朝日新聞では「簗農水省更迭」という題字になっている。言葉はその時々の状況を反映してつけられるとして、「辞任」というタイトルのほうも事態を表していると感じる。
国会中継を見ていて、首相は「辞めさせること」は承知できずに何とか乗り切ろうとしたようだった。新しい「シャトルバス使用」も火種にはなったが、(当たり前だけど)追及はかなりひろがったから、ついに庇うことはできなくなった。
「辞任」記者会見は、本人が記者会見で述べた「辞表を出した」ことのみを述べ、記者が他の質問をしても応えずに去っていった。だから、事実経過を言えば「辞任」という表現なのだろう。朝日新聞では「更迭」を使った。「やなちゃん」のワードも現場を拾い出して報道されたから、饒舌にまくしたてたのだろう。一面の気持ちとしては「更迭」が、タカイチ内閣の大きな傷になるから、対応して「更迭」が任命責任を問うことになるので、そこは合っているのかも。
農水省の役人に「お支えチーム」があった。簗和生(やな かずお)農林水産大臣をめぐる一連の疑惑や批判に対応するため、農林水産省内に内々に設置された支援組織のことだと、AI概要に書かれている。役人が大臣の所業へのバックアップをやると⋯。ここまで劣化したのか、それとも当たり前になっているのか、役人の給与は我々の税金で支給されるのだから、まったく不届きなこと。高級官僚はここまで劣化しているのか。その手柄をもって上級職への道を開くとなれば、情けない限りだ。
一つ思うことは、財政の割り振りを議員の「顔」で差配することは、悪しきことに違いないが、そのシステムを長年続けてきたのが今の政権だから、そこから問いただすことは必要だろう。沖縄知事選で現政権の支持の候補が当選したが、その直後に来年度予算の補助金額を増額した。政権を支持する、しないで交付税や補助金の額を変えられるのは、公正公平な税のあて方とは言えない。怒るならそのことも言わなくちゃならないだろう。一発のセンセーショナルな報道で時間がたてば忘れられるという批判は聞こえないのか。



















