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2024年3月26日火曜日

能登半島、被災の応援なのかな⋯

 北陸新幹線の延伸で金沢駿河間が開通した。それに付随させて「応援割り」という税負担サービスが景気よく打ち上げられた。20000円のサービスは全体でどのくらいになるものか想像もつかない。むろん発表もしていない(だろう)。かくも簡単に政策として決められることでいいのかという疑問もわいてくる。

 「日本政策投資銀行は福井県に年間309億円、石川県に同279億円の計588億円の経済波及効果があると試算」(産経新聞3.16)と目の前に札束をかざして「いいでしょ」ということなのだろう。しかしやっぱり石川県の仮設住宅にしろ水道にしろ、何をさておいても急を要することがあるのに、そっちのほうの手立てはさっぱり見えてこない。周囲に金を落とせば、悪名高い「トリクルダウン効果」でそのうち回っていくという仮説をまた使う気だ。

 該当する宿泊業や観光などは期待するのはわかるけれども、いまそれかな?と釈然としない気がする。それなら、北陸新幹線(JR西日本)が列車の料金を当分割引したらどうだろう。株だって上がるんじゃないかな?

ずっと昔の話、2012.02.09北陸線に乗車しているときに、凍った雪の塊で窓が破れて臨時停車し、窓ガラスを取り寄せて修理していた。ご苦労様。手際が良いのでけっこう起こることなのかと当時思った。




2020年5月2日土曜日

南を忌み嫌うわけではないにしても。

 南風が吹くと漁師は天候の変化の前触れとして警戒する。南風時に羽田目指して飛んでくる航空機、漁師でなくても注意しなくてはならなくなった。新型コロナの影響で客がいなのに、「ゴースト・フライト」を運航している。ヨーロッパのルールによって発着枠を失う恐れがあるため、割り当てられたフライトを運航しないわけにはいかないとは、バカげたことだ。

 麻雀の場合も「南カンに上がり目なし」と「格言」(=お遊び)が使われる。「難関」との語呂合わせらしい。操縦士さんには難関とのこと、「南」おろそかにできず。
 
 海外から観光客を呼んで、観光資源を売りに金を落とさせる。あげくにウィルスも上陸して、目下タコ踊り状態。熱が出ても医者に行くこともできない。命にかかわることが目の前に突き付けられて、安心というキーワードは目下どこかに置き去りになっている。こういう国を求めてきたわけでは、絶対ないと思うけど作ってしまった責任は自分も含めて負うことになる。経済をという声にのせられて、こんなに底の浅い社会しか準備できていなかったかと思うと、本当に腹立たしい。


2020年1月12日日曜日

元旦に歩いた西新宿

 新宿のはずれにある西新宿の一角が再開発で工事が進められている。その規模の大きさはこれまで見たことがない。知っている限りには限度があるから、その筋の方から言ったら驚くにはあたらないのかもしれない。なにしろすぐ近所の住宅地にさえ、堂々と10階建てのビルを立ち上げることが許される時代になったのだから、その「法治国」の有り様はどうしようもなく笑わせる。

 スマホのアプリで、交通機関の運行情報を知らせてくれる設定をしたが、この頻度が高く一日に複数回ある。出かけた折の地下鉄やJRのなどの交通機関でも利用する度にと言っていいほど、遅れが生じている。もはや東京への集中は限界がきていると言って間違いない。

 西新宿の一角は十分使えそうな10階建てビルが取り壊しになっている。みたところそんなに危ない古いビルいう風には見えない。直前まで営業しているテナントがあった。白い塀で囲われたと思いきや、今は爆撃にでもあったかのような姿がさらされている。