2017年10月28日土曜日

尻焼き温泉は本当に川の温泉だった

 グループ旅の圧巻が尻焼き温泉。民宿も尻焼き温泉の河原の上に位置するが、源泉は違うらしい。川そのものが温泉になっているのは初めて見た。民宿を出てすぐだったこともあり、皆入ろうかという話にはならなかった。河原に降りて行って、間欠泉のように定期的ゴポゴポと湧き上がる泡を眺めて、なるほどなるほどと悦に入っただけのことだった。

 ちょうど一人で入浴している人がいたので、撮らせていただいた。ご本人とわからないように編集はしたつもり。ブログの書き込みは順番が違っているが、この後に「嫗仙の滝」に向かった。

 




2017年10月27日金曜日

「排除」論の重み

 あいつには「知らせないでおこう」と、LINEのグループから排除されて、いじめの対象にされて自殺してしまった若者が何人もいた。それにしても、希望の党の代表の「排除する」と言ったのは、その後の事態を見てきつい言葉だったと、言葉尻をとらえて論評するメディアは、それをネタにして構成するショーとしては皮相すぎないか。

 その言葉で影響が出たということを否定はしないが、少々斜めの方角からの追及で、今に至るまでその発生の責任を「拡大」させてネタにするというのは、浅い話に見えて仕方がない。それは自民党の「攻撃」扱いによるものにも思える。

 「排除」とはこの社会で、国と個人との関係で深い問題だと考えられる。教育の中だって競争と言えば聞こえはいいが、一部が選抜された処遇であり、あとは結局「排除される人」の扱となる。社会に出て就職してからは、もっとも成果競争の名のもとに「格差」が当然のごとく押し付けられ横行する。結果として競争に負けたものは、敗者として「不幸」を容認することを強制される。

 そこでも一部の人とその他の格差が企業のあり様として存在する。果ては職場から人員整理=「排除」となる。それ以降はどんなことがあろうとも、政治の上からは事実上再起など少しも考慮されない。だから排除というその言葉がもつ内容と重大さが、肌で感じられ土壌はしっかり出来上がっている。

 都議選の時の「こんな人たちには…」という首相の言葉も、ヤジへの応答であったとしても、発想は重なるところがある。(反省する、しないの違いはあるが)政治家たるものが、一部のあるいは相当の部分であったとしても、国民のある部分について「排除する」といった瞬間に、実感として感じさせる重みがあるということに、思い至らないということだ。つまりよく言うところの「格差社会」を当たり前のこととして、認識しているだけのことだから、気軽に言葉として発声するということになるのだろう。

2017年10月26日木曜日

チャツボミゴケ公園はラムサール条約登録地

 中之条町の最奥部になる入山地区にあり、強酸性の鉱泉に依存するチャツボミゴケが生息する公園が、今回の旅の目的地のひとつになっていた。かつてはこの場所は群馬鉄山として露天掘りによって鉄鉱石を算出していた。その事業所の中に育成されていたものを再生させたと、民宿のご主人が説明してくれた。ご主人の父親が手掛けたということだった。

 生物から鉱物を生成する作用=「バイオミネラリゼーション」により鉄鉱石の生成が行われているという。この苔と強酸性の鉱泉がなんらかの作用をしているということだろうか。生物と無機物とのかかわりとは調べてみたら面白そうなことだ。公園は一回りするのに苦労はなく、紅葉にはうってつけの時期だった。ラムサール条約に登録されており、東アジア最大の群生地とのこと。







2017年10月24日火曜日

野反湖は標高1500メートルもある

 樹木が少ないのは標高のせいだろう。紅葉の姿は少なくて撮るのは限られてしまったが、よく見ると小柄な木々にも、秋の深まりが感じられた。太陽を受けて輝き今年を終わろうかとする葉っぱも、秋を飾る瞬間としてとらえておきたかった。野反湖の湖畔を歩く道があるというのだが、行く先を見渡したところ景色に変化を感じられずに、歩いて行くことは止めた。8人がその選択だった。

 湖畔の道の目的地になる、キャンプ場まで車で移動して、歩きながら紅葉を眺め、沢の流れ込みをのぞき込むと、40センチ以上はあろうかと思われるイワナが、つがいで悠々と泳いでいた。保護のため周年禁漁になっている沢だと断り書きがある。キャンプ場はもう人気もなくて、のんびりとした静寂さを楽しませてもらった。落ち着かない喧騒の世界からやってきたものにとって、何よりのことだった。




2017年10月23日月曜日

嫗仙の滝への登山道、息が切れたが収穫アリ

 群馬県名中之条町にある「嫗仙(おうせん)の滝」へは駐車場からずっと下っていく登山道を使う。上級者向きの一時間コースとの看板を眺めて、止める手はないから皆と下り始める。登山道なるものは、何年ぶりになるやら。ここ2年くらいは渓流の道も歩いていない。ひざを痛めてはいけないと注意をしながら歩く。それでも下り道だからなんなく滝下へ降りた。
 
 滝壺より下の位置で眺めるようになっているが、流れのないところは狭い。水量が多い時には足場はなさそうだから、正面近くから見るのは無理かもしれない。三脚はもたなかったので、スローシャッターで何枚も撮った。後で見ると、やっぱり50分の一のシャッタースピードが限界だった。

 帰りは昇りのみで大変だった。汗が噴き出してTシャツはびっしょりだし、歩いている時間よりも、休んでいる時間の方が長かったような気がする。しまいには耳鳴りまでしてきた。

 これは足に「後遺症」が残るかと思っていたら、全く起きなかった。日頃腰痛対策のためにしている、「自己流朝起き体操」がよかったのだろうか。その後家の周りでやっているウォーキングのとき、足がちゃんと持ち上がって、バランス良く歩けることに驚いた。平らな道で歩くのに慣れているのも、よくないことなのだと今更ながら気が付いた。どこか「道が悪いところ」へ出かけて歩くことを考えようかと、高尾山がいいかなとちらりと思った。



2017年10月22日日曜日

「キレる」ことへ同期しては危ない

 先日のワイドショーで、運転手が「切れて」しまうときは、軽自動車に抜かれた時ということが紹介されていた。ウィンカーを付けないで割り込んだとか、前の車がゆったり走っているときだとか、そういうときに「キレる」症状になるという。これが確かに自分に当てはまることもあるので妙なものだ。ほんとんどの運転者がもってしまう反応とは一体どういうことだろう。

 人と自分とは違うはずのものが、同じ反応に陥るとはおかしなことだ。人間が持っている競争心とか虚栄心のようなものが働くということなのだろうか。しかし、軽自動車に抜かれたからと言って、どうしてやられたと思わなくてはいけないのか。

 アメリカのトランプ大統領が、北朝鮮に対していろいろとちょっかいを出すのも、そういった構造に似ている気もする。生産性も国力もない小国が、「核」兵器を持つなど許されないと。確かにそれはどこの国であっても許されることでないと、だれもが思うことだが、北朝鮮に武力攻撃をちらつかせ、米韓軍事演習でもっぱら圧力をかけることで緊張を高める。

 自動車運転でのトラブルは、暴力をちらつかせ使われることへとエスカレートしていく。挙句のはてにトラックの追突という、余計な偶然まですすんでしまった。なにかのアクシデントにより武力衝突へはいっていくことは、過去の歴史にいくつもある。そのアクシデントさえ、意図的なねつ造ということでもあった。

 日本では凶器を持った犯罪でさえ、「説得」を先とする扱いなはずだ。これは憲法に基づくものだ。「頭にきた」ごときの事柄と同様に、アメリカの提灯持ちのように、先走り従う日本のやり方は危ない。

2017年10月21日土曜日

まず、くだらないといいたくなる総選挙

なぜ解散するのかが不明な選挙
公示日寸前でできる新政党が選挙活動する選挙
モリカケ隠しがかすれてくるように見える選挙
政権党の党首の遊説先を内緒にする選挙
三極と言いながら、自民党、希望の党、立憲民主党だけに比重を置くメディア
何回も調査して、自民党圧倒的有利とする結果を固定させる報道
政党ができてもいないのに、支持率を回答させるマスコミ
争点を整理できない報道
北朝鮮を利用しまくる選挙
カネがあればテレビ広告をいくらでも出せる選挙

 公示後にこれだけの報道をしたことは、かつてなかったことだとも言えると思う。これも話題につきない事柄があったことがあった言えるのだろうか。でも公示ギリギリで出てきた政党に、天までとは言わないまでも、持ち上げた挙句の果てに風が止まったとまでおちょくられて、まあ確かに根も葉もないこととは言えないけれども、それによって自民党が圧倒的という選挙の結果を占うとは、なんと劇場風に貶められた政治だろうかと思わざるを得ない。

 だからこそ憲法9条改正や戦争法、共謀罪、原発再稼働、むろんモリカケ問題などに対する争点をしっかり見据えた報道を、していくべきだし、見抜いていくことが必要なのではないかと思う。そして、政権選択=二大政党論はこれまで成り立っていないということも見ておかなくてはと思う。小選挙区制は民意を反映しないという点を、封じ込めたままでいいのか。

 そうであっても、政党選択をしなければならない。世論調査の結果を参考にするのもある面必要だ。おもしろいことに、消費税税率の引き上げ、憲法9条の問題が、論争となって表に出てきていることは今回の特徴でもある。日本が堂々と戦争可能な国になることは何としても避けたい。

2017年10月18日水曜日

キレイなものでなければ、写真でないということでない

 自然のあり様だって、キレイなものでまとまっているわけでない。写真にとると大概は綺麗な場面を撮るのが多い。人もいわゆる「キレイどころ」が圧巻するけれども、それは綺麗なという部門の事としておかないと、ほかの様々な感動や思いやある意味、作為が否定されるか限られたものになってしまう。とはいえ、それだけの腕前があって、よって確信と言い切るにはまだ、修行が足りないことも事実。どこまで行けるのか、もしくは無駄なのかわからないが、ともかく一歩前にというしかない。
野反湖での❛思い❜








2017年10月14日土曜日

尻焼き温泉の途中、八ッ場ダムを見た。

退職会の仲間と温泉と、野反湖からチャツボミゴケを見る旅に行った。途中、八ッ場ダムがどのくらい工事が進んでいるのかを見たかったので、お願いして寄ってもらった。この度の「希望」騒動の渦中にいる御仁、前原氏が「転んだ」ところだ。
こんなブログがあった。

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民主党の前原誠司よ!八ッ場ダムの起工式が行われたよ。
前原誠司は民主党政権で国土交通大臣に就任し、認証式後の就任会見で八ッ場ダムの事業中止を明言し中止にさせた。

民主党政権から自公政権に代わって、残りの八ッ場ダムの起工式が行われたが、予算委員会でも何でもいいから、自分が中止にさせた理由を前面に出してなぜ戦わぬ。
戦う理由が見つからないのか?
それとも八ッ場ダムの必要性が分かったのか?
現自公政権で民主党の掲げたマニフェストに反しているものはどんどん言ったらどうだい。
言えぬと言うことは、民主党は口先だけの政党と言うことなのか?
こんな政党は無くてもいいですよね?
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(ブログは2年前のもの)






2017年10月7日土曜日

「ブレる」のはよくない

 ブレるのは、自分が揺れるから。写真撮影の場合はカメラを持つ手が揺れてしまうからそうなる。慌てているときによくなるし、そうなるときは光が少ない時によくなる。薄暗いところにはフラッシュをあてて、そのままを描き出すのも方法だし、じっくりと時間をかけてシャッターを切ればブレは解消する。

 ブレていないのは共産党だけとよくいうが、自民党も比較的ブレない。アメリカとの安保体制や、大企業優遇の姿勢は一貫している。希望の党の政策は共産党に近づいているとの発言がモーニングショーで飛び出した。たしかに政策の場合は多くが「ウケねらい」として使われる。そして本音を隠すためにもかなりな「見せ金」にする。希望の党の公約での「憲法改正の議論を進める」は当初から「9条改正」へと踏み込んだ。それなら自民党との連立政権も含むのだというわかる態度をはっきりみせた。批判に応えての変更ということだろうが、こういうこともブレのあらわれなのだろう。

 毎日モーニングショーとニュースを見ていると、その新党をめぐっての動きが伝えられ、番組内容が動いているのがわかる。大筋では選挙にまつわる報道をするのは、情報を共有するという点で悪いことではない。「モーニングショーとてショー」だからと言ってしまえばそれまでだが、自民党の内情に精通している評論家などが出て、あれこれしゃべるのだから、それだけには終わらない。

 自民党と希望の党との「政権選択」とまで持ち上げて、なるべく大仰に作り上げて、政権党への浮上につなげる役割も果たす。報道の側も政権への忖度が映りでる。もっとも「政権選択選挙」といったのは小池氏自身でもある。巻き込まれてはいけないという言葉も、モーニングショーの発言では出てくる。つまりブレているとの自覚はあるわけだ。それは救いではある。

 そこはやはり、世論の意思と動向がどこにあるのかが、ちゃんと捉えられていなければいけないのだろう。問題をそこから立てない限り空論になってしまう。しかし巻き込まれて、悪法である公職選挙法を真っ青にするような報道をするというのは何か面白い。事前運動だの戸別訪問、選挙ビラだのという制限を、この際考え直すのにちょうどよい時期にきている。

2017年10月3日火曜日

「緑のタヌキ」のあだ名、なるほどと思えてきた

 緑色のシンボルカラーをなびかせて291万もの票を集めた人に「緑のタヌキ」とあだ名がついて出回っている。思い切ったことをいうものだと最初は感じていたが、どうやらだんだん当たっているように思えてきた。日頃から気弱く生きているものにとっては、リセットだの選別だのという言葉が出てくると、「こんな人たちには…」と同質の響きを感じてしまう。政治ショーか劇場かはわからないが、その大仰な仕掛けに目が回りそうで、筋書きがないシナリオがどこに落ちていくのか想像できない怖ささえ感じる。頭をたたいて、覚醒するための木槌が欲しいくらいだ。

 自民党が、都合の悪いことを隠しため、票が欲しくて勝手に解散を決めたのに、「票が欲しいから野合している」と批判するのだから、あきれてものが言えない。他人の懐に手を突っ込んで、好きなものだけを自分のものにするなんて、舞台の上ならあることかもしれないが、「政治」の舞台でそれはないだろう。それとも、人事もなにも使いまくって、場合によっては警察も使って脅かしのネタまで使うというやり方に、対抗策だとでもいうのだろうか?

 「独断」で引きずり回すやり方、「唯一私が言うこと」が第一とは、くしくも「ファースト」の意味合いがわかってくるようだ。今日のニュースですでに、都民ファーストの都議が離党するとのニュースが流れている。権力を手にいれたらどいう政治になるのか。その平気さも現政権と似通っている。しっかり見ておく材料が交流サイトで紹介された。以前選挙時に毎日新聞がとった政策アンケート資料だ。

2012年衆議院選挙に小池百合子氏が候補者アンケートで回答した。憲法改正と核武装もやるという考え方を回答している。

候補者アンケートの回答

·        1(憲法改正)あなたは憲法改正に賛成ですか、反対ですか。
·        回答:1. 賛成
·        2(集団的自衛権)集団的自衛権の行使を禁じた政府の憲法解釈を見直すべきだと思いますか。
·        回答:1. 見直すべきだ
·        3(一院制)今の国会は衆議院と参議院の二院で構成されています。憲法を改正して、一院制にすることに賛成ですか、反対ですか。
·        回答:1. 賛成
·        4(消費税)社会保障財源にあてるため、消費税を2014年4月に8%、201510月に10%まで引き上げる法律が成立しました。この法律への考え方で近いものを一つ選んで下さい。
·        回答:1. 法律通りに引き上げるべきだ
·        5(基礎年金)現行の基礎年金制度は、財源の半額を国民が支払う保険料でまかなっていますが、全額を税でまかなうべきだとの意見もあります。どちらがふさわしいと思いますか。
·        回答:1. 現行方式
·        6(原発再稼働)原子力規制委員会は、原発の再稼働に関する新たな安全基準を策定中です。今後の原発再稼働について、あなたの考えに近い方を選んで下さい。
·        回答:1. 新基準を満たした原発は再稼働すべきだ
·        7(原発ゼロ)2030年代の原発稼働ゼロを目指す政府の目標について、支持しますか、しませんか。
·        回答:2. 支持しない
·        8(復興予算)東日本大震災の復興予算について、被災地以外の防災対策に使うのを認めても構わないと思いますか。
·        回答:1. 構わない
·        9普天間)政府は日米関係を重視し、沖縄県宜野湾市の米軍普天間飛行場を同県名護市辺野古に移設する方針ですが、県や地元は反対しています。移設先についてあなたの考えに近いものを一つ選んで下さい。
·        回答:1. 名護市辺野古
·        10(尖閣国有化)政府が沖縄県の尖閣諸島を国有化したことを評価しますか、しませんか。
·        回答:1. 評価する
·        11(対中国)中国に対し、日本政府はどのような態度で臨むべきだと思いますか。
·        回答:1. 強い態度で臨むべきだ
·        12(TPP参加)輸出入関税を原則ゼロにする環太平洋パートナーシップ協定(TPP)への参加に賛成ですか、反対ですか。
·        回答:1. 賛成
·        13(TPP農業)TPPの農業分野への対応について、あなたの考えに最も近いものを一つ選んで下さい。
·        回答:1. 関税は全面的に撤廃すべきだ
·        14(核武装)日本の核武装について、あなたの考えに近いものを一つ選んでください。
·        回答:2. 今後の国際情勢によっては検討すべきだ
·        15(女性宮家)政府は女性の皇族が結婚した後も皇族の身分を維持する「女性宮家」の創設を検討しています。あなたは賛成ですか、反対ですか。
·        回答:1. 賛成
·        16(定数削減)衆議院の定数削減について、あなたは次のどれが望ましいと思いますか。
·        回答:1. 比例代表を削減
·        17(政権の枠組)衆院選後、どのような政権が望ましいと思いますか。
·        回答:2. 自民党中心の政権
·        18(政党の変更)当選した議員が選挙後に所属政党を変えることは問題だと思いますか。
·        回答:1. 問題だ
·        19(企業献金)政党への企業・団体献金を全面的に禁止すべきだと思いますか。
·        回答:2. 禁止する必要はない
·        20(政権公約)政権公約(マニフェスト)通りに政策を実行しないことをどう思いますか。

·        回答:2. 柔軟に対応すべきだ