2011年3月26日土曜日

公務員が頼り

 「公務員が多すぎる」とスケープゴートになっていきた。民間の労働条件が非常にきつい状態になって、そんなにきついんだから公務員も我慢するんだよと。そういう風土がマスコミも通じてつくられてきた。


 人件費の削減が首長の政策の柱になる。毎年予算査定で、定数を削減することになり、削減はまず一律にどこの部門も「○○パーセント減」と査定にかけられる。
民間委託で、本当は「公」が持つべきところを放り出す。そうやって削減数を作り上げる。当然サービスは低下する。


 保育園が足りないと問題になる。足りないのは無くしたから。中野区は地域センターもなくなる。町会が責任を肩代わりさせられる。


 「公」は住民の生活から「撤退」なんだ。大震災で自治体の職員も相当亡くなられた。
  各地から応援をとの声が出てきた。行けば現地できっと役に立つだろうと思う。


が、被害が少なかった自治体のところからは、被災者の受け入れの申し出はあっても人を送り出すとの声は聞こえない。もしかしたら、出せる体制にないという足かせがあるんじゃないか。


うがちすぎでないと良いけど。