案内をいただいた須山敦行さんの「風景スケッチ展」を見に行った。バイクに乗っていった先でスケッチをしたもので、いわゆる絵葉書的な風景とは一味違う図柄を描いたものだった。
自分もそういう景色が好きだから、親しい感じでみることができた。淡い色と線で描いているので、カメラで撮る「ピントぴったり」とまったく異質な自由さと柔らかさを感じた。
その上に、俳句をたしなんでおられて、もし自分ならワザとらしくひねっくってつくるであろうところを、ストレートで端的に表現されているので、とても好感をもてた。余韻を味わいながらの帰り道、喫茶店で暑さしのいだが、店を出たときは未だ夏を感じさせる太陽がきつく照らしていた。
虚鯊は「ウロハゼ」。関西で好んで食べられている。すしネタでもいけるとか。「あーそーべー」は山形の方言で、一緒に遊ぼうとの意味。ウロハゼは関東の海でも増えてきているもよう。温暖化の影響かもしれない。夏のハゼ釣りのとき、マハゼに混じってつれるが、「つりの競技会」となると、邪魔者にされることがある。
2012年8月19日日曜日
日本が馬鹿にされているとしたら
日米安保体制の弱体化が「一斉」領土問題を起こしているという考え方はどうなんだろう。オスプレイの配備強行を巡って、安保条約への言及もでてくる状況を言っているとしたら、それこそこれまで、一向に進展できなかった領土問題の経過を見ない議論ではないかと思う。
これまでの歴史を元にした「交渉」をやればいいいのに、やってきたのは「棚上げ」だった。棚からおろして二国間で話し合うという当たり前のことがなぜできないのか。安保体制、自衛隊、海上保安庁、警察力の発動だけを頼りにしか考えられない発想がそうさせてきたのではないか。
日本が足元を見られたとしたら、東日本大震災後の対応や、世論に抗しての原発再稼働、アメリカ軍の主張丸のみのオスプレイ配備、なによりマニュフェストを放り投げた民主党政府の態度と、これだけあれば日本の政治は十分に馬鹿にされる。
率直に言えば、これまでやれなかった政権に代わってもらわなければダメだと論理的には言える。
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