2012年9月30日日曜日

領土問題で炎上はご免だ

 こんなこと言ったら怒られるかもしれないが、尖閣列島や竹島が日本の領土だからどうだというんだろう。自分の日常生活にどれだけ影響しているかということだけ。韓国の人のインタビューでもそんなこと言っていた人がいた。とりあえずはそんなものだ。資源があるからとかヤギに島の植物が荒らされているとか、身近なこととはちょっと違う。

 問題なのは、問題になっているのに「領土問題は存在しない」として、対話による交渉を遅らせていることだ。テレビで珍しくまともな対談を放送していたが、現政府や役人側の対中国や、韓国での対策にはノウハウに知恵がないと言っていた。国有化を打ち出した77日は「盧溝橋事件の日」だった。中国にとって忘れられないこと「7.7事変」の日だ。国有化が挑発と捉えられるには十分すぎるくらいの設定になった。

 普通の外交の場合は、こうした場合は避けるのが常識ということだ。日本はかつての15年戦争を本格的に反省しているわけでないから、靖国神社参拝の問題も、ずっと引きずっている。日中では企業進出の都合から「棚上げ」あつかいとして合意してきた。財界の責任も大きいのに、ここでマスコミを通じてはなにも聞こえてこない。

 双方とも、交流から経済に深刻な影響が及んできたから、こんどは「ちょっかいごっこ」を棚上げして、あげていた「領土問題を」棚からおろして、対話をすればいいと思う。大江健三郎氏や木島等し元長崎市長など1300人が賛同した、まともな声明が出されていた。マスコミは「韓国で大歓迎」「反日民族主義を容認するもの」産経ニュースMSN)と、例によって摩擦を煽ることでの対応だった。

領土問題の悪循環を止めよう!

2012年9月29日土曜日

カメムシがやってきた

 彼岸を過ぎて、まだ暑さを残しているが、稲はもう取り入れのシーズンになった。仙人家の窓に、稲のネグラを追い出されたカメムシが、冬を越す場所を探しにやってきた。外に積んだマキの皮にもぐりこんで、暖炉にくべるときに家の中に入り込むのだ。二階の軒先に蜂の巣ができていた。他の蜂かなにか天敵にやられて、ぼろぼろになっていた。





2012年9月28日金曜日

昨日の続きを竜川で


 水量が多いのは本流筋しかないだろうと、御所湖に流れ込む竜川(雫石川上流)に行ってみた。グーグルの地図検索で航空写真を見て、幅広い流れになっているので何とかなるだろうと思えた。春木場を目標にして、竜川に架かる橋を渡ってから河原まで車で降りた。眺めるとアユを狙っているらしい二人が座り込んでいる。竿は置き竿にしていた。すでにあきらめているのかといった雰囲気だった。

 川は浅くて河原は広いし、石も大きくないから歩くのは楽そう。蚊バリが思い切り振れそうなところなので、昨日の続きをでカバリ釣りでやろうと決めた。

 身支度をして入り込む。広い流れは幾筋も流れがあって、竿が振れる場所にはことかかない。何回も振っているうちに、振ったラインの先の針はほとんど見えないが、魚が蚊バリに反応しているのが見える。小さくポシャッと飛びついているのが見える。やっぱりなかなかかからない。ラインがしっかり飛ぶようにと心がけることばかりに気をつかているから、釣っているという気が湧かない。

 おまけに型のいい魚が周囲で飛び上がっている。もう最後でと思った場所で、何気なく振っては3秒ほど流して、すぐに上げるというやり方をしてみた。これが「カラ合わせ」になったようで、連続して3尾(小さいハヤ、ヤマベ、ヤマメ)がかかった。カラ合わせは、本来の釣り方ではないだろうなと思いながらも、振る回数が短くて多くなる分だけ、蚊バリが落ちた後の位置の想像がついた。

 蚊バリ釣りは、腕も痛くなってきたので終了し、黒川虫をとって餌釣りに切り替えた。思った通り、ヤマベのよい型が反応してくれた。流れのゆるいところを流すとハヤ。流れの落ち込みの大場所で20センチ級が3尾かかった。ヤマベ13尾小型のハヤ10尾は夕げの唐揚げの食材になった。


竜川

2012年9月27日木曜日

今年最後の渓流釣りの首尾は


 岩手県の南畑川で、カバリで振ってみた。といえば格好がいいが、実戦で振ったのはこれまで何回もない。実は餌にキジとブドウ虫を用意してあったのだけれども、目的の鴬宿温泉上流のねらいが、あまりの水量の少なさと、苔の繁茂でつりには向かないとあきらめて、下った南畑川でやってみることにした。

 水は澄んでいて、ハヤとおぼしき魚の姿が見えるので下流に回り込んで河原に降りた。大体カバリの振り方がなっていないのはわかっていたが、200メートルくらいの間練習のつもりでやってみた。ラインがきれいに飛ばせるのが何回もないし、肝心の針がどこにあるのかさえ最初はわからなかった。

 やっているうちに、小さな魚が反応しているのがわかったから、もしかしたら間違って…。期待しながらもまあ無理だろうと、振りながら暮れなずんできた川面を上った。

 あきらめの気持ちが膨らんできたところで、ラインの下方の目印(ラインの色が変えたある)がスーと走った。瞬間をあわせたら、魚がかかった。あれかかったと喜んで小さな姿を引き寄せてみると、ヤマベだった。水が澄んでいるせいか、白くてきれいなものだった。

 よしと、もう一つ上流の場所へ。多分ここで暗くなってしまうだろうなと思いながら、振ってみた。教えてもらった振り方を確かめながら、何回か振っているうちに、ラインが気持ちよく伸びたと思いきや、またスーと動く。またヤマベだった。もう一回またヤマベ…。

 もうラインが見えない。その瞬間多応えの違う当たりが…。ヤマベは十数センチだったが、それよりは明らかに大きい手応え。と、合わせた瞬間水際でバレた姿が見えた。

2012年9月26日水曜日

夜活動するのはDNAに反する?


 人と土とは切っても切れない縁がある。住処も、ビルのマンションよりは小さくても庭が付いているのがいい。(もしも私が家を建てたなら…♪)大概の人は土に近いところをもとめる。
 
 人生の熟年ともなると、庭いじりか庭がなければ植木いじりを始める人が多い。育てるという作業が人にとって、潤いをもたらすような何かがあるのだろうか。
 
 農耕中心で暮らしていた時間は15000年もさかのぼるから、相当長期にわたって人の生き方を支配してきたといえる。明るいうちは田畑で働いて、暗くなったら家へ帰る。(明かりが使えるようになったら、「夜なべ」の仕事があった。)その長期の積み重ねが人のDNAを作ってきたのではないか。体内時計云々という話はそのことを指すのだろう。
 
 夜寝ない町は、世界中がコンピュータネットワークでつながり、「儲けの情報」を早くキャッチすることが必要なったところにできあがった。社会の活動スタイルの変容が、私たちのDNAの変化を要求しているというのだろうか。
 
 非正規従業者が、1年の就業期間、超過勤務の支給もないなどの処遇改善のために労働組合を作った。ハローワークの話となれば、漫才のネタにもできない笑えない話。不条理に出来上がってしまった社会に、土を触る生活をして自然に触れて暮らすことが、一つのテーマになっている現代は、人の生活を見直す「回帰」になっているのかも。

2012年9月25日火曜日

スマートフォンなんか、と言うものの


 なにで使っているのか最近電車の中で、ちらりと見たりするとどうも文字を追っているみたいだ。どうせゲームか何かで使っているのだろうと思っていたが、そうでもないらしい。

 Facebookにはスマートフォンなどからの投稿がでてくる。ツイッターやブログ、各種のネットニュース情報はいま、流れていくように早いから、昨日と今日どころか、一時間後にはどう動くかみたいなことになっている。

 日常の生活がそんなに振り回されるのは、好むところではないが、テレビの報道や大新聞などの時事ニュースでは間に合わない情報が行きかっている。確かにテレビニュースの数分間の枠や机上で作成したような記事では、今の社会で起きている事柄を拾い上げて伝えることにはできないだろう。

 しかもテレビのワイドショーは判で押したように同じで、ニュースで報道していることをネタにしてコメントをするだけのこと。不足の部分をネットが補っているようなものだ。NHKにしても民放にしても、ネットから取り寄せた情報をネタに使っている番組さえでてきた。そうすることが、ネタの拾い上げに効率的で人件費のかからないやり方になっているのだろう。

 SNS(交流サイト)に投稿された登録者のコメントは、ツイッターやFacebook、グーグルプラスなどで、時系列に流れ出ているからこれを介しての「コミュニティ」と「友人」づくりが成り立っている。スマートフォンはどうやらこの器具として、有力で簡便なツールになっているようだ。いまどきの秒刻み分刻みの忙しい生活では必需品なのかもしれない。

2012年9月24日月曜日


 今日は、ツイッターで橋下徹氏が大活躍で、50本ものツイッターを打ち込んだと、批判する人がいた。橋下氏答えて曰く「お休みをいただいております」。領土問題で吹きまくり、内容は結局歴代政権と違わない。


 自民党の総裁選挙で「領土問題は主権の問題!」と大声を出すが、危険極まりないオスプレイの強行配備は「主権」にかかわることではないか。こちらは「売国的」処遇。

 岩手山麓で朝から自衛隊の砲撃演習が始まった。発車音から7~8秒で炸裂音がする。家の柱から衝撃が伝わる。橋下氏の言う「生身の力」練習か。





2012年9月23日日曜日

実りの秋2


 庭に小さな花壇をつくって遊んだことはあっても、畠のことを直に心配したころなどはなかった。仙人の家は、ナス、トマト、ササギ、ピーマン、トウモロコシが、植えられている。苗の数はたくさんないが、それでも今の時期は少人数で消化するには忙しくなる。

 枝豆は一時にたくさん収穫されたので、近所に配ってあるいたらしい。東京にも送ってもらったが、実が入らずに薄っぺらなものだった。しかし、味と香りは悪くなかった。トマトは小ぶりで、それこそ商品としてみたら成り立ちそうもないものだが、これも味と香りがよい。

 皮は固いが、最近こんなに味わって食べたことがない。生ものは成熟したものを早く食べるのがいい。ボチボチ食欲も減ってきた身には、美味しいものを少なめに食べる方が、理にかなってメタボ防止になる。

トウモロコシ不出来




2012年9月22日土曜日

実りの秋


 岩手山麓の道路を久しぶりに歩いた。登山道から下りてくる車がひっきりなしに走る。足元にリスが多分車に跳ねられたとみえる。身体の一部をつぶされてひっくり返っていた。今年は栗が豊富に実をつけているそうで、落ちた栗を拾うのに道端に出てきてしまったものか。

 歩き始めは空気が冷やかに感じていたが、歩き出すと汗が出そうになる。無理をしないでUターンしてきたが、帰り道には被災リスはなかった。カラスかトンビがもっていったのだろう。自然界は自己完結型で、生から死まで、無駄なく出来上がっている。

 今朝がたは、小学生から高校生までの小集団が、資源回収に回っていた。ドアフォンを押して、挨拶をするやり方を大人たちから教えてもらって、一生懸命やっていた。人間界は自己完結型にするためには教育が必要なわけだ。


2012年9月21日金曜日

ちいせぇ、ちいせぇ

 パソコンの文字が小さくてねぇ。パソコンを開発する連中は、そんなことは織り込み済みで、拡大する方法はいくつもある。ところがなにせ、パソコンというのが最初は何が何だかわからない代物だからやっかいだ。

 技術の開発はそうした問題の解決を目指すことなのだろうけど、これに限ってはあれこれの仕掛けが多すぎて、どうすればよいかよりも、自分で何をしようとしてるのかさえ不明になって、ただただうろついて疲れ果てる。

 解決がなかなかつかないから、無為な時間だったと思ってしまう。ほんとは無駄遣いではないのだろうけど、こんな繰り返しで、ほんとにどこが便利な機器なのか、判然としない評価をする羽目になる。即決で分かるようになるためには、大枚をかけて勉強に行くことが一番手っ取り早い解決になる。なんだって金だ。

 職場にパソコンが導入されて、各種の書類や申請書が「電子化」されていった。税の調査で「決定通知書」がシステムに取り込まれたとき、不服審査の説明文が小さい文字で印刷された。そういう「開発」になったとき、それはまずいんじゃないのという声があがった。不服審査という権利を説明する文が、虫眼鏡でないと読めないようなものでいいのか。今届く役所の通知類は、そう極端に小さくないから、改まっているかもしれないが。


2012年9月20日木曜日

政治が悪くて、悪を栄えさせるのでは。


8月28日付ニュース→NikkeiBP net
================================
 高齢者を狙った消費者被害が年々増えている。国民生活センターによれば、全国の消費生活センターに寄せられた70歳以上の相談件数は2004年度に10万件を突破。2010年度には137000件を上回り、増加の一途をたどっている。
================================
 詐欺の最たるものは公約とマニュフェスト。これも高齢者をターゲットにして、少々の「蓄え」からも金を引き出すようなことばかりしている。今年は介護保険、区民税、健康保険の徴収も遠慮なく年金からの天引きや「原則振替」制度で持っていかれる。

 とどのつまりが消費税増税で、人生の営み全体に定率で税金を取り上げる増税が出来上がってしまった。相競って消費税増税を強行した政党の「総裁選」をマスコミが一所懸命取り上げるのも妙な感じだ。だいたい、一政党のトップポストの選挙は私的な行動だろうに。わざわざネタを拾い上げて報道する。もっとましなネタはないはけではないだろうに。


2012年9月19日水曜日

日航の再上場でビジネスOKならいいのか

 日航の人員整理になった元機長は「格安航空の機長」にやっと「再就職」できた。そのベテランの機長は、日航が起こした御巣鷹山の航空機墜落事故を経験して、日航でも研修に取り入れて教えてきた人だった。16000人の人員整理(首を切りとは言わず)をした日航は、株式市場へ再上場を果たして再生したとNHKが報道した。

 日航は2000億円の収益をあげながら165人を解雇したまま裁判中。電器産業は12万人の人員整理と勝手放題の様相。これも政府は自主的に動こうともしない。企業の社会的な責任あり方というのが全く見えない。株価が上がり配当があればあとは…というのは、あり方として間違いだ。

 毎日のようにある通勤電車の「人身事故」はその土壌を誰が作っているのか想像できる。原因が雇用問題だけとは言わないが、自殺者の数は年3万人。10年で一つの自治体が消えていく規模だ。

2012年9月18日火曜日

過去の歴史を置いておくのでは進まない

 北京の反日デモ5000人の乱暴狼藉を、日本のマスコミが煽り立てている。領土問題は、これまで国同士の戦争の火種になってきた。日本が中国に対してやってきた過去の歴史をそのままにしておいては、領土問題を解決するのは難しい。

 過去の侵略戦争の歴史は日本でも、政治の上で清算ができていない。ここから軍事行動による争いを「やってはならない」とする歯止めをかける主張が弱いのではないだろうか。中国政府も暴力を使うデモを民主的権利と思っているわけではないだろう。しかるべき対応をちゃんとするべきだ。

 冷静にという主張が中国でもあると報道しているのに、日本のマスコミが煽り立てることばかりに腐心するなら、かつての違反の歴史を繰り返すことにつながる。81年前の今日、柳条湖の鉄道爆破事件から始まった15年戦争の悪魔の負遺産。

 「関東軍が満洲事変の口火とするため自演の鉄道爆破事件を起こした謀略事件である」(ウィキペディア)ことを、知らぬ過去のこととしておくだけでは済まない。

 自民党の総裁選挙で、「自衛隊を増員して…」などと言う程度の知恵だから、今まで領土問題が進展しなかったのではないか。領土問題を棚上げしてきたのは誰なのかさっぱり自覚がないようだ。NHKでも「暴動」を詳しく取り上げて報道するが、それなら40県以上で開催されている脱原発集会が、整然かつ冷静に中国よりはずっと大きい規模で行われているのに「詳しく報道しない」のはなぜなのか。




2012年9月17日月曜日

大きな穴。




 朝がいくらか涼しい。起きたのはゆっくり目立ったが、ようやく歩く気が湧いてきた。夏の暑さのダメージがあるのか、やりたいことがスっと進められなくて、落ち着かない。表に出て歩き始めると不思議なことに頭が回転してくる。今日もカメラを持たずに出てしまったが、昨日までだった祭りの後かたづけを、どこでもやっていた。こういうところを撮れると、また祭りの違った雰囲気が捉えられると思うのだが、失敗。その代わりに携帯で、アンパンの大きすぎる穴を映像で撮ってみた。





2012年9月16日日曜日

神輿担ぐぞ


 パソコン「業務」が一区切り着いたので、夕方散歩に出る。40分コースで区界まで回った。祭りの最終日だったから、あちこちで神輿を担いでいるのに遭遇した。カメラを持って来ればよかったなと思ったが、夕陽がかなり落ちているので撮るにはちょっと暗い状況だった。夕陽が斜めにさして神輿に日が当たったところなんかいいだろうなと、想像だけして見ていた。

 道路沿いの商店が協力してやっているからか、若い人が担ぎ手でも活躍していた。祭りも年々盛会になっている様子だ。まだ暑いときに神輿を担いで大汗かいて、ビールを飲んだら美味いだろうなと、ちょっと羨ましい思いがした。

 イベントと言えば11月11日に「原発は即ゼロ」の集会が「首都圏反原発連合」と「原発をなくす連絡会」双方で持たれるということだ。首都圏100万人占拠という行動としてやるそうだし、全国連絡会は全国津々浦々で多様な行動をと呼びかけている。日本有史以来の大きな抗議行動になりそうだ。氷川神輿は無理でもこちらは参加して、原発ゼロへのドラマを構成したいものだ。2030年まで原発稼働では、承服できない。

2012年9月15日土曜日

合唱団「むらさき式部」の元気伝わる


 働いていた職場から生まれた合唱団が、25周年記念演奏会を催した。久方ぶりの音♪に、耳の奥に気持ちの良い響きが共鳴した。来場した人たちも元の職場の人たちがたくさんだった。お互いに「白髪増えた」と挨拶しあった。歌よし知った顔にあえてよし。和んだ日だった。

 

メールでは済まない用事


 込み入った話はメールよりは、顔を合わせる方がいい。ひところまではメールだの携帯電話だのは、特別の「人種」と思っていたが、今は特別の人種にいやおうなく仲間入りだから、その大事さがわかる。桜木町駅で降りて偶然ヤカンに出会った。翌日のイベントで使うらしい、大きなヤカン。   

 込入った話は難なく終わって、生ビールで乾杯。偶然この日になった友人との宴会場所の川崎に向かう。駅はものすごい混雑だった。友人が見つけてくれて、美味しい焼き鳥を食べながら、釣りと写真の話に興じた。




2012年9月13日木曜日

Facebookのともだち

 628日からfacebookに参加してみた。友達を作って、情報を共有したり情報で同感共鳴したり、コメントしたりしながら交流輪を広げていく。そんなことが薄々わかってきたが、わかるにつれて交流サイトとして相当ひろがっていくものという感じがするようになった。

 この使用によって写真をアップして合評に近いことも可能になっているから、カメラメーカーが持つサイトにアップして友達に見せるという範疇は超えている。携帯電話のメールのやり取りとはまったく違った交流だ。使い方が呑み込めるまで、少し厄介だがわかってくると、さっき書き込んだ言葉への反応がすぐに返ってきたりして、交流の実感をもたせてくれる。

 入り口で厄介だったのが、実名と写真を登録せよということだった。ツイッターやミクシーなどは実名を使わなくてもOKなのだが、これは違う。おまけに自分の写真を載せろというのには逡巡した。個人情報が使われて悪用などということが漠然と心配で、思い切るのに時間がかかった。

 なにかの目的で、検索にかけられたらなどと心配を完全に払拭はできなかったものの、写真を載せたとしてもクレジットカードから引き落とされるわけでなし、税金の滞納処分に使われるわけでもない(滞納してない…念のため)。指名手配はまあないとして、やってみることにした。

 恥ずかしながらわかっていなかった友達検索で、自分が管理しているメールアドレスに「友達になりませんか」という通知を出す設定をしてしまったために、全員に通知を出してしまった。どうも気が利きすぎているみたいだ。

 通知が来たよと何人かの人に言われた。今、どうもその通知から登録をした友人がいるようなのだが、名前だけなのでそうなのかどうかがわからない。これでプロフィールの写真が載っていればわかるということだとやっと理解できた。それにあれこれの情報へのコメントや投稿が、プロフィール写真つきならお互いに信頼、安心感がある。ここいらが、「アラブの春」で活躍した理由かもしれない。


2012年9月12日水曜日

給料が高いのはいけません~は誰も賛成できない

 消費税増税が強行されて、担税能力のない人からももっと税を取ることになった。消費税増税をするなら自らの身を切るという理由で公務員の人件費削減を、国民への説明として使っている。
 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
女性自身 95()78分配信
不景気に苦しむ国民に消費税を求める野田首相。5%の増税をすると毎年、約13兆円の税収入となり、ギリシャをはじめとする欧州のような財政破綻を防ぐことができるというのだ。理屈はわかるが、はたして本当にもう財源はないのだろうか? これに対して「財源はあります」ときっぱり言い切るのは、公務員の給与を研究する賃金コンサルタントで北見賃金研究所所長の北見昌朗氏だ。

「国と地方を合わせた公務員数約392万人に今後20年間で支払うことになる退職金を以前試算したところ、累計額で62兆円以上もあった。これは消費税の4.8年分にも相当する金額です。中小企業の退職金が平均500万円であるのに対して、公務員の定年退職金は平均2700万円ですから、単純に考えても、増税の前に彼らの給与をまずは見直すべきでしょう」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 こんな具合に、スケープゴートに使われる。
 民間給与が、さしたる組合の対応もなくどんどん切り下げられるから、公務員の賃金が浮き出てくることになる。公務員賃金は、人事院や人事委員会の民間賃金の調査の結果を勧告する。議会がそれを決めているから、中小零細企業に比べたら差は出るが、「同規模の事業所」を調べているからおおすじ客観的のもので、高くなることはない。ほんとうは調査対象の規模も小さめを拾っている不届きさもある。

 「公務員の人件費が高い」世論作りは繰り返されて、あたかもそれが財政を圧迫しているかのような宣伝をする。「増税の前に彼らの給与をまず見直すべきでしょう」というが、消費税増税が「彼ら」の責任で決められるわけではない。現行の選挙制度で当選した「彼ら」の責任でやっていることだ。

 当の北見賃金研究所のHPを覗いてみたら
 「中小企業は『国際競争力』を削ぐような『公務員並みの基本給・給与』制度をやるのは問題だ」と提言している。公務員、民間にかかわらず、賃金制度や処遇はよくしてはいけないと正直に言っている。民間と公務員の足の引っ張り合いになるように仕掛けられてる。本当の無駄を隠す役割はしっかり果たしている。

1999年と2004年の源泉徴収票をみてみると73万円の減になっている。それ以降も下がることはあっても上がることはない。近所の建売住宅が完成後なかなか売れなくて、4700万円から4500万円に値下げした。さもありなんと思う。


ハゼがおかしい

 9日、木更津でのハゼつり大会が終わって、ハゼ釣りは終期が近い。今の時期はハゼが育って、手ごたえのあるハゼが釣れる。ところが今年は小さいのも目立つ。ハゼの産卵の時期がズレているということか。

 ちょっと長いスパンで見ると、ハゼの釣れ具合が悪くなっている。釣りの大会の釣り場範囲を広げなければならないほどだ。産卵の時期がズレているのは、前年の親の育ちがズレたということ。想像の域は出ないが、例えば温暖化による水温の上昇が、プレッシャーになっているとか。

 東京湾には限らないが、埋立てて工業団地にしてしまった臨海部に、今は干潟や浅瀬はないに等しい。釣り場にしているところに温泉ホテルが建ってしばらくたつ。地域活性のための施設として「歓迎」された。この廃水が40度あるというから、これが海に流れ出せば、スズキにはいいかもしれないが、ハゼにはどうだろう。

 アクアラインの橋脚がたったとき、その周りの塩性植物の生態系に影響を与えた。潮の流れに変化が生じて水面が上昇するところも出たという。ハゼは陸から見て、非常に近い海に生息しているから、陸側の環境の改変にかなり影響されることだろう。陸側にいるものの都合によって、そうとうハゼの世界が住みづらくなっていることは間違いない。「ハゼはどこかへ行くでしょう」といった人を思い出した。


2012年9月10日月曜日

魚離れは、釣りで。


イオンは、水産庁が水産物の消費拡大を狙いに推進する手軽で食べやすい魚ファストフィッシュの国内初の商品として、東北・三陸産のサンマを使った「骨取り味つきさんま」を展開するという。東日本大震災の被災地復興支援もあって、岩手県久慈市漁協、三陸鉄道(岩手県宮古市)と協力してやる。
 

 ファストフィッシュは、生産者、水産関係、流通業者など魚に関わる企業・団体が一体となって魚離れを食い止めるための水産庁の取り組み「魚の国のしあわせ」プロジェクトの一環。初のファストフィッシュとなった骨取り味つきさんまは、「骨を取るのが面倒」「魚の調理の方法が分からない」などといった声に応えたそう。
 
 魚は骨ごと食べるとうまいし、カルシウムが採れると子供のころから教えられてきた。第一、骨ごと食べるのがかっこよかった。そのせいで、骨を咽喉に刺して、よく医者に行って抜いてもらった。サンマの骨はあぶって食べるとカリカリしておいしい。

 調理に便利なように味付けまでやって商品にする。魚離れは、そんなことで減るのだろうか。「便利で早くて簡単でOKなこと」を選択して、食文化が衰退するような気がしてならない。それこそ釣りでも広めて、身近な魚に親しめるようするのも、ひとつの手なんじゃないか。

2012年9月9日日曜日

釣り大会、釣る人はやっぱり釣る

 このときは、夏がそろそろ終わりになりかけて、秋がツツツとよってくるそんな気配が今日はした。夏の雲がモクモクとでて、雨を降らせようか狙っている。

 で、暑くて風がなくて、ハゼの反応がウーンと渋いとあって、忍の一字は衆妙の門てな感じ。大会だから頑張らねばと、弱音押し込めて、ハゼのアタリをひたすら待つ。しかし結果は惨憺たるもの。

 いや、この場でこの条件では頑張ったんじゃないかと、思いつつ検量結果を見たらいつものとおり、名人は結果を出している。釣りは趣味なんだから、そんなにたくさん釣らなくても…と、自分に言い訳をしながら、しかし、もっとたくさん釣りたいのが、釣り趣向者の常。

 確かに、たくさん釣れた時の「快感」はたまらない。だから技量をあげなくてはならなくなる。いつも釣果を多くあげられる人は、研究を怠らなし釣りに行く回数も多い。そこまで追いついていくのはなかなか大変だ。

 今日はゆく夏を惜しんでか、家族連れで子供がたくさん釣りをしていた。他の会のハゼ釣り大会もあったようで、広い釣り場どこでも混雑していた。



2012年9月8日土曜日

釣りが好きでもダメなんです


釣り師は「てんぐ」が多いと言われる。他人事でなく、やっぱり釣れると自慢をしたくなるもの。つりは「微妙に」思惑どおりに結果が出ないものだから、ついつい天狗になって落語みたいな大仰な話をする。その虚構話は人を傷つけることはないから、許される風土が出来上がっている。
 
 「太公望の腕前、認めてほしかった」とまあ素直な巡査部長サン。釣り雑誌の原稿書きで報酬もらっていた。釣竿やルアーなどももらっていたという。テレビ出演もしたというから、結構な腕前なのかもしれない。懲戒処分を受けてから依願退職した。

 公務員だから兼業は公務員法に触れる。でもどうも腑に落ちないのは「特別職の公務員」。自治体の長もそうだ。同じ公務員でありながら、政治活動もできるし、選挙活動もできる。本を書いて売ってもいい。職務専念の義務から免れている。政党設立もできる。そのうえ何でも言いたい放題。嫌になったら職を放り出すのもOKだなんて、なんて恵まれた公務員なんだろう。



人手が少ないことが最上ではない


NHKニュース・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 京王電鉄でトラブルの原因を調べたところ、川崎市麻生区にある若葉台駅の通信装置の電子部品に不具合が見つかり、通信が正常にできなくなっていたことが分かりました。
この通信装置は、各駅に設置されていて、運輸指令所は、この装置を通じて駅の信号やポイントの切り替えを一括して行っています。制御システム自体に問題はないということで、京王電鉄では、不具合があった電子部品を詳しく調べることにしています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 5日の京王線の運転停止で、7万人が影響を受けたとのこと。
制御システムに問題がなくて、電子分品の不具合ということなので、「集積回路、液晶ディスプレイ、コンデンサ、蛍光灯、スイッチ、ヒューズ、電線」などのことだから、保守点検がおろそかになっているということではないか。

 制御システムはなんでもなくて起きてしまったのなら、そう考えられる。でないとしたら、制御システムで事前に問題を拾い出せなかったということになる。収益強化のために、人手を減らすというやり方がこういうこと起こす。

 国鉄の分割民営化のとき、ダメになった蛍光灯の取り換えは、一本ではやらずに何パーセントかになってからやるということもあった。コンピュータで人の手間をいろいろ軽減することはあると思うが、万能にしてしまっては「安全神話」になってしまう。

 最近運転停止の事故が多いが、「車両点検のため」というアナウンスも多い。車両点検は、電車が稼働中にするものではないだろう。



2012年9月6日木曜日

米産牛いいね! はよくない


 アメリカから輸入する牛の輸入対象を緩和するって、驚いた話。全頭検査がいらない対象を20ヶ月以下から30ヶ月以下に緩める。BSE(牛海面状脳症)…牛の脳がスポンジ状になる病原体が蓄積する頭部、脊髄の除去についても国内産も合わせて30か月以下のものに緩和する。内閣府の食品安全委員会プリオン専門調査会が答申案をまとめた。アメリカの要求にこたえたTPP参加の一コマ。
 
 総裁候補がぞろぞろいて、何が違いだか何が政策なのかさっぱりわからない、離合集散の繰り返し。オスプレイは?原発ゼロは?後期高齢者医療制度は?年金は?…はさて、どこかへ置いておいてニコニコしながら、しゃべっている。おいおい、せめてTPPはどうするかぐらい言ってよ。違いがないなら、ジャンケンで決めてもいいんだし。

2012年9月5日水曜日

枝豆より不幸


 岩手山麓から枝豆を送ってきた。雪解けの後、人に頼んで土を起こしてもらって、種をまいたものが撒いたものが実った。堆肥を入れ雑草を取り払って貰って育った。豆の入りが少し小さくて、何かの影響があったものだろうが、味は悪くない。

 豆が小さかったから、もう少し待とうと様子を見ていたら、黄色くいなってきたので、急いで刈り取って収穫したのだという。山麓の気温と土、雨の量などの影響で成長が変わってくる。なにが原因かは率直なところ分からない。いや実はわかっているけれども、我々が知らないだけかもしれない。ともあれ自然のパランスは微妙のものだ。枝豆が喜んで成長していたのではないことだけははっきりしている。

 子供たちも「喜んで成長」していない。いじめの構造は、いじめるものがいるからだというのは、短絡的な発想ではないか。なぜ苛めるのかの解明がいる。いじめの構造は、大人の世界というより社会の構造の中に包含している。人と人の関係の中に極度の競争や差別がある。競争で負けたものは「仕方がないんだ」と切り捨てている。

 品川区がいじめた子供を排除できることにするというが、そんなことをしたらもっと酷いことにならないだろうか。いま、苛めにあった子供は「苛められていない」と話すという。苛められても、そうでないということを言わせるまでの苛めになっている。そうでなく、相手にしてもらえる友達だと思い込んでいるとしたらこれも大変だ。今の子供たちは、枝豆よりも不幸だ。

2012年9月4日火曜日

政局をとらえるにも、骨がなくちゃ

 総裁選とかで、民主党ではあの人気のない内閣の野田首相が有力というし、半野党の自民党はぞろぞろと候補者がでたり、もったいぶったりして、マスコミがこれを人気投票までして煽って、AKB48の総選挙かいと思うほど。昔首相になった人まででてきて、まあ法に触れるというわけではありませんが。

 政党が自分の都合でお決めになることを、いちいち報道で取り上げるなら大変ですよ。今政党が多いんだから。維新の会ばっかり持ち上げてやるのも拙いし、緑の党もでてくるわけでしょ。

 目立つことだけを取り上げるのがマスコミだというのはいいわけだよ。公正だとか公平を大事にすること、社会正義を曲げないことがなくなったら、ものの発展につながらなくなる。

 石原慎太郎さんが何しようと無批判にしていていいのか。尖閣列島のヤギの食害を心配するより他に都政に問題はないという認識なのか。国や自治体の役割とはなんだということを、ちゃんと捉えてほしい。自治体の長を足掛かりにして本来の「職務専念の義務」を果たさない連中がどんどん出てくるのは、マスコミのせいと言っても過言でない。

2012年9月3日月曜日

これがコミュニケーションかな

 人間生きていくにはコミュニケーションが必要。これは、人が太古の時代から顔を突き合わせて、意思を交わして情報交換をして生きてきた歴史だし、社会を発展させてきた原動力だったのだろう。

 企業でも生産性や売り上げを伸ばすために、簡単に言えば従業者に過密な業務を背負わせる。しかしその疲労のために、従業者に体調を崩すものが増える。企業の存続にとっての人材も保全しなくてはならないから、コミュニケーションを経営管理のひとつの目的に据える。

 ネットの世界もこのコミュニケーションが意見交換の主軸になっているように見えてきた。パソコンでツイッターだのブログだのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・システム)で他人とのつながりを作るのは、この本性によるものだろうか。

 今、地域社会の繋がりが、移転や高齢化、子供の減少で非常に薄いものになっている。だが、隣の人が何をしているかわからなくても、ネットならつながっていくことができる。遠い地域にいる人とでも、平気でつながりを作れる。

 問題はこのシロモノがわかるまでが、何とも手間がかかる。いろいろ試してみて、やっとわかっても実は目的が違っていたり、ルールにのっていなかったり、書き込んでは消してみたりして苦闘する。

 でも間違えても「抹消」は必ずどんなところにもついているから、新しいことをやるときには「抹消」はどうやったらできるかということを念頭におきながらやる。苦労してフェースブックに投稿したものに、「いいね!」とクリックされると、これがコミュニケーションかと、こそばゆい感じがする。

2012年9月2日日曜日

つりの楽しみがパソコンいじりではねぇ


釣りの総会があった前後のあいだに撮りためた写真を、ブログとHPに載せようと机上の作業に明け暮れていたが、どうやら山は越した。

デジタル写真は嫌というほどたくさんシャッターを押してしまうから、後の始末がまたかかる。HP用の写真を選択して、少々編集して「軽くして」素材にする。文章はブログがちょっと長いだけで、写真用のHPはわりと簡単に更新できる。

「写真エッセイ」としゃれ込んだものを旅の都度作るが、この文章は下手なりにも推敲がいる。ブログも一定文字数があるから、これも考えなくてはならない。見直す度に直すところが出てくるのは不思議だ。(要するに文章が拙いと言うだけのことかもしれないが)

 出かける予定だった渓流釣りは、家族が二人入院してしまったので中止にした。その分集中してあたったのでおもったより捗ったようだ。つりの様子を電話で聞いてみたら、昨年より状況はよくないと話していた。でも、同じ指先使うならキーボードよりも、釣り餌を付ける方がいい。幸い義母は今日退院できた。


(御用とお急ぎでない方は、上部のリンクからご覧ください)


2012年9月1日土曜日

江田島の牡蠣ひび


 江田島の別荘に泊めていただいた帰り道に、海の浅場に「牡蠣ひび」を見た。

 8月ごろ筏に貝殻とビニールで造った「暖簾」を海につるすと、泳いでいた牡蠣の幼生が暖簾に付く(採苗)。しかしそのままでは1~2か月で死んでしまうので、海から引き揚げて海岸に並べて干す。最初は干満で海の水から出るところに置き、冬の間は一日中冷たい風のあたるところに干すことで、小さい牡蠣は丈夫になる。冬から春を過ごして暖簾を乗り換え、筏にぶらさげて海に戻され、暖かい海で十分なプランクトンを食べて育つ。
 
 牡蠣が大きく育つためには、プランクトンが豊富であることがいいらしい。東京湾奥の三番瀬干潟に、牡蠣礁が発達していると聞いた。干潟で潮の干満で空気に触れることや、波が穏やかなこと、有機物が供給されることがつくりだすものだろう。貴重な自然を守ろうとラムサール条約登録地へと運動が続いている。

 東京湾臨海部のお台場公園「人口干潟」は、下水処理水の浄化がしきれないため、一部汚染水が流れ込んでいる。海で遊ぶ場合いは、あまり酷いから、膝までしか入ってはいけないという制限をしている。

 他から海水を引いて注入したりしているが、はかばかしくなく、ついに(というべきか)牡蠣礁を造成して浄化しようという試みになった。牡蠣の浄化能力に期待して。自然をないがしろにして都市づくり、経済の発展、収益追求がされた結果がこんな可笑しなことになる。


 広島の牡蠣の養殖は室町時代に始まった。海岸に石を撒いておいて、牡蠣のついた石を集めて浅い海辺に移して育てた。自然との調和とはこれが原点だろう。原点をとっくになくして、温暖化の心配を人類の課題としなければならなくなった。これを発展だの幸せというのだろうか。


江田島の海(瀬戸内
東京湾お台場