2017年3月31日金曜日

桜開花を邪魔する野暮なやつ

 息子から仕事が忙しくて家に帰れないから、着替えを持ってきてほしいと連絡があった。睡眠もあまりとれずに、それらしき手当もされずに仕事をしている。身体のことを考えたら思い切った決断をした方がいいと、話はするもののもうひとつ先の結論がでていない。

 「一日8時間週40時間の例外」を野放しになるということ、他人事でない。「小規模事業所」ゆえ雇用主の責任だけではないと思うが、日本の「力」とはそんなものなのかと思うし、株価が上がればいいみたいなことで、よろこんでいればいいということにはならない。

 着替えを渡しに行ったついでに、市ヶ谷辺りの桜を見に行った。このところの低気温で、つぼみが固いものがほとんどだが、ちらりほらりと開いているものもあり、目を楽しませてもらった。歩いている人もちらりほらりだった。今期は遅れているが、時がたてば必ず咲くのだから心配はない。世の中のほうは、なかなか「開花」とはいかないようでも。







2017年3月25日土曜日

♪どんなにじょうずに隠れても♬

ひよこがね
お庭でぴょこぴょこ
かくれんぼ
どんなに上手に隠れても
黄色いあんよが
見えてるよ
だんだんだーれが
めっかった
(「かわいいかくれんぼ」中田喜直作曲)

 そのご婦人がこんなにかわいいというわけではないが、籠池氏証人喚問をみていて頭に浮かんできた童謡。「♫どんなに上手に隠れても…」の詩は本来の意味が違うとサトーハチローが怒られるかもしれない。幼くかわいいというところだけをちょっとだけ使わせていただいた。廃止された教育勅語に涙し、とりまきには誠実実直さを振りまき、Facebookで反論を試みるなどみると、隠しているようで見えているよねという以外ない。

 便宜を図っているということは、どんなに隠し立てしても消えることはない。逆説でいえば「あった」ことだから。首相とマスコミの常設宴会や報道対策、ネトウヨを使った圧力もほころびが見えてきた。隠し立てはやっぱり都合が悪いことを見せないようにすることであることを、また確認しなくてはならないだろう。

 隠し立ては、暮らしやら健康やら財政支出やらをつかさどるお役人たちが、政策の名のもとで一定の部分だけに優遇を施すために必要なことだった。そのため動くものだと、このところの報道でも明確になってきている。「せっかくのマスコミ対策」も、隠しおおせるものでないということがはっきりしてきた。

 これほどまで貶められている当該お役人たちも、ある意味気の毒ではあるが、当該の財務省理財局長が国税庁長官に異動という、まるで劇的な変身も漫画チックというか、妙に絡んだことになっている。税を使う方から取る方へという事情は、「使わしてもらった分は、税をいただきます」ということかい?というアホなことを考えてしまう。必然なのか偶然なのかはわかりようがないが、漫画では使えるだろう。

 森友学園の「ああ青春の胸の血は」も愉快な話だ。無断使用をさておいても、いくら好きだからと言って「建学の精神で」他者の歌を使うって何だろう。うちのカミさん、追っかけファンなのでご立腹だ。自分でするものだと、全面批判をしているブログがあった。

→ 校歌には見学の精神が

2017年3月19日日曜日

山から下りてマキを運び、床屋に行くアナログ生活。

 岩手山麓にまたやってきた。上ってくるまでの道路に雪はまったくないが、山林が生えているところに入ると、圧雪されたところが急に現れて、轍部分だけが溶けて道路面がみえるようになる。国道のほうは、車が頻繁にエンジンの熱を吐き出していくから、すっかり雪はなくなっていて、やっぱりこの排気が温暖化に貢献しているのがわかる。

 家は床暖房があるのだが、零下から冷蔵庫並みの温度では、ちょっと寒さに耐えられない。しゃれこんで買った暖炉にマキをくべて、空気を温める。くべるのは97歳のオヤジの仕事になっている。山小屋程度の2Fはこのおかげで「南国の雰囲気」を味わうことができる。でも、最近は燃やすことに熱心のあまり、マキの消耗が激しい。それとマキの出来が良くないのか、なかなか火がつかなかったり、燃えてもすぐに消えてしまったりで、まだ部屋が温まらないだろうと、奮発しているからだ。

 昨日はそのマキが底をつきそうなので、山から下りてホーマックで購入することになった。ホーマックでも近くのところにある店には置いていなくて、町中の店まで行かなければならなかった。従業員さんが二人がかりで、軽自動車に運び込んでくれた。

 今日は床屋に行くというので、十数キロはなれた理髪店までで行くことになった。もしかすると、もっと近くにあるのではないかと思うが、以前に出前出張できてくれたところなので、気心が知れているということなのだろう。

 理髪に40分ほどかかるという言葉を聞いて、散歩に回ってくるとことわって外に出た。すぐそばに愛宕神社があって、山に向けて階段が見えたので登ってみた。「忠魂碑 山本なにがし」という碑があり、今は訪問する人もない寂れた社殿が静かにたたずんでいた。

 余った時間は山を下りてから北上川に向かって歩き、岩手山の全景が見えるところで、数枚スマホ撮影をした。北上川はたっぷりとした流れが、雪解けの水を運んでいた。理髪終了時間があと15分ほどになったので、理髪店目指して歩き始めた。











2017年3月16日木曜日

来月の写真展準備中 『非戦の誓い』-平和を守る思いを共に-

 ゼミの写真展が来月に迫って、キューバの写真を作品に使うことになった。13人の一員として参加するが、自分の作品がどんなものなのかの試されどころになる。『非戦の誓い』というテーマ設定で、このテーマになんの依存もないのだけれども、じゃあその写真はどんなもの?と考えていくと、なんだろうなとその難しさを感じたのが率直なところ。

 これまでやたら撮りまくってきた写真から、これというものを抜き出していくのは、自分の能力だけではできない。ゼミの人たちと講師の目にさらされて、「いいもの」(「それらしきもの」が正解かな)残していくことになる。写真家は何万人もいるし、そこに加わっていくなどということは、恐れ多くて考えられないことでも、結局そういう道のようなものがあるのだろうと勝手に思う。

 趣味の延長線上でいいと、飛び上がる気はそうないのだが、これぞと撮った写真の「評価」は気になるものだ。なんでもそうなのだろうが、なにかやった結果の纏めをやっておかないと、収めることにならないし、次の新しいことが見えてこないともいえる。気持ちはふうふう言いながら、皆に励まされてなんとか展示会が開けるのは、集団だからできることだとありがたく思う。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
非戦の誓い -平和を守る思いを共にー
日程 4月11日(火)~16日(日)
時間 10:00~19:00 初日は13:00開場 最終日18:00まで
場所 東京芸術劇場B1Fアトリエウエスト 豊島区伊西池袋1-8-1
交通 池袋西口3分

キューバの写真で参加します



2017年3月6日月曜日

情報を利用する、悪用できる材料になりうる

 以前に、テレビで放映された番組で、電車内での「痴漢犯罪事件」を冤罪として、無罪を確定させたとのことが放映された。電車内での「痴漢行為」が、実は冤罪であったという例はかなりあるようだと聞いているが、冤罪として取り上げて確定させるのは、弁護士にとって大変なことらしい。

 その放映では、弁護士が14件の冤罪を立証したとされ、同事務所の同僚からも、一目置かれているという。一目置かれているという意味は、金にならないということ。この場合、濡れ衣をかけられた方は大体普通の勤労者だろうし、ひっくり返すという地道な調査活動には、時間もかかるということだった。これでは正義は守られないと思うが、実際上は犯罪者として確定されてしまうというが多々あるということになり、暗然としてしまう。

 ところで、グーグルメールが届いた。グーグルマップ(アプリ)による、過去の立ち寄り先の記録を知らせてきたものだ。スマホを設定することによって、一日の行動をGPSによって把握して、どこからどこへ移動したかを、記録されるものだ。これはスマホとパソコン両方から参照、同期できることになっている。(下記地図は合計だけだが、日々の行く先立ち寄り先が、地図とルートとして別に記録されている。)(例=×月×日 何時何分、自宅→駅→立ち寄り先【飲食店など】→駅→何時何分、自宅着)

 記録は何月何日何時には、どこどこにいたという記録になる。わたくし的には何日かたってしまうと、さて?ということにならぬようにと思ってのこと。それと、写真撮影をしているときの場所を、おおざっぱながら記録として使えることも便利だ。

 しかし、このメールを見て気持ちが悪くなった。たとえ犯罪にかかわることなどありえなくても、「その日あの時そこにいた」との情報が外部に漏れていくとどうなのだろう。この情報収集が意図されていることを、利用しているのはどこなのだろうという疑問が湧いてくる。

 Yahooの乗換案内検索にしても、検索した履歴が記録されていて、次回に使うときには確かに便利に使えることもある。これも過去の記録としてなんらかの傍受があって、「悪用」されることがないのだろうか。


 立ち寄り先トータル


2017年3月1日水曜日

“森友問題”で雪崩が起きているのか

 2.28日刊ゲンダイが「森友問題でメディア怪獣…阿部首相らと中華で宴会」と書いた。

日刊ゲンダイ記事~~~~~~~~~
“森友学園”問題が火を噴き、国会で連日追及されている安倍首相。27日突然、官邸担当の記者を集めて、赤坂の中華料理店で懇談をしている。「これ以上、森友学園のことは報じるな」という圧力だともっぱらだ。~~~~~~~


 国会でも追及はされているが、やや歯がゆい感じもあるのに、大新聞以外は舌鋒鋭く追及をしている。鋭くといっても、それがごく普通だということは、韓国大統領への書きようでわかる。自由奔放に韓国の暗部を書き連ねたのだから、日本の政治についてもちゃんと書けばよいと思う。

 新聞社や幹部、記者が接待を受けては、記事に手心が加わるのではと誰でも想像する。ワイドショーでさえ、本陣を責めないで首相の答弁を長めに流す。NHKニュースがもっとも「手心」を加えているのは今に始まったことではないが、首相答弁の垂れ流しだ。だから視聴者も当然減っていくことになるわけだ。

 フジテレビの報道も少々変わっては来ている模様だが、周りを見ながらの取り上げ方では報道にはならない。こんな具合だから、週刊誌系が書いて、NETでのFacebookTwitterによる拡散が旺盛に展開されている。「共謀罪」を閣議決定するというが、「テロ」という文言さえなくなった。スマホ、携帯での通話も盗聴し、網にかけて犯罪に仕立て上げるということ。この目的が、今の状況に重ねられているのは違いないだろう。

みんなの目が届いてます。27日赤坂。
 がんばれ記者さん
記者さん、励まされてます
首相の宴会場で、「記者がんばれ!」