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2024年11月15日金曜日

没後28年になった墓参り

 それほど経ったのかと、時間の流れの速さに驚く。時間がないからと言い訳する気はないけど、日常ではめったに思い出しもしないことが多い親不孝を、詫びる機会を続けて30年近くたってしまった。28年前以上前の記憶に残っている、思い出の供え物を購入して墓に備え花を飾ると、手を合わせた瞬間にいつもいつまで来られるかと独り言を言う。あの世へ行くまでの時間の残りを、想定はできずにいるのだから、しばらくの道程をじっくりと味わうこと以外に手はない。

 ともかくこちら側から彼方の先輩へ敬意を表しでご挨拶する。不思議やそうするとなにやら見えないリアクションがある。あるではなく感じる。なにか指人形で話しをやりとりしているような。

 おばあちゃんはいじわるで、いたずらをすると娘が言う。墓参りに行く折に車のタイヤをパンクさせたり、よく雨を降らせたりする。今回は寺に入っていく細道が工事のために通れず、反対側から回るのにえらく遠回りをさせられた。寺は当時からするとだんだん小ぎれいになって、新しい墓標が増えている。だから向う河岸も寂しくなさそうなどと勝手なことを思って、しかえしをする。

 でもおかげで、山形の大して高くもない山と田んぼが広がっている上出来な風景に溶け込み、自分の故郷であることの安寧を味わい、あっちにもこっちにもある温泉に入ることもできて、心身が休まることが、褒美だろうとかと無理やりつじつまを合わせる。



2024年11月7日木曜日

墓参りの旅を盛って偲ぶ

 この時期墓参りに乗じて、温泉に泊まって紅葉を眺めるのが楽しみ。釣りが写真撮影にとって代わってからは、日本の「らしさ」を観て歩きながらカメラに収めるのが生きがいにもなった。生まれ故郷に再三足を運んで、山や田畑、森が行儀よく空間を飾っている雰囲気を感じるのが、心地よく心が休まる。

 気温が落ちたのを肌に感じるころに、分け入った山の温泉に浸かるのは、すべてから解放されてこの上ない。時々熱い温度の温泉にも巡り合う。これは苦手で、41度くらいがいい。滑川温泉は初めてのところだった。風呂がいくつもあって、混浴と家族風呂が複数ある。説明を聞いて入るべき風呂を決めたのに、泊まった部屋の直下にあった風呂へ入った。そのふろ43度くらいはあったろうか、とても熱くて足をつけていられない。水を入れるべき水道もない。世間ではこのくらいでも平気な人がいるんだなと思いつつ、やむなく頭を洗うだけになった。

 翌朝は、その風呂は避けてちょうどよい加減のところへ入いり、昨日のうっぷんを晴らした。カリウムとナトリウムに硫黄分が少し混ざった成分とのこと。トロリとした感じで心地よかった。ちょうど部屋の前に滝があって、到着するまでの景色では見えなかった紅葉が見えた。ぜいたくも窓越しから撮ることできた。スマホの「長時間露光」を使って撮ってみた。この眺めが素晴らしくて、あちこち紅葉の時期が外れている中今回の紅葉シーンでは一番恵まれた。 






2022年11月25日金曜日

墓参の功徳、山形の紅葉

 天童で高速道路を下りて、スマホで検索した目当てのソバ屋に行くと、先客がたくさん並んでいる。そこは諦めて近くのラーメン屋に入る。これが結構おいしい味噌ラーメンだった。新庄でいつも寄って花やら供えものを購入するスーパーに行こうと思ったところ、途中で新しい「ヨークベニマル」を発見。墓参物資を購入して墓へ行く。墓には燃え残った線香が少し散らばっていた。今回は去年より少し見栄えの良い花を添えた。

 時間が遅くなってきたので、墓参りは明日にしようかと迷った。チェックインの前に立ち寄っているカルデラ温泉館が、4時までだったことを娘が思い出した。温泉が先行ではまた怒って、悪さ(おばあちゃんのいたずら)をするかと笑いながら、墓に先に行くことにした。墓参りが終わると雨が降ってきて「やっぱりばあちゃんの仕業か」と、墓参のときに起こる不思議に笑った。

 旅館から「旅割り」を適用すると事前に電話があったが、娘は不適用だとのことだった。娘は念のためにPCR検査を受けてきたのでその結果を旅館で伝えた。ワクチンの接種結果よりは、直前の検査の方が、信頼度は高いはずなので、娘の検査結果があることを説明すると、適用できるということだった。

旅館をチェックアウトして寄り道








 

2017年11月13日月曜日

故郷の墓参りをして紅葉を見る

 山形にある故郷ゆえの墓参りに行った。昨年はあけてしまったが、娘が行こうと言い出してくれて、命日よりは早く出かけることにした。過去には車で出かけたこともあったが、新幹線の方が楽でいいということになった。(娘もそんな年になったのだ<ナイショ>)朝早く仕事に出かける娘の毎日では、無理はしない方がいいと思うし、最近の自動車事故のすさまじさをニュースで見て、車の使用はなるべく避けた方が賢明だという気もある。

 とはいえ、現地ではレンタカーを使用しないと、紅葉を眺めるという邪念も果たせない。鬼籍の主が好きだったもの、十六茶、オロナミンCなど入院中に好んでいたものを購入して墓へ参った。寺へ行く道は覚えているはずなのに、目標を誤ってしまって近所を一回りしてしまった。たどりついたお寺はそれらしい「山門」がきれいに無くなっていて、また通り越してしまった。20年もたてば変わるものがあることはわかっていても、お寺くらいは変わらなくともいいのにと余計なことを思ってしまった。

 肘折温泉は何回目になるのか、金山町の写真展の時以来何回となく訪れている。秘境と言われていても、現在は新庄から車で40分ほどだから遠いという感じはそんなにしない。来るたびに同じ風景を見られるのがいい。銅山川の奥まった地にへばりつくように、変わらぬ温泉街がまとまって並んでいるのが、落ち着いていて好きだ。今回は紅葉時期にあたっているのでいつも泊っている「日本秘境を守る会」の宿は満員だった。初めての宿は、若手の人たちが営業していた。




2012年3月18日日曜日

墓参り全員集合


 娘が障害者用のレンタカーを借りて、迎えに来た。墓参りにはいつも借りていた大きい、座席の移動ができて乗降できる車は、店が使用しなくなったという。それでミニワンボックスカーを借りてきた。

 同じように座席が動くが、助手席なので勝手が違う。本人以外の乗降が自由になるので、結局動きやすい面もある。曇りの天候で、そのせいか中央高速も空いていて、なんなく墓に着いた。

 手数が多いから、墓の掃除も早々にできた。いつものように帰りは蕎麦屋によって昼食。早めだったから入ったときは空いていて何よりだった。

 もう一つの恒例の「買い出し」は例によって山のように商品を仕入れて、車使用のメリットを最大限生かすことになった。帰りの道路は渋滞があって、一日仕事になったが、昨日奈良へ日帰りした息子も同行して、家族全員の「絆」を保った。