にくわえさせる(蚊バリでの釣り)というに至っては、まさに自然界との同化だという気さえする。


 つりの楽しみが深いのはこういうことかもしれない。今日は、自分がなれそうもない釣り名人の体験談を聞いて、もうひとつ釣りの楽しみが深まって満足した。そして、こういう楽しみと、ただでさえ環境が壊されている自然界に、放射能汚染をまき散らした所業と政治の対応に、また怒りが湧いてきた。

2012年4月19日木曜日

素人の写真ウンチク

 東京にいる間は、仙人の暮らしからは離れて、付き合いの世界に入りこむ。写真の合評と表現すると大げさになるが、撮ってきた写真を見せ合いながら、「批評」めいたことをする。


 自分の自慢の写真であっても、ウケるとは限らない。これが反面の面白さかもしれない。腕が確かなら、これはこうだと論ずることができるが、なにせ素人のせめぎあいだから、核心にどれだけ迫った内容になっているのか、はなはだこころもとない。


 しかし、手探りでもなんでもまともに見て考えるということがないと、つぎにいかないし、ものの発展と言うことにならないだろう。プロがこれはと断ずれば、すぐにつまらぬことはさっさと解決するかもしれない。


 でも、それに解決求めると、自分の撮った写真に対する思いが簡単に処分されてしまう危険がある。そういう意味はでの素人のウンチクも役立っていると思う。力量のたりなさがあっても、確かにその積み重ねでよくなって部分がある。


 それが次の撮影旅行計画へとつながる。次は田植え後の風景をねらう。「散居」が山形にも岩手にもあるから、行こうとまとまった。

2012年4月18日水曜日

原発と共存はできない


ガレキの受け入れの問題で混乱が続いている。放射性物質の測定の結果がどうなのかということが大きな問題だ。たしかに焼却によるセシウムが発生しているから、大丈夫と言うことにはならない。

 ここに陥った責任の所在をはっきりさせないでおいて、「電力料金の値上げは権利」などとのセリフを聞くと、本当に腹が立つし、ガレキを東京電力が引き取るのが筋と言わざるを得ない。

東京では「しかも」東京電力の関連会社が、東京都の委託を受けてすすめているという、ご念のいった話。



愛知県の東海市では釜石から持ち帰った震災ガレキ、焼却灰の資料を検査した。焼却灰から890ベクレル、ガレキから197ベクレルのセシウムを検出したとのこと。
三重県では受け入れのガレキの基準値を100ベクレル以下とすると決めた。関西広域連合や大阪府は焼却灰を2000ベクレル以下としている。国基準では8000ベクレルというから、国基準は「緩やか」でどこまで信用していいのやら、見当がつかない。


  つりの会(東京労釣連)が魚の放射能測定をした。奥多摩のニジマス。茨城県与田浦のフナ、西湖のヤマベについて微量ではあるものの、セシウムが測定された。
 チェルノブイリでは、長期間経過しいても放射背う物質の値が増えるという実例もあるという。安心できるまで、できる限りの検査を続ける宿命を負った。

 いまだに福島第一原発から冷却水が漏れだして海へ流れ込んでいる可能性がある。人間を含む自然界に対して、取り返しのつかないことをしてくれた。大飯原発の再稼働など全くの問題外だ。

2012年4月17日火曜日

尖閣諸島おいくら?

と聞く都知事、言い出したら既成事実として歩き出すのか。マスコミはまたおだて役?、新党構想が行き詰まって暇になったせいか、「島買います」ですか?


 こういう知事の態度を都議会はどうする気だろう。第一議会の施政演説もないのだから、思いつき発言になるわけだ。納税者としては、行政サービスに使っていただきたい税を、不動産購入に使うと急に言われたのだから、議会にもちゃんと対応してもらわないといけない。


 もっとも、築地市場の豊洲移転は、民主党も含めて賛成多数で予算を決めてしまった。都議会の「多数派」がたよりになるのかどうか心配なことだ。豊洲移転は石原都知事が就任後に、都の方針をひっくり返して強行したものだ。


 西の大阪市長も、府知事を止めた理由も定かでないまま、新党結成にご執心。大阪市政が何をやるかと思えば、行政サービスの滅多切りだ。


 野田内閣は消費税増税に、頼んでもいないのに政治生命をかけるし、大飯原発再稼働をなんとしてもやりたい様子。「飛翔体」問題では、失敗した北朝鮮が笑われずに、政府の対応が笑われている。選挙民の「政権選択」の結果が問われるし、マスコミの誘導が生んだことなので、自戒を迫られることだ。


 選挙で審判するのが議会制民主主義だということは理解するにしても、この有様ではね。当選しても「ストレステスト」を受けさせるというのはどうだろう。もちろん、「結論ありき」のものでなく、第三者機関による一斉共通テストを。

2012年4月16日月曜日

諸事片付けの一日

 昨日の「与田浦の川漁師さん」の写真と動画をホームページに載せた。動画はYoutubeに載せたので、これを写真集のHPに挿入すればいいのだが、ビデオファイルを張り付けることもできるようなので、挑戦してみた。


 ただ、これは見るときにソフトが必要なので、パソコンによってはみることができないみたいだ。使い勝手はもう少し研究しないとだめだ。漁師さんはテレビに2回もでたことがあるそうなので、HP登載もよいだろうと判断した。


 午後は溜まっている雑事をやらなくてはいけないと、郵便物の整理から始める。2月にプロバイダーを変えて、使わなくなったレンタル機器の返却をすること。これは返却の手続き書類を待っていたものだった。連れ合いが退職したことで、自己の年金額が減ってくることになるので、その届出もださなくては。


 介護保険の払込み、そのほかいくつかある。準備してから必要なものをもって、外に出る。血圧の薬が切れているので、病院に行く道で郵便局に寄り、郵送物を頼んだ。中野の駅の北側まで、ウオーキング。暖かくなったせいか、人の行き来が多いみたい。介護保険は期限ぎれで、コンビニでは扱わないそうだ。


 岩手山麓で撮りためた写真をSDカードから、外付けHDDにコピーして、今日の仕事はお開き。

2012年4月15日日曜日

フナつり大会フナ釣れず…魚いるのに

 目覚まし時計は3:40にセット。先日のイワナ釣りの「早起きトレーニング」効いてか、時間前に目が覚めた。昨日岩手山麓から東京に戻ってきて、当夜は連れ合いの「退職ごくろうさん会」で家族全員集合して大宴会。カニやら寿司やらを豪華にそろえて盛り上がった。暮れから、今年にかけて家族に体調不良が蔓延していたが、落ち着いてきたのでなにより。


 早めに寝ておいたからよかったのか、段取りよく支度をしてレンタカーの店へ歩き出す。店まで25分はかかるから、釣り道具の荷物が重いときはちょっと大変。時間通り待ち合わせのMさんを乗せて与田浦へ向かう。しばらくぶりで皆と会うので気恥ずかしい。


 80人が参加して盛会になった勤労者つり大会(フナ)。開会式を済ませて釣り場へ向かう。どこへ行こうかと、いつも迷いながら「通ってきている人にはかなわない」と話しながら水路をいくつか見て車を走らせた。


 水路が交差している辺り(6号水路)で釣ることにして、始めたものの風が強く吹いて寒い!しばらくやっていると小舟を操ってこちらに向かってくる人がいる。


 見ていると、水路に差し込んで立ててある竹に船を繋いだ。網の筒状の部分を引き揚げて魚を取り上げていた。網を水中に張って魚を誘導し、丸く長い筒状になったところに集めて捕獲しているようだ。舟に引き上げられた魚は結構量あるようにみえた。


 声を掛けたら岸まで来てくれて、いろいろ話してくれた。寒い時期に、「オダ」を仕掛けて網で1トン近くもフナを獲ってしまっているから今は獲れないんだと話していた。


 釣れないんだというと、やるよと言ってくれた。「いや大会だからもらうわけにいかないんだ」と断ったのに「それじゃやるべー」と言ってフナを二尾放って置いて行ってしまった。無論放流しましたよ。好意を無にするようでしたけど。


動画で撮りましたが、5分以上の大作です。
     
 →  虚鯊写真集

2012年4月14日土曜日

スリルとサスペンスの夕げ

 冷蔵庫を開けて、あれあれ!あると思ったニンジンとゴボウが、両方無い。調理を始める直前に食材を確かめるというのは危ないな。なにせ記憶力が最近危うくなってるから、事前に確かめておかなくちゃならないんだ。


 鳥のもも肉なら仙人も食べるから、これを使ってと思っていたら目算が狂った。キャベツがあるからこれで何とかならないかと、まず鳥肉を胡麻油で軽く炒めて、だいたい火が通ったところで水を加え、醤油、みりんを入れ、白だしに鰹だしを少々。


 味見をすると少し甘い。醤油を加えて塩を入れるとだいたい良い味になってきた(と思われた)。ここにキャベツ3枚ザックリ切ったものを入れた。


 何をつくろうと思ったわけでもないが結果としてできあがった物は「鳥肉のキャベツ煮」かな。油もつゆに溶け出して、しつこくなくて良かった。「味の補償無い」と仙人に言うと「食えるよ」と反応があった。これに白菜の漬け物、ほうれん草のお浸しを付けたら、まあまあの食卓になった。


 何をどう造るかは毎日「その日暮らし」で、スリルとサスペンスの連続だ。しかし、今は「味付け」の調味料がたくさんあるから、料理を知らない物にとっても何とかなるものだ。

2012年4月13日金曜日

北朝鮮のミサイル失敗らしい。でも日本もねえ。


 北朝鮮が発射予告をしていた長距離弾道ミサイルについて、田中防衛相は13日午前8時24分ごろ、防衛省内で記者会見し、「7時40分ごろ、北朝鮮から何らかの飛翔体が発射されたとの情報を得た。飛翔体は1分以上飛行し、洋上に落下した模様であります。我が国領域への影響は一切ありません」と話したとネットニュースで配信されたのは9:10分。

 そのときすでにアメリカの偵察衛星がとっくに発射を確認していた。NHKにでてきた「元海将」氏が、確認のために時間が掛かっていたような弁解を説明していた。8時のNHKのテロップでは「発射確認していない」とのことだった。発射から20分以上も立っていながら、日本は「確認できない」状態だったと言うことになる。

 そんなこことはあるはずがないから、情報が管理されていうことか。防衛省はアメリカ国防省の連絡も受けているだろうから、とっくに確認していた。ミサイルの破片の「迎撃態勢」をとって、「万万万が一日本に飛んできたときのため」(元海将談)に備えた。

前日のニュース
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時事通信 412()1221分配信
米軍の早期警戒衛星が捉えた発射の第一報は、航空総隊司令部のほか中央指揮所の「総合オペレーションルーム」に届く仕組み。
  ミサイルが発射された際の情報伝達について、2009年の前回発射時に「誤報」した教訓から、制服組トップの岩崎茂統幕長が確認した上で、首相官邸に連絡することにしている。
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 危険の可能性の低さを承知で、税金も使って大仰な体制を取って、挙げ句の果てに、国民への通報は、ミサイルが飛んでいた81秒後のずっとあとに「確認していない」と知らせたわけだから、祭りが終わってからの知らせみたいなことになっている。防衛省からはマスコミも情報をとっているから、「情報操作」されていたことになる。軍事に対する「監視」が行き届かないのは危険なことだ。

だから、日本独自の偵察衛星(情報収集、早期警戒)を期待するという「声」と気脈が通じている。


防衛省、自衛隊の専門誌「朝雲」1月26日 バックナンバー参照
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宇宙開発調査会、早期警戒衛星運用など 安保分野の利用を提言


…安全保障分野での宇宙利用は、昭和44年5月に衆議院の宇宙開発・利用の基本に関する決議で、「宇宙開発は平和目的に限る」として閉ざされていたが、法改正により、防衛省が進める弾道ミサイル防衛システム整備や情報収集衛星、早期警戒衛星の開発、運用への効果が期待されている。
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2012年4月12日木曜日

渓流つり余録

 昨日は釣りから帰ってきてから足腰が痛くなって、ああ年だなと思った。今朝はどうなるかと案じていたが、そんなに痛いと言うことはなかったので安心。まだ若いか。ははは。
 
 釣りをしている最中も、足元はもちろん、枝に仕掛けを絡まさないようにと気を遣いつつ、無理しないようにと気を引き締めながら渓流を歩いた。疲れて注意が散漫になるとよろめいたりする。


 何度も渓流つりをやっているのに、サオの出し方に注意が行き届かず、仕掛けを木の枝に引っかけてしまう。焦ると余計トラブルに入り込む。


 同じことを続けるのが難しくなってきているので、短時間にきりあげることも意識して楽しんだ。それで、成果があったから言うことなしだけど、よそから見たらそんな苦労してどこがおもしろいのだろうとおもうだろうなと、勝手に思っている。


 自然のなかは厳しいもの。こちらが折れて合わせる以外無い。精神修養ではないが、心穏やかにいかないと危険も伴う。たかが釣りだけど、小難しいだけに、釣れれば面白みは倍増する。


 今日はピーカンになった。昨日釣りをやっておいて良かった。昨日釣り場にまとまって出ていた蕗の薹を採ってきたので、味噌和えをつくろうとネット検索した。前回調理したときも、作り方をネットで検索して見ていたが、この味噌和えもいろいろな調理法があるらしい。


 気に入ったものがあったので、「さじ加減」を正確にしてやってみた。これは上手くできたようだ。3回目の蕗味噌造りになった。東京へのみやげにしよう。

2012年4月11日水曜日

初場所初つり。イワナ31センチがでた。

 今期初の渓流釣りに行く。ウオーキングがてら、兼ねてねらいを定めておいた小さな渓流に入ってみた。雪は殆ど溶けていて、じゃまにはならなかった。しかし、水量は申し分ないが落差がない。雑木が渓流に被っているところは、攻めきれない。雪が雑木を倒したのかもしれない。


 渓流が林の中を流れるところで、ようやく竿を出せる。そこも枯れ枝が落ち込みに溜まっていて、難しかった。枯れ枝が流れていけば条件が広がるかもしれない。ボサのあるところは、これから先葉が出てくる頃には、釣りは不可能だろう。始めてやってみたところで、アタリがあったのが3回。


 最初はばらしてしまった。逃げた魚は大きい。次に慎重に食わせて、上がってきたのは以外にもヤマメだった。初ものなのでゲット。20センチかと思って後で測ったら18センチだった。次の当たりではイワナ。これは小さいので放流。


 場所も初めてのところだったので、みたてた結果としてはまあこんなものかと一応満足。




 11時に親父がマッサージに行くので、車で10分ほどのところに送って行った。終わるまで小一時間を過ごさなくてはいけないので、渓流がありそうな谷合のほうへ行ってみると、案の定釣りができそうな渓があった。


 この次のためと思いながら渓に沿って歩いて行くと、気をそそるような落ち込みがあった。道路端から竿を出せるところだったので、幸い車に積みっぱなしだった竿を引っ張り出してやってみると、大物の気配。


 一度は外されて、仕掛けを木の枝にひっかけて取られてしまった。新しい仕掛けを使って、もう一度。かかったのは大きかった。足は短靴だし、タモももっていないから慎重に浮かせて、持ち上げた。測ったら31センチあった。




 この上流にも気がひかれるが、この次の楽しみに取っておくことにして、歩く途中で見たフキノトウを急いで摘んで、戻ったらまだ、親父のマッサージは終わっていなかった。待っている間、写真撮影をしておいた。


 昼食後、もう一か所行こうという気になって、仙人の家からホンの数分ほどの「気になる場所」に行ってみた。人家のあるところだったので、やや川が汚れていて浅くなっていた。アタリは一度もなかった。


 帰ろうかと思ったが、その沢の上流に向かっては家に戻る道なので、少し上って行って途中から入渓した。流れもよし水量もよしで、反応がでた。22センチ25センチ2尾をつり上げた。時期はまだ早いかと思っていたが、活性が高くなる境目のような感じだった。イワナの腸には、食べた川虫などの餌がたくさん入っていた。



2012年4月10日火曜日

平和は軍事力とは相容れない


 北朝鮮が強行しようとしている「ロケット」発射は、人工衛星発射にみせた、弾道ミサイル開発の実験だろうと、現地を見た韓国の当局者が話したと報道している。

 先端に載せる衛星も実用とは見えないらしい。「国威高揚」を必要としているのが北朝鮮。軍備優先で科学の発達の分野でも遅れていることを、なんとかしたいと思っているのだろう。

 軍事的解決でない解決努力を各国がすすめているときに、日本は軍事的対応をハデに準備して、「過剰対応」と批判されたりしている。

 日本の人工衛星の開発、研究は平和目的に限るというこれまでの規範を破って、軍事的利用へと公然と変えていく意図。日本がつくってきた最先端の宇宙技術や技術者を軍事のために動員できるように、JAXA法を「平和の目的に限」らなにようにしようとしている。

 北朝鮮行為をも利用して、日本も軍事力強化に向かうのでは、同じ穴の狢になってしまう。自衛隊への印象が大震災後は向上しているとの世論調査だが、「国民の財産」でなく「国土」をまもるのが自衛隊の本分。

 災害出動はありがたいが、その限りの自衛隊でいて欲しい。今回の各所へのミサイル配備で危ない役割が見えてくる。さる天文学者の言葉。「日本は高い技術を持ちながら、絶対に軍事利用はしないと宣言してきた。だから世界から尊敬されている。高い技術と平和憲法こそ、本当の抑止力ではないだろうか」は素晴らしい。

2012年4月9日月曜日

仙人の暮らしは厳しい


 岩手山の登山口に向かう道は、見たところ雪が溶けているようだった。この本道に出るまでの小道が、ぬかるんでいてまだ雪を残している。そこだけぬかるみに入らないようにと、ウオーキングシューズで出てきたので、快調に歩いて登っていった。前方に何か見える。だんだん近づいてみると除雪車だ。道路の脇に車輪が入ってしまって傾いていた。

 前回雪がまだ残っているときには、木が道路に倒れかかっていた。まだ、通行止めの時期だった。

 先週は、強風のために木が折れて電線に倒れかかって、切れそうで危険な状態に見えた。その電線の行く先は一軒家だったが留守。ちょうど隣の人が外にいたので事情を話したら、その家のポストにまで行って、電気料金の請求書を見てくれた。請求書に載っている東北電力に電話をして、現地の所在と電信柱の番号をしらせた。

 昨日は牧草地にある堆肥施設の屋根が飛ばされていたのを見た。今期は特に酷いのかも知れないが、自然のなかの暮らしも大変なものだ。仙人になるにはこんなことで驚いていてはダメなんだろうな。







2012年4月8日日曜日

釣り場探索、あった。


 晴れた。朝の気温は、東京と5度の差だった。暖かくなってきた証拠かな。いよいよ岩魚釣りができるかと、ひととおり朝の仕事を済ませて、車で葛根田川に流れ込む沢を見に行った。

 以前、雪があるときにやってみたところに行ってみたら、やっぱり雪がしっかりと積もっていて、水の流れも多くない。雪の縁からやっても、こちらの姿が見えてしまって勝負にならないから、やるのはもう少し先になりそうだ。

 もうひとつの場所、有根沢は雪で入り口さえわからない。道路から少し入り込んだところなので、もう2週間前後は無理かも知れない。もっとも、スキー場と同じくらいの標高があるところだから、天候の荒れたドカ雪の後では無理なのだろう。

 午後からは歩いて、「下界」の方へ行ってみた。ウオーキングがてら見つけていたところを、覗いてみたら、雪は溶けてはいたが、なんと雪の重みで雑木が沢に倒れ込んでいる。雪が溶けているところにはクマザサが頭をもたげ始めていて、まさに藪の中。なかなか難しいものだ。

 農場があるところまで行ってみると、南向きのなだらかな丘陵は雪がほぼ溶けていた。緩い谷を流れる沢が、ちょうど水の量が良いようだった。朝方だと雪解け水が少ないから、状況は変わるだろう。釣りができそうなところの当てができたので、今日の探索は成功。

2012年4月7日土曜日

青森県東通村の教育水準向上は人件費によるもの


 原発立地の交付税で小中学校を建設して、「20人学級」で厚い教育ができた。潤沢な教育予算で、教師を増員して教育内容を充実し、教育水準を青森県内で10ポイントも上げたという東通村。

 英語の教師を雇用、スクールバス巡回。原発の建設までは交付税が手厚く流れ、建設が終わると交付金が減るという。電気事業者が、電力消費者から集めた金を使って、行政も取り込んでいる舞台が見えてくる。

 教育の機会均等もこんな次第とあきれるが、政策がねじ曲がっていることは重大だ。ただ、学校教育も「人件費が高い」方が良いという実証もあることに注目する。

 岡田克也副総理が、公務員人件費削減のために4050代に希望退職を含めて具体論を検討していると議会答弁した。新規採用の55.6%削減に続いていっそうの削減をする姿勢を表した。そうすることで負担(消費税増税)をお願いできると。

 公務員を減らすことが正論みたいに扱われるのは策略だ。しかも率で減をカウントするという乱雑な手法が、大事な日常の生活行政サービスを切ってしまう点を見ておかないと危険だ。

 国の省庁で、改善するべきところはあるとは思う。例えば自衛隊だ。これは削減の対象外、聖域になっている。北朝鮮の「飛翔体の欠片」のために、その装備と対応と、「人件費」を振り向けるということ。

 やたら軍事的緊張をあおることで、人件費を含む必要経費を使う必要があるのか。3月末からの演習で「弾丸打ちホウダイ」みたいなことは無駄とは言わないのか。

 人件費削減のために、民間に解放した「介護事業」は、「保険制度」導入によってさまざまな矛盾を起こしている。高齢化社会は高齢者が負担しろと。これも、じりじりと負担が増える。

 保育所は国の直接の施策ではないが自治体に責任を放り出している。これも、民間の事業者がビジネスチャンスをもつことになって、公的な責任は軽んじられている。結果、保育園の待機者は一向に減らない。入所者は高い保育費になるだろう。

 復興庁も当初の250程度では足りないと増員をした。公務員を減らすこと。これは眉唾で見ておかないと危ない。なにより、「眉唾」でサービスが切り捨てられた上に、消費税増税では振り込め詐欺と同様の行為だ。

2012年4月6日金曜日

地震の前兆わかればな


 地震の前兆を捕らえて住民に知らせるという取り組みを高知県須崎市が始めるという。市の南海地震津波対策プロジェクトチームが地下水水位の変動、魚や鶏などの動物の異常行動を観察して地震の前兆現象として捕らえて、参考情報として住民に提供する。

 電磁波の異常、漁場の変化、飼い猫の異常行動など、かつて地震発生直前に確認された現象を知らせるが、地震との因果関係が科学的に未解明な部分が多いので、避難勧告や避難指示を発令する根拠にはできない。

 地元ケーブルテレビなどを通して、常時公表することにしたとのことだ。3.11の直前の35日に茨城県の鹿島で鯨が52頭打ち上げられていた。鳥の行動変化とかさまざまな異常を研究の対象にして、裏付けを取れればいいと思う。

 研究の対象としないのでは話しにならない。中国では自然界の事象に注目して研究していると聞いたことがある。予知は簡単ではないと聞くけれども、自然界の生物が微妙に感じ取っていることはあると思う。ところで、今日の山麓は吹雪と晴天とが入り交じった。まさか、前兆じゃないだろうと思うけど。



13時14分


14時50分


この後、外に出ようとしたら、また雪空になった。

2012年4月5日木曜日

情報収集衛星が情報を隠す怪


 日本の情報収集衛星は、大規模災害(新潟県中越地震,福岡県西方沖地震,能登半島地震,新潟県中越沖地震、岩手・宮城内陸地震、岩手県沿岸北部地震、霧島山の火山活動、東日本大震災など)の被災地上空からの写真撮影を行っています。

 情報収集衛星は「我が国の安全の確保、大規模災害への対応その他の内閣の重要政策に関する画像情報の収集を目的とする人工衛星」である(内閣官房組織令第四条の二第2項)と定めています。

 衆議院で全会一致決議されている、「宇宙に打ち上げられる物体及びその打上げ用ロケットの開発及び利用は、平和の目的に限る」としていたしばりを、北朝鮮のテポドン発射事件をきっかけにして、「多目的な情報収集衛星であれば平和の目的に限るという趣旨の決議に反しない」という解釈をとって、大規模災害等への対応にも備えるという名目を付け加えて、事実上の偵察衛星を情報収集衛星として保有すること決定しています。

 情報収集衛星の撮影画像は「必要に応じ、関係省庁にその結果を配布・伝達した」とされていますが、「秘密について保全措置を講じる者以外には非公開」ということで公開していません。今回の福島第一原発の爆発の状況も「配布、伝達」された国の機関があったのでしょうから、都合の悪ことを隠すことになったことは疑いありません。

 軍事機密として情報を管理、優先させることはかつての「戦争への道」を想起させます。


 宇宙飛行士だった秋山豊寛さん、元NHK解説委員の小出五郎さんも呼びかけ人になって、宇宙航空研究開発機構(JAXA)法からの「平和目的」規定削除に反対、これからも、日本の宇宙研究・開発は平和主義で行こう!(←リンク)とのアピールが出されています(赤旗情報)。国会請願オンライン署名を集めていたので、アクセスして署名を送信しました。

2012年4月4日水曜日

外交努力というのは日本にない?


 北朝鮮が発射する「飛翔体」落下に備えて迎撃態勢をとると、田中防衛省が準備命令を出した。日本が外交上どんな動きをしているのか、すればマスコミにもでてくるだろうけれども、いっこうに見えない。

 韓国サミットで「一緒に自制の呼びかけ」をしているだけで、日本としては経済制裁の延長をする以外は何の手も打たない。

 その一方で、地対空誘導弾PAC3配備、SM3搭載型イージス艦出動で「ミサイル防衛網」の配備をする。国連決議でも「事態の平和的、外交的かく政治的解決の約束」をすると、緊張を高める軍事的対応を否定しているのに。

 ロケット破片の落下位置を特定するのは非常に難しいと言われている。PAC3の射程は20キロ程度だそうで、まず難しそう。首都圏にこれ見よがしに配備して、まさに過剰反応。

 SM3のほうは、大気圏を音速の10倍から20倍で飛ぶロケットを迎撃するもので、弾丸を弾丸で撃ち落とすよりも難しいということ。こんな怪しい「ミサイル防衛網」で守ることにはならない。

 今回準備命令は大臣が出したが、自衛隊法では現場の事前判断で「撃てる」ことになっている。軍事行動が自衛隊の指揮官の判断で可能であることは、とても危険なこと。国同士の戦争になっていくことへの歯止めがない。

 電気事業連合会が、原発がミサイル攻撃された場合は大丈夫か?の質問に答えて「あらゆる外交的努力、政治的努力が傾注させることが重要」と応えている。電気事業連合会は原発問題でいろいろあるけれども、これはいただいておきましょう。

2012年4月3日火曜日

釣り場を見て、フキノトウ摘み

 ここ数日は5000歩程度しか歩いていなかった。昨日から強風で荒れる天気になると、気象庁が記者会見で注意を喚起していたので、なにか変な気がした。気象庁がこれまで記者会見というのをしていたのだろうか。官庁だからやる記者会見をやること自体はおかしくはないけど。


 それで、こちら山麓は午後から荒れるということなので、午前中早めに外に出て歩きだした。気温が上がってきているので、道路の雪は少なそうだったが、ほどなくやろうと思っているイワナ釣りの小沢をのぞいてみたい気がして、長靴で出かけた。


 3か所ばかり、水の流れ具合を見てみたが、水が増えているところもあり、雪解けが入っていないところもあり、様々だ。しかしこれから先は雪解け水が増えて水量はもっと多くなる。標高は400メートルくらいあるが、人家や畑が造成されているから、やさしい渓で、落差は小さい。


 かといえ、もっと下流に行けば水の流れは多くて雪が溶けるまで難しい状況になる。どこいらを入渓場所すればよいか、じっくり地形を眺めながら歩き回った。


 帰りがけに、一昨日採れたフキノトウのでている場所へよって、雪の切れ目から出ている若芽を、ビニール袋にいれて土産にした。一昨日採ったフキノトウは、調理にちょっと失敗して苦かったので、もう一度やってみることにした。


 このレシピもネットで見てみたら、いろいろなやり方があるようで、何回かやってみてうまくなることだろう。なんでもそうだけれども。かくして歩数計9000歩を超えた。

2012年4月2日月曜日

被災地を切り捨てるJR

 JR東日本は東日本大震災で被災したJR山田線、大船渡線について、バス輸送で「仮復旧」することで、岩手県に提案した。知事は「あくまでも鉄道の復旧を」という態度との報道だった。同じ日に、全線運休中の岩泉線を廃止にすると正式表明した。先月寝台特急「日本海」と急行「きたぐに」も廃止にして臨時列車としてしまうニュースがあったが、そんなにJRは資金に困っているのだろうか。


 整備新幹線はじゃんじゃん資金を投入しているわけだから、無いことはないだろう。JRに切り捨てられた、第三セクターの「三陸鉄道」は震災直後から復旧活動に、ものすごいがんばりで奮闘している。もうけるばかりが能じゃない。国鉄の分割民営化が、やっぱりこういうときにも問われてくる。


長いので別紙で紹介(このブログの「ページの項目」)
毎日新聞「毎日JP→「資金のめどさえつければ3年で完全復旧させたい」三陸鉄道望月社長…
ちょっとながいです。

2012年4月1日日曜日

冬の能登・白米千枚田


 3年前に能登半島を回って、石川県輪島市白米(しらよね)町の棚田を撮った。5月でちょうど田植えを終えたばかりの頃だった。この田を使う農家はすでになく、地元の町と隣の3軒ばかりの農家が協力して「オーナー制度」で田を保全しているということだった。

 ここで小泉純一郎のオーナー名をみて、唖然とした。構造改革ということで、農業に競争原理を取り入れ、事業者が参入できるようにした。農家には夢がもてずに跡継ぎがいないと、止めざるを得ないところが多く出た。農地は減反で狭められ、「放棄地」で荒れた。その立役者が田のオーナーになるなんて、まさか罪滅ぼしじゃないんでしょうね。

 コメを生業として生きてきた農家を抹消、今の言葉でリセットして、「観光農業」への変身をさせた。グリーンツーリズムだのエコツーリズムとか、外国の手法を取り入ることで、観光振興で金が落ちるようにと、どこにでもあるようなスタイルを取ろうという。それしかないのだろうか。

 日本の文化と横文字の国の文化は歴史も風土も違う。農業を再生させるという展望とは、ちょっと違っていると思うが。

 名称の由来を「数が多いので千枚田と呼ばれるが、[狭い田]」からの転という説もある」としている。古くからの農家の苦労を思わせて、意味合いが哀れだ。

 ちょうど一年前にホームページを立ち上げた「能登半島輪島[白米千枚田]公式ホームページ」は2011329日にテストしたまま、完成してない。

 冬の能登・白米千枚田は訪れる人も少ない。昨年6月に羽咋市以北の4市4町が「能登の里山里海」として世界農業遺産に登録された。今は田に隣接する山側に数軒の家も人の気配がない。田植え時、取り入れの頃は賑わうのだろうなと、撮り歩きながらふと想像した。
 写真集 →虚鯊の数多フォト