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2024年10月13日日曜日

「被団協にノーベル平和賞」には驚いたけど選挙戦の議論のテーマに

 核兵器を使うとの言葉が戦争当事国から出てくる。今、戦火にある当事国で、片方の任意のきっかけで攻撃する行為が、拡大にいたることが目の前で起こっている。「核兵器」を持つことで脅威に備えることになるどころか、使用することまで眼中にあるのだから、歯止めの意味合いは持たない。軍拡競争で核兵器を増強し軍事同盟を強化しても、世界の「核兵器をなくしていく」ことにはなっていないし、軍縮の課題からも遠ざかってきたことが実相。

 目下の「裏金かくし解散」では右往左往しつつ、安全保障環境が厳しくなっていると言って、軍備に膨大な税を導入することを隠さず、「アメリカの核の傘で日本の安全が図れる」と日米同盟を金科玉条にして、「核兵器の共有」も公言。被爆国の歴史と被爆者の長い苦しみにも、見返ることがない有り様は、大きな争点として議論してほしいし、核兵器禁止条約加盟へ一歩進める選挙結果になってほしい。ICBMを買い核シェルターを作って国民の安全をと生活を守るなどと言うけれど、能登の豪雨被害の対応にはまた補正予算を充てておいて、本格的な復興はどうするというのだろうか?住まいや電気や水ではなく、核シェルターやICBMでは安心安全の課題にははまらない。

 ノーベル平和賞受賞までの道のりは、武器は「ことば」だった。とてつもない苦労と時間を使って、核兵器禁止条約を成立させるまでにいたった。核兵器をなくしてくのは「核を持つこと」ではなくて、「言論と意見表明」よって実っていくことを再確認したい。




 

2022年11月4日金曜日

屋台という「平和産業」が継がれる

 初日の夕刻に仕事から戻った友人と会い、挨拶もつかの間飲み屋に向勝って歩き始めた。刺身が美味かろうと期待して、それなりのつまみにしながら、スカイプでは味わえない交流をした。何を話したのかちっとも覚えてはいないが、そのあと二次会はラーメンを食べようと「屋台」を案内してもらった。公園の敷地に上下水道と電気が利用できる施設がある屋台として観光地になっているところらしい。屋台の存続をかけた歴史があるとあとからわかった。

呉の屋台の歴史

1886年(明治19年)に第二海軍区軍港に指定、1889年(明治22年)の呉鎮守府の開庁、本格的な海軍基地の建設が進められ工廠や海軍関連施設が次々に建設。全国各地から人々が集まり市街化が進み、1902年(明治35年)10月1日に市制を施行という背景のなか1924年(大正13年)には「うどん屋台」が26軒存在していた。そもそもの始まりは大正時代頃で、軍事態勢の時代に生まれた歴史という面を持っているわけだ。

~道路交通法改正により規制がかかり1966年(昭和41年)に屋台組合、呉警察署、呉市の3者協議により、市内の屋台を蔵本通り歩道に集約し、それ以外の地域での屋台営業は認めないということになった。1983年(昭和58年)には「都市景観モデル事業」の指定を受け、立ち退きの危機となったが、屋台組合や市民から屋台を存続させてほしいとの要望を受け、1986年(昭和61年)に市の負担で屋台のためのインフラ整備をおこなったそう。当初の20軒は2000年には8軒となり観光客、市内の企業関係者、関係団体から屋台の衰退を惜しみ、再生を求める声が。呉市は「蔵本通り屋台活性化懇談会」を設置しました。2002年(平成14年)に懇談会の検討結果を受け、警察は道路使用許可は新規に出さないが、屋台営業が継続しやすいように、既存の営業場所を道路交通法の規制対象外とするため屋台設置場所を道路区域から除外しました。さらに、呉市は新たな屋台営業者を公募すること、既存営業者については配偶者又は子の承継を認めることという方針を打ち出した~。

「地方の古き良き屋台」呉氏屋台の歴史と現在

 屋台といえば、めったなことでおめにかかれることはなくて、「都市化」とともにほとんど消去されてしまったように思う。これが市民の声で上下水度と電気が使用できるという場所(場所と言っても歩道上)を確保して継がれるとは、なんともうれしいこと。「軍国の香り」のなかに「平和産業」が生きづいているのだと思えるのもうれしい。














2022年6月25日土曜日

「平和の詩」がすばらしい

 沖縄戦没者追悼式で小学校二年の子供が朗読した「平和の詩」がすばらしい。

~せんそうがこわいからへいわをつかみたい ずっとポケットにいれてもっておく ぜったいおとさないように なくさないように わすれないように~

 平和をつかむために軍備を増やし、核兵器も置こうという主張。ちょっと待ってくれ、日本が踏んできた他国侵略の道をなかったことにして、「怖さ」利用するのは不届きなこと。ウクライナ惨状を目の当たりにして「絶対やってはいけないこと」と鉢巻を締めなおすのが普通とすべきなのではないか。

 いつまでも戦争をやめないロシアを見て思う。止めるときは「兵器」がなくなるときまでなのか?その前に「やめろ」というのが政治だと思うのに、欧米の協調にのるだけのことしかない日本。電車で乗客が困っている場面で、何人かが助けていてもまだ側で見ているだけ…。平和をつかむためのポケットはもちあわせない政治。兵器産業が潤いを待つ政治、やめて。


2020年4月19日日曜日

「あなたは私たちが方法を見つけなければならない」

 14日放送、BSプレミアムの「ガイロク」で、63歳のバンドマンにインタビュー。立川米軍基地で演奏していた。ベトナム戦争当時、兵士がよくリクエストした曲は「反戦歌」だった。その曲は禁止されていたが、小さい音で演奏したとのこと。YouTubeにあった。3258万回視聴はすごい。





~🎵
母親達よ
あまりにも多くの母親達が涙を流している
兄弟達よ
更に多くの兄弟達が命を落としている
そう、ここで今日にでも解決策を見つけなきゃ
愛しい思いを届けるすべを

父親達よ
もうこれ以上はご免だ
分かってるはず、争いが答えではない事なんて
憎しみを克服できるのは愛だけだから
そう、ここで今日にでも解決策を見つけなきゃ
愛しい思いを届けるすべを

ピケラインに
スローガンを掲げる
僕を暴力で罰しようなんて
思わないでくれ
話し合おう
そうすれば分かるはず
何が起こっているかなんて
現状がどうなのか
何が起こっているかなんて
見えるはず

母さん
僕らは間違ってるって皆が思ってる
ああ、でもただ僕らの髪の毛が長いってだけで
彼らに僕らを裁く権利なんて無いはず
ああそうさ、今ここで解決策を見つけるんだ
共に分かり合うすべを
ピケラインに
スローガンを掲げる
お仕置きなんて
やめてくれ
さあ、話し合おう
君にもきっと
現状が見えるはず
何が起こっているのか
今起こっている事を君が教えてくれ
それとも僕が教えてやろう

2020年4月14日火曜日

仙台七夕も中止とか

仙台七夕は86日~8日の予定のところ、取りやめになるとのこと。現在の形になったのは1946年、つまり戦後すぐのことだった。戦時中は無論のことそんなことは許されなかったし、「自粛」よりも強烈な抑圧社会だったから、戦後新しいスタイルが始まったのだろう。

 400年の歴史を数える七夕も、中止になったニュースを見て、ああそうだろうなとは思ったけれども、ちょっとひっかかったのは、戦後の始まりが、自分の出生した年と同じだったこと。誕生が偶然とはいえ、同じ時間を過ごしてきたのかのかと思うと、感傷を感じるのはウィルスのせいばかりだろうか?

 日光東照宮など世界遺産の二社一寺は13日、1422日まで拝観が停止で、いよいよ神との仲も分断された。大阪天満宮(大阪市北区)は13日、7月下旬の「天神祭」に伴う奉納花火などの行事を中止。本殿神事は神職だけでやるのだとか。新型コロナの収束は神にもお願いできなくなった。それとも空のかなたから高みの見物?だとしたらお人が悪い。いやお神が悪い。





2019年3月11日月曜日

ホテルの写真と「♬高原列車は行くよ♪」(歌 岡本敦郎)の近しい関係





 写真は五色沼ツアーに参加したとき、中ノ沢温泉のホテルに泊まった時に展示されていたもの。川桁駅(磐越西線)の様子と説明されていた。いい写真なのでスマホで撮っておいたものだったが、どうしてこんなに賑わいのある列車だったのか気になって調べてみた。

 かつて硫黄鉱山があった中ノ沢温泉近くの沼尻まで、日本硫黄沼尻鉄道(磐梯急行電鉄=沼尻鉄道 大正2年開業 昭和44年廃止)が敷設されていた。この鉄道は磐越西線の川桁駅で接続して、主には硫黄を積み出す貨物が走っていた。写真にある貨車に積んでいるものが硫黄らしい。

 沼尻鉱山(安達太良山西斜面)にはひところ2000人の労働者がいたらしい。江戸時代には会津藩と二本松藩が権利を争ったという。硫黄は朝鮮戦争時には「黄色いダイヤ」と呼ばれるほどだったが、「戦争特需」だったことを思わせる。それ以降は石油製品にとってかわられていった。

 ところで岡本敦郎が歌った「高原列車は行く」はこの磐梯急行電鉄の情景を謳ったものだとのことで、作詞の丘灯至夫、作曲の古関裕而は共に福島県出身。昭和27年に発表されたこの歌、知らない人がいないくらい流行したが、このとき朝鮮半島で戦争をしていたのだから、なんという能天気なことだったかと思わないでもない。


2019年1月11日金曜日

NHKの忖度見た思い


 辺野古工事中止の請願署名は、毎日新聞が181858分現在で「20万突破」とデジタル報道した。10万を超えれば、アメリカ政府の「見解」を出さなければならないと、アメリカが持っている民主的な制度を動かそうというものだった。

 10万集まれば条件をクリアできたものが、2倍集まったのだからすごい勢いで集約されたものだ。この日の夜(2140)のNHK報道は「約20万」とした。確かに誤りとまではいかないまでも、明確に20万を突破していることははっきりしていた。

 正確性は欠くことだし悪く言えば意図的だったともいえる。「ローラ・りゅうちぇる」ばかりでなくブライアン、メイ(ロックバンド)という有名人まで加わったのだから、話題性は十分で報道するからにはキチンと確認してやるべきだろう。NHKの日ごろの報道ぶりからすれば「忖度」を疑われても仕方がない。

NHK21:40
 毎日新聞 18:58

QueenのGt. ブライアン・メイさんが署名呼び掛けたきっかけ 辺野古の工事停止求める熱心なファンのメール

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女性は中学時代からクイーンのファン。メイさんが動物愛護活動や社会問題に関心が高いことから、12月28日に公式ホームページ(HP)などを通じて「たくさんの人の署名が必要です。沖縄の海と日本の民主主義のために、助けてください」とのメールを送った。
 翌日には本人名のメールで「署名したよ。インスタグラムで呼び掛けもできるよ」と返事が届いた。
 何度かやりとりする中で「喜んで手伝うよ」「詳細を知りたい」というメッセージがあり、女性は埋め立ての様子や辺野古問題を紹介した沖縄タイムスの記事へのリンクをメイさんに送信。7日未明の呼び掛けにつながった。
 「まさか本人が連絡してくれるとは。思いが伝わった」と喜ぶ。
 女性自身は沖縄を直接訪れたことはないものの、基地問題を巡る不条理に胸を痛め「何か一緒に行動したい」と考えていたという。「辺野古は世界の自由と平和、民主主義に関わる問題。少しでも多くの世界中の人に知ってもらえたらうれしい」と話した。
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2018年8月9日木曜日

東京中心主義というのも格差の助長かも

 13号台風が東京直撃の報道は実に丁寧にどこのチャンネルでも取り上げていた。ともかくにも異常な気象は甚大な災害を起こすのだから、注意を喚起するに越したことはないと、その限りではうなずける。もう自覚的に状況を把握して避難しろとまでいう。動くのも緩慢になっている高齢者への親心かと思わなくはない。ただ、それでは台風の影響がないところはどうなのということは起こる。

 沖縄の県知事翁長さんが亡くなって、これも昨夜の大きなニュースだったはずだ。NHKの夜の7時、9時のニュースでは枝葉のごとき報道のやり方だったとか。辺野古基地の建設問題に毅然と反対を唱える姿勢は、だれからも一目置かれることだ。

 先日の全国知事会で日米地位協定の改定をという意見が全会一致で決まった。基地問題が政治の課題として浮上してきているのに、知らぬ顔はないだろう。意図的にやらないということが想像できる。

 良くも悪くもアマチュアボクシングの話題は、すべてのチャンネルを制覇している。同一の話題でそれぞれが掘り下げた報道合戦にする。この話題に限らないが、違和感をもたざるを得ない。

 豊洲市場は「安全宣言」をした。シアンの汚染等があるにもかかわらず、ないかの如くのあつかいで、その上豊洲市場の使いかっても酷いものと言う声が上がっているのもかかわらず、この報道がほとんどないのがこれまた不思議なことだ。結果として「問題ない」という扱いにしている。ことがどんなに「真っ黒」であっても、なんであっても指摘の対象としないのは、現政権の有り様と酷似 している。

2018年6月28日木曜日

天候がおかしい。「雲行き」が変なのは日本の政治も。


モリカケ問題は終わりだとか、そういうムードが広げられている。積極的には「まだやっているのか」という言い方もあるが、まだ済んでいない。世論調査でもそう思っている人が圧倒的に多いのだから、そこのところ新聞もテレビ報道も「忖度」はないのかな。

「そのうち忘れる」のは旨い具合に使われて、ドンファンの事件、日大アメフト問題、ワールドカップ「盛り上げ」と、元自衛官殺人と絶え間なく続く。米朝の会談後は、とりあえずとしても、ミサイル騒動はおさまった。それは結構なことなのに、あとは旨く行かないだろうと、なんとなく「評価しない」ムードを醸し出す。

うまくゆかないのは「交渉」を疎んじる日本政府だろう。圧力一辺倒でやってきて、米大統領が止めると言った後、「対話」に切り替える。北朝鮮に軽く見られると思わないのだろうか。しかし「対話」が本意だとは思えない。拉致問題に「やりたくない」との観測もある。どこまでも敵対状態であることが優先されて、イージスアショア購入や「防衛費2%」へとつなげたいねらいもあるだろう。

 モリカケで追い込まれて、開く国会では姑息にも憲法改正のための法案も強引に通す策をとっている。「働き方改革」と称する残業野放し法案、アメリカ企業のためのカジノ法案も同様に、どんなに問題があってもすり抜けて成立させようという腹だ。今月は国民健康保険の通知がきたが、目をむくような額になっている。区役所には電話が殺到していることだろう。こういった話題は表に出てこないのはおかしい。テレビを見ていると「洗脳」されてしまうみたいに思えてきた。




2018年5月5日土曜日

5月3日憲法集会に行く


 連休のときは、かつては家族旅行で出かけるのが常だった。子供たちが自分の生活エリアを持つようになった今は、テレビが渋滞の報道をするたびに当時の渋滞の大変さを思い出すだけのことになった。渋滞を伴う運転は余分に疲れるし、せっかくの素敵な旅館でも、酒を楽しんだ後はすぐに睡眠になってしまうので、後々「あそこの料理は何々で」とか「いい風呂だった」と言われても、ほとんど記憶に残ってはいない。

 車を持たなくなってからは、列車を使った旅へとすっかり変わった。写真グループの旅となれば、座席を回して、向かい合って酒を飲むのが、極上の楽しみになった。それも毎日が日曜日となっているわけだから、連休の苦労などどこかの世界の話になった。だから、連休中は「空き」になる。

 空きだからというわけでないが、有明防災公園で開かれた憲法集会にでかけた。壇上ではこもごも、政権への心からの怒りを、参加者の共感を受けながら訴えていた。自衛隊を憲法に書き込んで、日本が戦争の主体者になるかという動きを止めようと、熱気を感じるものだった。その深刻な状況であるのに、皆がニコニコとしている。これから先への確信がそうさせているのだろうかと思えた。







2018年2月17日土曜日

言葉も猥雑な日本にどんどん踏み込む

 この方が、安保法案の強行採決で活躍したことは忘れられない記憶として残っている。たまたまみたツイッターを見ていたら、佐賀県の陸自ヘリの墜落事件で書き込みがあった。

「心配停止」の突っ込みは止めておくにしても、「落着」とは全く意味不明だ。「不時着」、「緊急着陸」、「予防着陸」、「着陸・炎上(防衛相、NHK)」と様々な言葉が使われるが、「墜落」だけはなんとか避けたいということなのだろう。

2018年2月8日木曜日

墜落を「着陸、炎上」という丁寧さ?

 ヘリコプターが事故を予測判断して空き地などに着陸することを予防着陸と表現されている。緊急着陸では聞こえが悪いからなのかどうかわからないが、言葉のイメージからは相当に違いはある。ヘリコプターが着陸していいのはヘリポートだけだから、それ以外で着陸するのは緊急の場合になる。
 
 予防着陸は墜落を避けるための策で、「異変」を感じたらとにかく着陸をするという、危険回避のためにあるのだろう。乗員の安全確保には大切なことだから、米軍でも「躊躇するな」と啓もうしている。

 佐賀県の空自ヘリ墜落は、NHKでは「着陸、炎上」と表現した。民放の臨時ニュースでは、早々に「専門家」が「予防着陸をしようとしたが…」といい、事態が明らかになるにつれて、「予防着陸する余裕もなく…」とコメントしていた。「着陸、炎上」は防衛相の記者会見で発表された言葉だった。墜落の映像もメディアではすでに発表していたから、違和感以上に何か無理やり着陸にさせたかったのかなと疑ってしまう。

 政府が発表する通りの使い方では説明になっていない。言葉は使いようで、印象がかわるが、政治がらみではもっとも「弄ばれる」存在になる。墜落ヘリの呼び名は「空自ヘリ」として落ち着いてきた。NETのニュースでは当初「航空機」と称するものもあった。航空機は「民間機」と「軍用機」に分けられる。憲法上「軍」は使いにくいだろう。「攻撃ヘリ…」というものもある。「攻撃」は専守防衛からすれば使えない。正式名称は「AH-64Dアパッチ・ロングボウ」。


予防着陸を躊躇するな

2018年1月25日木曜日

報道の自由、見る方の不自由

 最近に限らないことではあるが、ワイドショーの番組内容は、判で押したようにどこのチャンネルも、話題が同じものになっている。何を取り上げようが造る方の自由ということもあるにはある。事前に披露しあったたうえでの番組にしているということは、ほかのネタ=排除されるネタも一緒だということも言える。

 相撲界の不祥事ネタも北朝鮮と韓国のオリンピック代表団の話も、もういいやと思う人もいるだろう。よくご丁寧に掘り下げて枝葉の話というか、それは大事ことだと言えないことまで、コメントしてくれる。スポーツ新聞や週刊誌がネタ元で、NETのそれへの反応を見ながら、報道内容を構成しているが故のこととはいえ、細かい部分まで含めで同じ内容になっていく。

 平昌オリンピックの韓国と北朝鮮の統一代表団の話題は、特に北朝鮮の「戦略」に韓国が乗せられているみたいな描き方がされる。北朝鮮の有り様が言われるときには、アメリカ政府と日本との関りも言う必要があるだろう。差し迫った核兵器使用をさせないという立ち位置なら、オリンピックの間の「緊張緩和」は見つけものじゃないのだろうか。

 ことさら北朝鮮と韓国の行動に焦点を当てて、ホッケーの合同チームでは力を発揮できないだろう、みたいな話を探り出すのはあまりに皮相だ。この際日本の首相だって韓国(オリンピック)に行って「対話」を狙うべきではないのか。予算国会の日程で時間が取れないなどと、もっぱら従軍慰安婦の対応に対する「圧力」と北朝鮮への「軍事的」圧力しか考えていない。野党が憲法に基づいて要求した臨時国会から逃げ回ったこと忘れているのだろうか。

(と、ブログをまとめていたら、韓国に行くことにしたのだとか。アメリカからも行けという意思があったとのこともあり、韓国に行くべきという世論が多かったのを気にしてのことだろう。

2017年11月9日木曜日

COP23「希望の星」が輝くようにならなくては世も末に

 核兵器禁止条約の制定に貢献したICANのノーベル平和賞は、最近二つ目の明るいニュース。条約の制定会議に欠席し、見ぬふり顔の日本政府にはなんということかと驚く。当然大きな批判を受けることになるところ、メディアはさして批判まで踏み込まないようだ。これで当たり前という雰囲気が出来上がるのだろう。

 世界で唯一の被爆国としての態度ではないことなのに、ここにも忖度だかなんか知らないが、衆議院選挙後は政府に対するに対しての物言いはゆるゆるになってきた。原爆平和記念式典で「どこの国の首相か」というヤジを飛ばされたのも、そういった人がいたというだけの報道でコメントもしない、などということが当たり前の空気を作ってしまうのだろう。

 NPT(核拡散防止条約)が核兵器禁止を展望したものだから、との主張もあるようだけれども、しかしそれこそ北朝鮮の核開発に歯止めをかけなければならないというときに、役にたたないものになっていることも事実。問題解決は「今でしょ」という要請には応えていない。世界があたらしい核兵器禁止の行程を考えていくことは、決して邪魔ではないし大いに進めるべきことではないか。

 日本の与党議員多数派は世界では少数派なのだから。ついでに言えば国会の多数派は、国民の多数派でないことは自民党の中でさえ自覚されていることだ。

 もう一つのCOP23も地球温暖化の対策を考えるという目的で、大切な会議になっている。京都議定書からアメリカが離脱などと、天下のアメリカにしては姑息にも見える態度は説得力がない。自国のハリケーンの被害はとてつもない規模だと報道されている。北朝鮮と事を構えるという場合じゃないとも言われている。だから日本に武器を買わせて、というノリも冗談ではないと思うが。

2017年10月22日日曜日

「キレる」ことへ同期しては危ない

 先日のワイドショーで、運転手が「切れて」しまうときは、軽自動車に抜かれた時ということが紹介されていた。ウィンカーを付けないで割り込んだとか、前の車がゆったり走っているときだとか、そういうときに「キレる」症状になるという。これが確かに自分に当てはまることもあるので妙なものだ。ほんとんどの運転者がもってしまう反応とは一体どういうことだろう。

 人と自分とは違うはずのものが、同じ反応に陥るとはおかしなことだ。人間が持っている競争心とか虚栄心のようなものが働くということなのだろうか。しかし、軽自動車に抜かれたからと言って、どうしてやられたと思わなくてはいけないのか。

 アメリカのトランプ大統領が、北朝鮮に対していろいろとちょっかいを出すのも、そういった構造に似ている気もする。生産性も国力もない小国が、「核」兵器を持つなど許されないと。確かにそれはどこの国であっても許されることでないと、だれもが思うことだが、北朝鮮に武力攻撃をちらつかせ、米韓軍事演習でもっぱら圧力をかけることで緊張を高める。

 自動車運転でのトラブルは、暴力をちらつかせ使われることへとエスカレートしていく。挙句のはてにトラックの追突という、余計な偶然まですすんでしまった。なにかのアクシデントにより武力衝突へはいっていくことは、過去の歴史にいくつもある。そのアクシデントさえ、意図的なねつ造ということでもあった。

 日本では凶器を持った犯罪でさえ、「説得」を先とする扱いなはずだ。これは憲法に基づくものだ。「頭にきた」ごときの事柄と同様に、アメリカの提灯持ちのように、先走り従う日本のやり方は危ない。

2017年10月3日火曜日

「緑のタヌキ」のあだ名、なるほどと思えてきた

 緑色のシンボルカラーをなびかせて291万もの票を集めた人に「緑のタヌキ」とあだ名がついて出回っている。思い切ったことをいうものだと最初は感じていたが、どうやらだんだん当たっているように思えてきた。日頃から気弱く生きているものにとっては、リセットだの選別だのという言葉が出てくると、「こんな人たちには…」と同質の響きを感じてしまう。政治ショーか劇場かはわからないが、その大仰な仕掛けに目が回りそうで、筋書きがないシナリオがどこに落ちていくのか想像できない怖ささえ感じる。頭をたたいて、覚醒するための木槌が欲しいくらいだ。

 自民党が、都合の悪いことを隠しため、票が欲しくて勝手に解散を決めたのに、「票が欲しいから野合している」と批判するのだから、あきれてものが言えない。他人の懐に手を突っ込んで、好きなものだけを自分のものにするなんて、舞台の上ならあることかもしれないが、「政治」の舞台でそれはないだろう。それとも、人事もなにも使いまくって、場合によっては警察も使って脅かしのネタまで使うというやり方に、対抗策だとでもいうのだろうか?

 「独断」で引きずり回すやり方、「唯一私が言うこと」が第一とは、くしくも「ファースト」の意味合いがわかってくるようだ。今日のニュースですでに、都民ファーストの都議が離党するとのニュースが流れている。権力を手にいれたらどいう政治になるのか。その平気さも現政権と似通っている。しっかり見ておく材料が交流サイトで紹介された。以前選挙時に毎日新聞がとった政策アンケート資料だ。

2012年衆議院選挙に小池百合子氏が候補者アンケートで回答した。憲法改正と核武装もやるという考え方を回答している。

候補者アンケートの回答

·        1(憲法改正)あなたは憲法改正に賛成ですか、反対ですか。
·        回答:1. 賛成
·        2(集団的自衛権)集団的自衛権の行使を禁じた政府の憲法解釈を見直すべきだと思いますか。
·        回答:1. 見直すべきだ
·        3(一院制)今の国会は衆議院と参議院の二院で構成されています。憲法を改正して、一院制にすることに賛成ですか、反対ですか。
·        回答:1. 賛成
·        4(消費税)社会保障財源にあてるため、消費税を2014年4月に8%、201510月に10%まで引き上げる法律が成立しました。この法律への考え方で近いものを一つ選んで下さい。
·        回答:1. 法律通りに引き上げるべきだ
·        5(基礎年金)現行の基礎年金制度は、財源の半額を国民が支払う保険料でまかなっていますが、全額を税でまかなうべきだとの意見もあります。どちらがふさわしいと思いますか。
·        回答:1. 現行方式
·        6(原発再稼働)原子力規制委員会は、原発の再稼働に関する新たな安全基準を策定中です。今後の原発再稼働について、あなたの考えに近い方を選んで下さい。
·        回答:1. 新基準を満たした原発は再稼働すべきだ
·        7(原発ゼロ)2030年代の原発稼働ゼロを目指す政府の目標について、支持しますか、しませんか。
·        回答:2. 支持しない
·        8(復興予算)東日本大震災の復興予算について、被災地以外の防災対策に使うのを認めても構わないと思いますか。
·        回答:1. 構わない
·        9普天間)政府は日米関係を重視し、沖縄県宜野湾市の米軍普天間飛行場を同県名護市辺野古に移設する方針ですが、県や地元は反対しています。移設先についてあなたの考えに近いものを一つ選んで下さい。
·        回答:1. 名護市辺野古
·        10(尖閣国有化)政府が沖縄県の尖閣諸島を国有化したことを評価しますか、しませんか。
·        回答:1. 評価する
·        11(対中国)中国に対し、日本政府はどのような態度で臨むべきだと思いますか。
·        回答:1. 強い態度で臨むべきだ
·        12(TPP参加)輸出入関税を原則ゼロにする環太平洋パートナーシップ協定(TPP)への参加に賛成ですか、反対ですか。
·        回答:1. 賛成
·        13(TPP農業)TPPの農業分野への対応について、あなたの考えに最も近いものを一つ選んで下さい。
·        回答:1. 関税は全面的に撤廃すべきだ
·        14(核武装)日本の核武装について、あなたの考えに近いものを一つ選んでください。
·        回答:2. 今後の国際情勢によっては検討すべきだ
·        15(女性宮家)政府は女性の皇族が結婚した後も皇族の身分を維持する「女性宮家」の創設を検討しています。あなたは賛成ですか、反対ですか。
·        回答:1. 賛成
·        16(定数削減)衆議院の定数削減について、あなたは次のどれが望ましいと思いますか。
·        回答:1. 比例代表を削減
·        17(政権の枠組)衆院選後、どのような政権が望ましいと思いますか。
·        回答:2. 自民党中心の政権
·        18(政党の変更)当選した議員が選挙後に所属政党を変えることは問題だと思いますか。
·        回答:1. 問題だ
·        19(企業献金)政党への企業・団体献金を全面的に禁止すべきだと思いますか。
·        回答:2. 禁止する必要はない
·        20(政権公約)政権公約(マニフェスト)通りに政策を実行しないことをどう思いますか。

·        回答:2. 柔軟に対応すべきだ

2017年9月21日木曜日

解散だって。「大義なき解散」なんて言ってるけど。

 北朝鮮のミサイルは当面は心配ないということ?と皮肉で言いたくもなる。Jアラートで大騒ぎさせておいて、この度は選挙でございますが、北朝鮮とのやり取りが長引く場合は選挙をやるヒマがないと、勝手なことをよく言ったものだ。
 
 金坊ちゃんの核兵器開発実験やら、長距離ミサイルの発射「成功」にはしゃいでいる顔を眺めると、馬鹿なことやめればと、思うほかのことは浮かばない。核兵器の製造やら貯蔵やら、ミサイルの使用など、非生産的で危険きわまりないものを、待たないようにしようというのが世界の流れで、そこにむけて様々な運動があり、国連でも核兵器禁止条約が成立して批准が進められている。

 このときに、北朝鮮のそれを「叩き潰す」ということを強調する。緊張を高めるばかりでいいのか。相手を煽りに煽って手を出させるのがケンカの常道、歴史の上では衝突をねつ造してまで戦争に突入していった。過去を見ることをあえて避けて、また繰り返すやりかたは政治のやることでない。

 その愚かさを日本は知る位置にあるし、平和憲法をもう一度見直す必要が目の前にある。北朝鮮の暴挙を利用して「安保体制」「共謀罪」「平和憲法改悪」を飲み込ませようとの腹策なのだろう。それでモリ・カケも隠し通せる。ただ勝てるからやるとは、議会への冒涜だ。

以下はFacebook投稿でみたもので拝借した

今ならあまり負けないかも解散
国会開会いやだ解散
戦闘日報隠し解散
北ミサイル煽り解散
Abeアラート解散
改憲ヤケクソ解散とかいろいろ言われているが、「モリカケ逃亡解散」が一番いいと思う(^^)
要するに大義ゼロ解散・党利党略解散
国会開きたくない解散
きのうまでミサイル騒ぎをNHKつかって大騒ぎさせ煽りに煽っていたくせに
金様頼み解散
支持率は金様頼みの安倍首相

2017年9月4日月曜日

核兵器廃絶の意思が後ろ向きでは

 ワイドショーとニュースをずっと見ていて、「北」との交渉を言う人がいた。対話については、圧力をかけたうえでの対話という理屈で、武力を否定しない「説得」になっている。水面下での接触があるのかもしれないが、日本政府の場合は「話をしよう」という意志を表さない。表さないというよりないという方が正確かもしれない。

 モリカケで追い詰められて臨時国会はやらないと逃げ回っていた政府が、この問題では閉会中審査をするという、まったく身勝手な「国会利用」をした。偶然だとしておくとして、「困ったときの北朝鮮」として支持率回復の効用にするという姑息なやり方だ。Jアラートで国民を脅かして頭を下げさせておいて、ミサイルには届きもしないパック3、SM3-1Aで迎撃などと格好をつけるハリボテ防衛ではないか。

 だから対話という選択肢ということではないが、圧力重視以外のことはさっぱり見えてこない。アメリカ大統領と電話でしゃべったというだけだ。海外からのコメントは、「圧力一辺倒」については肯定していない。日本はなんでそんなに騒ぐのと、他国から言われる始末で、こんなに馬鹿馬鹿しいことはない。

 しかし水爆実験をしたという北朝鮮の行動は、もう一歩危険な状況を感じる。地球上の「戦争」はなくなってはいないが、なくするための努力をしてきたのは間違いない。北朝鮮の政権をどうこうするのは、北朝鮮の国民がきめることだから、外から政権を変えるということに手をかけるのは、余計なことだろう。また、政権の変更を外から武力でという選択肢はありとしたら、主権に対する侵害になる。悪い奴だからいいということにはならない。日本の首相に対して、モリカケであまりひどいから止めろという要求を、よその国からできるかを考えればわかる。

 地球上最大の暴力装置、つまり核ミサイルを外交取引の材料にするということだから、まったく肯定できることではない。それをやめさせるための方法が、ないわけではないだろう。さまざまな角度から影響をさせることはできるはずだ。

 つい先日核兵器廃絶の条約が国連で成立したが、核兵器をもつ大国は参加しなかった。日本も席には座らなかった。原爆の被害はもとより、水爆実験(アメリカ軍のビキニ環礁での実験)の被害にもあっている日本が、これでは核兵器を持つなという説得力は低いものとなる。核兵器は使用できない兵器として、ほとんどの国が認識しているのだから、持っている国が、そこに向けての動きをすべきところだろう。さらに、核拡散防止条約の「今持っているところは除いて、ほかの国は持ってはならない」とする「欠陥」条約の再検討がなければ、北朝鮮の核開発の手をも縛ることにならないのではないか。