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2025年12月7日日曜日

日曜日の振り返り

 日曜日はこころ穏やかでいい。これは長年の積み重ねなのだろう。日曜とあらば釣りに出かけるのを常としていたから。草や木や土の匂いがするところでは、「溶け込んで」頭がすっきりする気持ちがしていた。なにせ余計なことを考えずに魚を確保することに集中しなくてはならないのでそのせいもある。現職の釣り師たちは元気な姿で続けていることだろう。今はその名残のおかげで、日曜のゆったり感を味わうだけになったが、少々現職が羨ましくもある。温泉旅は墓参りで毎年よく出かけている。両親ともそっち方面だから、一年に2回は「ついで」にあちこちのなるべく安めの宿を予約していくが、このご時世で、コロナの影響もあって閉じてしまうところもあり、もう十分続けてきた残余の時間を儲けなど考えずにいる宿もある。肘折温泉は毎年のようにいくが、墓に近いので頻度が高い。少し前までは定宿があったが人気があり値段も上がった。秘境の温泉と銘打っているから人気があるのだろう。予約は空きのある所になる。その温泉への途中、福島あたりで温泉宿を探す。志しの写真撮影を頭の隅よりは中心部に置いて、工程を考える。その計画を考えるのも楽しみの一つ。

11月の墓参りの「ついで」だった福島の太陽光発電所は、前に行った時よりも規模が広がっているのをグーグルマップで確認していたので、旅の工程に入れた。以前のブログ投稿に、イノシシの食餌探しの写真を載せたが、発電所は広大な面積になって見えた。








2025年12月2日火曜日

共生が大義だけの飾りでは

 生き物の頂点にいる人間たちは、自然界の一員として、共生している他のものに対してあまりに冷遇しているように思う。人間たち自らが作った「自然界」の「定義」では

・天地万物が存在する範囲

・人間界以外の、人間を取り巻く世界(グーグル日本語辞書)

・人間を含む天地万物の存在する範囲

·人間界以外の、天体や動植物など人間をとりまく自然の世界

·人間と生物を除く、物理的な世界。人間社会と取りまく自然の世界」(コトバンク)

とされて、人間を含むものか人間以外の‥とするのかの「混乱」か二重解釈になっているみたいでもある。人間たちも自然界のうちであるという考え方が、必ずしも優位ということになっていないのは、共生がよく言われる現代により大切なことではないかと思う。人間の生活エリアや生活エリアだったところに出現する熊についても、自然界の中で「人間優位」で対応するだけではことたりないのではないかと思う。

自然の有り様を考え大事にしようとの行動がないわけでもないが、ニュースを見る限り「被害」と見立てて敵か加害者のように強調されていくことで、人間の生活場に出てくる環境を作ってきた人間側の責任はあいまいに映って、熊にはちょっと気の毒かと思う。

 …熊の行動と周辺情況を見た限りで点描すると

アラスカの町は庭が広いのか、やっぱり庭の木の実を食べる

最近の日本では柿の木で昼寝する(太ってる!)

知床で熊がサケ漁をする海岸に現れるが、漁師に叱られてスゴスゴと去る

小熊の成長期には母熊が「警備」を強化する

「出会いがしら」がないように気を付ける

建物に飛び込んで動揺して走り回る(警戒心、気が小さい?)

高齢者にとびかかるが、(抵抗されて?)逃げていく

熊は人と距離をとろうとする

狩猟免許者は高齢化 しかも「趣味、愛好者」として猟銃を持つ

銃猟者はボランティア(処遇改善、公的な位置づけ必要)

熊対応、秋田県は16人他の東北各県は1人

熊の足跡を見つけたら警戒するか、そこから去る(逃げる)

小熊は母親離れで独り立ち「させられる」?

基本の食餌は植物だが最近は鹿も食う 時によっては人間も?

熊が山を下りるときは本当に困窮しているとき

繁殖したのは彼らの責任かな(繁殖過大に対策が必要)

熊に対して最後は闘う必要性

背中を丸めて頭と首を手で覆う

マタギはほぼいなくなった 解体処分の体制を作る必要

熊の肝臓の効能としては、主に胆汁の分泌促進や肝機能の改善

「人と熊の軋轢を軽減していくことが重要」(秋田副知事)

ライフルよりは猟銃で(猟師)

冬眠をやめたのは食餌ができる環境をみつけたから 

熊の生活エリアを確保することが必要だろうと思うが、人間の生活エリアも細っていることを考えると簡単ではない。せめて山を荒れ放題にしておくのはよくない。温暖化の影響がおおきく影響していることは無視できない。これは「人間側」の責任。

2025年11月16日日曜日

パソコンに遊んでもらっている間

 9日に新しいパソコンが届いて、忙しい?間を縫って取り付けとファイルの引っ越し作業をした。旧のパソコンは使いこなす気概で使っていたところ、やりすぎで具合が悪くなってアドバイスをもらって、「ローカルからの利用」をしたが結局一時しのぎでしかなかった。

パソコンはOSも主要な諸ソフトも「更新」がかかって、セキュリティーと不具合の調整をする。その作業が「管理者権限」がないと進められないことが次々出てきた。管理者は自分だし、「使用者」も自分だから人間ならわかる手段がありそうなところ、「管理者権限」のパスワードを亡失したために不能になった。

「使用者登録」を使っての仮住まいはアウトになってしまった。マイクロソフトに連絡をすると回復できそうだったが、AIを使うやり取りではやれる体力もなさそうで、新しいものに入れ替えることにした。

パソコンは何回か入れ替えを体験しているのでおおよそはわかっても、スラスラと移行作業をやれることはなくて、老人のヒマツブシにつきあって遊んでもらっているといった感じだ。とりわけ写真の編集をするソフトに関しては、わからないことがあって時間がかかった。

最近は面倒なことをするのが嫌になっているところだが、こればかりは落とすわけにはいかないので、集中して臨んだ。まだ不具合があるので、これはヘルプで助けてもらおうかと思っている。

「忙しい間」に墓参りにでかけ、福島で太陽光発電所の写真を撮った。一帯は柵で囲まれているので動物も中には入れない。イノシシが複数でエサを探してさまよっていた。山から追い出されているのは熊以外のもたくさんいるのだろう。






2025年11月1日土曜日

困ったこと百選

 前回投稿した「軍」が迷走熊を退治するとの内容は事実でなく、警察がライフルを使用して⋯実施するのが正確だった。自衛隊は後方支援するというのが正確なので、投稿記述を修正した。お詫びします。お恥ずかしいこと…

このところ判断することが不正確によくあるので、「認知症的」なことかと疑心暗鬼になっている…

運転免許証の更新は、もうやめようかと思っていた折、娘が更新したらと言うのでもう一回やるかと思い返した。認知症検査に行ってテストしたところ、どうも危うい結果だった。実地の運転講習会を受けたのち、医療機関での検査となりそうで少々落ち込んでいる。運転は日常生活には必要とせず、主には撮影旅行などに少しだけ運転を担当するという程度のことなので大丈夫かとも思ったが⋯
 
物忘れが確実に少しずつ更新してきている。とはいえ、妙に力を入れたりすると失敗を起こす。齢を重ねればそうなっていくのだろうとは思うが、受け入れたくない気分…
 
なので断捨離作業をはかどらせようとするが、これが実に悩ましい。捨てられないものがあって思い切りが、体調のよっぽど良い時でないとできない⋯それに疲れるともうダメ⋯
 
パソコンを「致命的?」にいじってしまって、半身不随のようにしてしまった。こっちの身だって具合はよくはないが、パソコンは動かしていくにつれて状態が悪くなっていくみたい⋯で、初期化をこころみたものの、不具合の中心部分を修正できず⋯やむなく5年で新規購入⋯
 
銀行の「⋯ダイレクト」を使ってパソコン代金を振り込もうとしたところ、扱い限度額オーバーで、変更の手続きをした。手続きは「⋯ダイレクト」からしたのだが、二日たっても連絡がこない。電話照会したところ、いつになるか不明との回答。そんなら現金で引き出して振込したのに⋯
 
結果届くのが遅くなった。現パソコンの肝心な「Cドライブ」が一杯だよと赤のサインが表れている。これをどうにかする手段はない。前日あるサイトの更新作業をした。ストレス大⋯
 
最近、異性と腕を組んだり、いやににこやかな顔をしたりする人をテレビでみる。人間はあんなにみせかけを変えられるものだと、七変化みたいなスタイルをみて、背筋がぞっとしてくる⋯

ランプ大統領が核兵器の実験を開始しろと指示したと報道。メディアは相変わらず自分事として位置づけず、だれそれがこういう発言をしたと、他人事のように扱っている。どこの国の報道機関だろうか⋯





2025年10月7日火曜日

鴨が逆立ちするのは潜れないからという悲哀

神田川の橋からのぞいたら鴨が逆立ちをして水草や水中にいる生物をあさっていた。ちょっと面白い格好して愛らしくもあるが、いままでそれを見てもそういうものだと思っていた。なぜなそういう格好をするのかを知らなくて、ボーっとしているのを怒られないようにNET検索してみたら、水に潜れないということなんだそう。

越冬のためにやってくる鴨をこの暑さの中で見ることができたのは、「冬が近くて」涼しくなる幸運の使者ともなる。しかし気の毒なことには、神田川の切り立った三面張り水路では、堆積の少ない流れに薄汚れた水草が揺らめいているだけで、昔ながらの「川」であれば繁殖しそうな「動物性たんぱく質」は、鴨の口に入りそうもない。せっかく遠くから訪ねて来てもこれでは栄養失調だ。

これも都市の悲哀なのか、豪雨をしのぐ災害対策が優先されて生物の生息環境に手を回すことはほとんどない。上流部には環境に配慮した造成がされているところもあるが、都会部が近くなるにつれて有様は水路オンリーといった格好だ。(新宿に「親水テラス」施設がある)

鴨の気の毒さは他にもある。「他の野鳥に比べて動きが遅く、捕まえやすい鳥であることが災いして、利用しやすい人や騙されやすい人の比喩として「カモ」と使われること。「ネギしょってこい」はよく使われていた。いまの社会状況はずっと深刻で「カモ」にされることは、これでもかというほどある。鴨にとっても非常に不名誉迷惑な話だ。

元々は徳川将軍家や有力大名家が行っていた伝統猟で、明治時代以降は皇室が維持保存を行っている鴨場の猟では「貢献」している?

鴨場(埼玉と新浜)は、内外の賓客接遇の場としても実施、毎年1115日から翌年215日までの狩猟期間に招かれた閣僚、国会議員、最高裁判所判事や各国の外交使節団の長等がこの独特の技法で自ら鴨を捕獲…

維持保存しているとのことだが、人間の食餌から解放されたのはよしとしても、我が方の身の上を考えると「税金使用」だからね。

訓練したアヒルを使い鴨を猟者が潜む直線的な細い水路に誘導し、飛び立つ瞬間を網で捕獲する。水路で飛翔方向が限定されるため、網を振るだけで子供でも容易に捕獲が可能である。その後捕獲した鴨は国際鳥類標識調査に協力するために種類・性別などを記録し、標識(足環)をつけ放鳥される。

のだって。三番瀬で野鳥観察をつづけている団体(三番瀬セットワーク)はあるけど~




2025年9月5日金曜日

「山削り」の景色を撮る

野山が削られるという情景などは、自然の瞠目的魅力とは正反対にあるものの、企業の(正常な)事業活動ゆえよっぽどの事件性があるか、「特集」でもなければ普通に目の前に出てくることはない。自然が豊かで美しいままでいて欲しいという願いと声は、自然と親しむさまざまな「愛好者」が発信している。その割にはご多分にもれず、政治の分野では対策をしているとの話は聞こえてこない。

散々環境に負荷をかけて、その結果が今頃の「気候変動騒ぎ」だと考えると、この先どうなっていくのか暗澹たる思いがするばかり。全国で100を超える都市開発、再開発に国や自治体が関わって進められ、膨大な資金の投入がされている。その結果、誰の幸福が満たされることになるのだろうか。

東京では葛西臨海公園、神宮外苑、日比谷公園にまで食指をのばして樹木が倒されて建造事業が強行されている。地方からの石灰や砂利の供給によって、成り立っていることであり、そのうえ願いもしない産業廃棄物を地方に押し付けているわけだから、都市部との格差はその意味でもいっそう拡大している。

さすがに、最近では資金調達ができなくなって、計画の修正やら行き詰りの事例がでてきた。いつまでも野放図に自然破壊が続くはずはないし、続けさせたくないと思う。「経済成長」を叫ぶほど自然破壊が進むということが続くなら、同調するわけにはいかないし、不幸を背負う気はない。SDGsで持続可能などというが、悠長なことと思えて仕方がない。

写真は、東北を回ったときのもの。「山を削る」ここは、砂塵が舞っていて先が見えないほどだった。

東京近郊だけでこれだけの再開発


中野サンプラザ、新宿駅南口は遅延・中止で見通し未定










2025年8月31日日曜日

仙台の荒れ野は東京のため!?その2


最初に撮りに行こうと思ったところは、航空地図でも広大な「山削り」場所に見えた。後で改めて地図をながめてみると、「削られているところ」には近づけないようだった。再度行っても無駄なようだ。

その工業所の一部に「製品の置き場」があるように見える。下部の黄色で囲った部分は住宅かと思っていたが、拡大してみると同一の形体のモノが区分して見える。工業所のホームページを見てみると、製造したコンクリート製品を運んで使っている場所が紹介されていた。

その一つが江東区に造った」「海の森水上競技場」だった。膨大な費用を投入して実施した東京オリンピックの競技会場づくりに貢献したということらしい。東京とういう巨大な都市の「需要」に飲み込まれる「地方の山」というところだろうか。今回の写真撮影の意図がぴったりはあてはまった。

とはいえ、この後数か所を回った「山削り」場所で撮った写真をどうやってまとめていいのかを考えるとは頭が痛い。

ホームページから

上記のテキスト部

平成27年度 海の森水上競技場整備工事
場所:東京都江東区海の森3丁目 地内
時期:2018年8月
発注:東京都港湾局 東京港建設事務所
製品:ボート進水用斜路
詳細:B5200×H1400~4478×L1500(11ピース製造·
納入)
約20t/ピース

当初、現場打ちの設計であったものを、プレキャスト化して工期短縮したいと依頼があり検討。現場打ちで施工する場合、斜路周辺を鋼矢板で締切りして排水し、型枠組立、鉄筋加工·組立、コンクリート打設、脱型、養生と多くの時間を要する。斜路全体をプレキャスト化するのではなく、埋設型枠のように、大型U型形状にて製品化し、現場にてU型内部に水中コン
クリート打設、割栗石布設、コンクリート床版(プレキャスト製品、ほうき目仕上げ)の構造とした。現場打施工の半分以下に工程短縮できた。

2025年8月25日月曜日

仙台の荒れ野は東京のため?その1

削られた山を探して写真を撮ってみようと思った。Googleマップの「航空写真」を参考にして、削られている箇所を6、7か所選び出して地図を作って、現地へ行ってみることにした。温泉旅と墓まいりで通りかかる景色から、そんな山をよく見かけていたのでその記録も参考にした。削られている山は砂利取りが多いが、石灰を撮る山も結構ある。琵琶湖にある伊吹山や武甲山が有名だ。

今回は東北地方を的にして取り組んだ。最初の目的地は仙台にある工業所だった。航空写真ではかなり大規模に山を掘っているところだ。ここだと思うところに車を止めたつもりが、反対側に誤って歩いて失敗した。後で振り返るまでそれが分からずにいた。先のほうに削られている山が見えたので間違えてしまったが、その手前に廃墟のような工場跡があった。

錆び壊れた工場と、鉄筋がむき出しになっている煙突があった。先の山にも近づけず、歩いた畑の位置から高い位置には上がれない状態なので、あきらめて「廃工場」のみを撮る以外なかった。

自宅に戻ってからその場所を再度グーグルマップで検索した。工場の名前が出てきたので周辺情報をあたってみたら、東京の江東区にある事業所で、産業廃棄物処理をしていたところだった。そしてその会社は、産業廃棄物を一部残したまま放っておいたらしく、仙台市から処理するようにとの行政処分を受けていた、その期限がことしの7月だった。怪しげな工場跡はそんな背景があった。

東京の会社が廃棄物処理とは、産業廃棄物は東京から運ばれているのだろうかと疑った。そのうえ、付近の少し高くなった廃工場と同じ高さには、大規模な太陽光発電のパネルがびっしりと敷き詰められていたのを、航空図で確認した。(当初パネルを確認できなかった 地図が更新されたのだろう)

写真の赤枠が廃工場



こちらが目的だった 黄色の枠はコンクリート製品らしい



2025年5月25日日曜日

磐梯熱海の「削られた山」の撮影は物足りない結果だった

撮影をしようとしたところは、グーグルマップの航空写真で見ると、かなりな規模の採石場に見えた。写真撮影にはものたりない感じだったので、今後の宿題になった。(今後の宿題が後の祭りにならないように祈る)

削られている山は、歩くとあちこちで結構目立つ。山にある石灰、砂利を供出してコンクリートとして利用される。昨今の都市部での再開発の元になっていることを想像すると、「山を削って都市のビル建設へ」が浮かび上がる。そのほか道路敷設などにも使われているし、従来からダム建設でも大量に全国で利用されている。(今もある)いったいどれだけの山を削っていることだろう。

今回の撮影で撮った写真は、温泉街もかつては栄えていただろうことがわかる。一路「過疎化」へ向けて時間が流れていることが見えた。過疎化はここだけではないが、活気があるのは砕石工場だけ?それだけが生き残りなのか、そんな未来が続いていくのかと思うと暗然とする。

都市開発をどこでも強引にすすめて、より自然と山の減殺をしていくことはやむを得ないことか?SDGs(持続可能な開発目標)と反省めいていうけれど、「持続可能な」の物差しとはどこにあるのか。山の美観はもとより、樹々、草、花、動物たちの生息エリアは縮小される。都心の再開発で建設される高層ビル、億ションの「価値」はそうしたうえに成り立っているのだなと再確認したところだった。



 

2024年11月11日月曜日

「削られている山」のある東根市に辿り着く

 叔父の家があった東根市には、今は子供夫婦が住んでいる。叔父が鬼籍に入ってからはご無沙汰しているが、良く通る道すがらに「削った山」を見た記憶があるので、行ってみることにしていた。

 どこへ行けば全体を眺めることができるのか、スマホのGoogleで見当をつけながら道をたどるが、行き当たらない。山に入っていく道は素直に近づいてくれない。これかと行ってみても途中であきらめる次第。

 これはダメだなという道を移動するうちに、ふと道沿いに小高い山が剥げている状況が見え、手前側が山を削っている工場があるらしき場所に遭遇した。道からは遠景になったけれども、移動しながら撮影することができた。

 この事業者のHPをみると、砕石は河川の砂利から採ることが制限されており、環境の影響も批判されていることから、厳しい事業になっているということが記述がされていた。削られている山は日本中にあちこち点在していて、全国の「都市開発、再開発」によって需要が多くなっていることと表裏一体の関係になっていると考えられる。

 河川のあとは「山」に依存することになっていった砂利。この異様な山の風景から歯止めの効かない「開発」への行程が浮かぶ。自然との共生はここでは絵に描いた餅か。写真を撮りつつそんな気になった瞬間だった。 








2024年6月22日土曜日

気が滅入ることばかりでも、それを破るのは「夢」をみることかな

 都知事選の候補。56人いようがいまいが、大まか決まっているものを夏祭りのように、そとからはやし立てる。これって民主主義を軽んじていることじゃないのかな。枝葉末節なんぞといった言葉を「大事な意味合い」として使ってきた日本民族として恥ずかしくないか?

どうみても、結果をおよそ想定できる人たちは、マスコミの報道を疑問視しているのではないか。告示前は「政策をぶつけ合って」などとしおらしく言い、とはいえ公示後は「公職選挙法」のしばりで物も言えない状態を「良」とする。奈落へ落ちるなよと思う。

だって金をばらまいてるんだろ?利益誘導してるんだろ?ずっとそんなことが続いていくのが良いことだと思っているのか?沈黙は罪よ。今は特に。闇ガネで動かすのは結局ウソとだましの「民主主義の有料化」てことだ。

歯を食いしばって頑張っている人が報われない政治はもうまっぴらだ。腹を据えて報道しろよ。

先月檜原村と奥多摩(東京都だよ、念のため)に撮影に行った。自然の厳しさが目に飛び込んできて、生き延びていく姿に心をうたれた。それも人間さまの発している要因が重なっているのかと思うとたまらない。自然界が「歯を食いしばっている」姿は感動的でもある。緑を残す、重んじる。これ一択の選挙に期待したい。















2024年5月26日日曜日

葛西臨海公園「水辺のエリア」最後の見学会


 SNSfacebook)で見た「葛西臨海公園の樹木伐採」。いよいよ工事にかかるのか、その前に事態をみようという集会があったらしい。知っていれば行ったのにと半ば思い、でも体調が付いていくのかという気もした。体調がそんなに悪いというわけではないけれども、「それ行け」みたいにすぐ立ち上がる元気はでてこない。それはともかく、「木を切る」という公園は、神宮外苑、日比谷公園、千代田区でも街路樹を切ろうとしていて、住民が監視をしているというSNSが発信されている。都市開発との対比で現れている現象だ。都内でもあちこちですさまじい開発・建設が行われている。
 
 葛西臨海公園も東京都としては、外注者におもねてか直接関与を避けている。これだけの「寒暑」にさらされてその原因除去の対策が求められているときに、「暑さ寒さも彼岸まで」などと言った鷹揚さではとれも通じないものだろう。政治たるものきちんと現実を見て対処が必要だ。決して「ひとり一人が」とか「私たちが」といったすり替えに等しい言い逃れに乗っているわけにはいかないし、済まされない。

 かつて東京都は「緑の倍増計画」という政策をもった。ヘリコプターを飛ばして「緑」の面積をはかったうえで暦年比較するというものだったが、いったいどうなったのだろうか。現在「新たに進める緑のとりくみ」が挙げられていて「都市づくりのグランドデザイン(平成29年9月策定)で示す都市像の実現に向け、今ある貴重な緑を守り、あらゆる場所に新たな緑を創出するため、 東京が進めるみどりの主な取組をまとめたもの」が提示されていて、「これ以上緑を減らさない」ということがコンセプトになっているらしい。「木を切ること容認」は自ら提起していることに、まったくの後ろ向きということではないのだろうか。

東京が新たに進めるみどりの取組

東京が新たに進めるみどりの取組


2024年3月18日月曜日

樹木医の診断から「移植に適さず」なので伐採??

東京新聞が書いた「葛西臨海公園の整備、敷地の樹木伐採」の記事

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 都によると、現水族園本館の北側に地上2階、地下1階の新たな本館などの整備を計画する敷地(約36000平方メートル)には、1700本の樹木がある。2023311月、樹木医が樹木の状況を調べた結果、病気による倒木や枝折れの危険性があったり、移植しても枯れたりする可能性が高い樹木が計400本確認された。

 都は、これらを「移植に適さない」と判断し、生態系に悪影響を及ぼすナンキンハゼなどの外来種200本と合わせ、計600本を伐採する。残る1100本のうち300本は保存し、800本は、新たな水族園近くに設ける広場「共生の杜(もり)」などに移植する。広場には、別の樹木も植える。

 現水族園は、米国・ニューヨーク近代美術館(MoMA)を手がけた世界的建築家の谷口吉生さんが設計。かつて谷口さんの事務所に勤め、水族園の設計にも携わった建築家の村松基安さん(67)は「もともと埋め立て地だった場所から、税金を投入し、豊かな自然環境に再生させたことは都の功績」とした上で、「生態系を破壊する計画は自然との共存と言えないのではないか」と訴える。

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  この記事に出てきたナンキンハゼが気になった。ナンキンハゼが生態系に悪影響ということなのだが、たしかに腐敗した葉は他の植物に有毒だということらしい。また、ナンキンハゼ(南京櫨)の葉や果実は人体にやや毒性があり、飲み込むと重度の吐き気や嘔吐を引き起こす可能性がある。種子も有毒-それは産業用途があり、石鹸やキャンドル作りに使用されています。といった説明もあった。しかし、多くの国で観賞用として「侵略的」として扱われているナンキンハゼでも、日本には帰化しているという認知も一方では存在している。どちらがどうということではないが、時によっては観賞用として重宝されながら、いまはまた外来種だからという排除の論理はいかがなものだろうか。このナンキンハゼを昨年11月に東京体育館で見かけ、カメラに収めていた。 






2022年11月21日月曜日

明治神宮のイチョウ見物多賑わい

 息子の能を見に行くついでに明治神宮のイチョウを撮りに行った。今年これまで3回目の撮影と見物だった。今頃になるとテレビで必ず取り上げられるので、特に行くことはなかった。再開発で外苑の木を切ってしまうだとか、高層ビルを建てるのだとかとの話を聞いて、今更ながら出かけてみている。

 実に立派なイチョウが並んで、風物詩としても文化的価値も高いものだろうと感心する。これを改変するというのはなんたることか。ただでさえ少ない公園を、たとえちょっぴりであってもなくしてほしくない。イチョウのそばに壁を作ったら…、壁の土台で根っこは大丈夫か…、建物による熱や風でどんな影響を受けるのか…素人が考えても疑問が湧く。

 モーニングショーで、車で乗り付けた人が一時駐車をして、スマホで写真を撮る場面を放映していた。警察が車を動かすようにパトカーで説得している。でもだから考えたいのは、都市部でそういう場が圧倒的に少ないということだし、「車社会」の有様にも手が打たれるべきと思う。