2026年9月3日木曜日

命拾いのグズさ加減

 どちらかというとグズだと、人に言われはしないものの、もっと頭の回転がよかったら違った人生があったのかもしれないと想うことがある。でもそれが原因で損したということはあまり記憶にない。不都合は忘れることにしているせいか?

かえって得をしたことはあった。20歳のころだったか、三宅島の民宿に遊びに行ったときのこと。梅雨明けの前の海は波が高かった。泳ぎに自信があるほどではなかったから、砂利の浜をずっと先まで歩いて波の静かなところを探してみた。でもどこまで行っても泳げそうな穏やかさはなかった。足元は砂ではなく砂利で、引き波は足元がすくわれて立っていられないほどだった。

しかたなく泳ぐのはあきらめて、浜に寝転んで過ごしていた。ところがそのとき海に入って泳ぎ、運悪く溺れてしまったという事件が起きた。それも二人。一人は自衛隊員だとあとから聞いた。

7月に入ったばかりのときを見計らって一週間滞在する予定だった。分厚い本を数冊もって民宿へ転がり込んで、面倒なことを忘れて過ごすつもりだった。でも命拾いをしたにもかかわらず、その後の民宿暮らしではさして読書量はすすみはしなかった。

民宿の食事は好きな魚の料理がでたが、「お頭」(多分まぐろ)が大きな鍋にどーんと煮られていて、何日も「楽しんで」食べた。天気はその後もグズグズと梅雨明けせずにいた。はては民宿の人にからかわれて、お前さんがいると梅雨が明けないから帰れと言われた。

穏やかに遊んでくれる海もある



2026年8月27日木曜日

身に鎧をまとわず!が友好の基本だよね

 中国の軍事費増強、アメリカ、イラン、ロシア、イスラエルなどの戦争継続、EU各国の戦争への「援助」と軍備拡大が進められている。こうしたなか日本でも「武器購入、装備移転」の「経済活動」への期待が「戦争はイケナイ」の世論に抗して臆面もなく進められる。かつての「軍国主義」が亡霊のように蘇っているようで気持ちが悪い。

だからこそのことなのか世の中の荒れ模様が、さまざまな事件が日常茶飯事で起こっている。ピストルで被疑者を死亡させた事件(映像では打たなければならない状況とは見えなかった。その後どうしたのか?)東武鉄道の草刈り作業員死亡、原因が東武の調査でまだ明らかにされていない。警察の対応もさっぱり報道には見られない。(会社任せ?使者4人、殺人事件なら動きはもっと早いんじゃ?)

熊本地震では、首相が訪れたのは一週間後だった。(それまで報道では見かけなかった段ボールベッドはそこにはあった!?)千葉、茨城の豪雨では政府はなにをやっているのだろうか。報道を見る限りなにをやっているのか不明。(熊本県宇城市の段ボールベッド備蓄は100個もなかった。6日後に国の「プッシュ」で1600個が送られたが保管場所がなく、設置が完了したのは14日後〈8月10日〉だったとのこと)

生活に直接かかわる政治・行政が、国民のために動くのが実に遅い。もし日本が「どこかの国」から武力攻撃を受けたとして、「生命生活の安全保障」にどれだけの働きができるのか疑わしい。かつての歴史でやってきた国家、軍の行為から想像しても期待はできない。アメリカなどの兵器を高額で購入して、武器弾薬を「防衛」と称して備え、いったいなにを安全保障するのか。平和のための「外交交渉」と口では言っても、「防衛装備」の増強をすることを優先させる。まともに取り組む様子はない。

軍備拡大競争から緊張関係が高じて、「誤った一撃」によって戦争が始まる危険はある。先制攻撃は防衛のうちとまで言いだすのでは、それどころではない状況でもはや戦時の体制に入っているかも。日本の「敵」でなくともアメリカの指揮下で「開戦、参戦」の危険もある。憲法が律する戦争放棄を何とも思わない日本では、歴史の馬鹿な繰り返しになる。どうみてもピストルや刃物を持ってお隣さんと「なかよく」ということにはならない。

モーニングショーで玉川徹さんが語った。「日本国憲法がよくお花畑だというような人がいるんですが、国連憲章に違反するアメリカとイスラエルによるイラン侵略に参加しないですんでるというのはこの憲法があるおかげ。非常に憲法が今回、実効性を持ってその力を発揮してる。今のところ日本政府も、ホルムズ海峡への自衛隊派遣について非常に抑制的です。この抑制の理由は何かというと、やっぱり憲法が効いてきていると思う。平和憲法を持っていて憲法上、自衛隊を出せない。憲法があればこそ、この違法な戦争に巻き込まれずに済む状況が今のところできている。アメリカの違法な要求に対して盾になっていると思う」(テレビ朝日『羽鳥慎一モーニングショー』3月17日)

広島県呉市の港(昔の三大軍港のひとつ)は、日本製鋼跡地を防衛省が「複合防衛拠点」にしようという 〝防衛省による「多機能な複合防衛拠点」としての整備に向けた売買契約締結の基本合意がなされ、早期整備に向けた検討と協議が進められています〟→Google AIによる概要

呉市がこれに乗じて市をあげて進めようとしている。呉市ホームページ

2023.11.03撮影







2026年8月23日日曜日

佃島で3年ぶりの住吉神社例大祭があるというので行ってみた

 相当昔に小さな堀のあるところに写真を撮りに行ったことがあった。

かつて佃島の祭りを題材にしたテレビドキュメントで、長年祭りにかかわった人が高齢のために、もうかかわれないというストーリーが記憶に残っていて、祭り当日にその人の(家の)前で獅子頭を踊らせ(祈る?)る動作を撮影していた。

できれば祭りに行きたいものと思っていた折り、偶然一週前だったが「佃煮」を食べたくて、購入するために立ち寄ったら、祭りの準備が進められている様子を見ることができた。小女子、イナゴとイカの佃煮を購入しながら、頑張って一週間後の例大祭には来ようと決めた。

例大祭の当日はまた暑い日だった。佃島は小さな区域だが、もしかしたら江戸時代に大阪から移り住んだ漁師たちの町は、もっと広かったのかもしれない。などと思いながら「小さな町」で獅子頭の群れを追いかけて回って歩いた。家の前と近所で待ち受ける人たちが親しんでいる様子が伝わって、一緒に楽しませてもらった気分になった。

頭に鉢巻をしてクールタオルを首にかけて歩いたものの、実のところ暑さのなかで長居をすることは難しかった。こんな酷暑の夏で祭りの当事者の方々は大変なことだろうと思う。これから先はどうなることか。佃煮屋さんは3軒あるが、1軒は店じまいするのだそう。こうやって昔の伝統と文化が消えていくのは惜しいことだ。















2026年8月14日金曜日

戦争やってはならない 暑い夏に思う

 ヒロシマ、ナガサキの式典を見ていて、県知事、市長の挨拶や催しの様子を見て、政府の挨拶だけが浮いて見えた。「核兵器をなくせ」の願いは被爆地「だけ」でなく、日本を挙げての願いなのだと改めて思った。

テレビの報道映像がいつもの年より深く掘り下げた内容のものがあった、81年を経て絶やすことがなかった運動の蓄積が動かしていると実感した。同時にそれに向き合えない日本の政治には未来を担う資格はないというしかないと…。

たしかにここにきて内閣支持率が下降しているのは、そんな政治の姿が見えるようになってきたからだろう。あこぎな手を使って支持率浮上をねらっても、結局政治の「態度」を隠しようがない。とはいえ、「現」政権の暦年の当事者がずっとその繰り返しで、変容の具合が見せ金でしかないことも、振り返る癪の種ではある。

日本の平和が危ない。現憲法の障害を覗き、ものみな「戦争経済」への路へ向かって進め!としているとき、核を持ち込みOK、核を持つという主張さえ浮き出そうかということに至っては、危機の割には穏やかな支持率低下という気がする。「戦争やっちゃならぬ」は100%国是になるべきだ。無資格者は政治から遠ざけなくてはならないと思う。







2026年8月7日金曜日

被爆、倒壊をまぬがれた日本銀行広島支店に行った

 1945年8月6日の原爆投下によって被爆したが、鉄筋コンクリート造りの「古典様式の石張り」だった建物が残った。「3階と2階の一部に火災が発生し内部が焼失しましたが、1階の事務室や地下室の金庫等は奇跡的に火災を免れました。3階は窓が開いていたため全焼し、建物にいた20人が死亡しました。被爆当日は、負傷者の臨時病室として使われ、被爆から2日後の8月8日には被災した市民のため支払い業務を開始しました。また、被災して営業が不可能となった広島市内の金融機関のため、1階窓口を12区分し、各銀行の仮営業所を設置して、支払い業務が開始されました。」との記録がある。

https://peace-tourism.com/story/bankofjapanhiroshimabranch.html

4年前に訪れたときには改修中で内部を見ることができなかったが、今年5月に再訪したときには修理が終了していた。堅固さのゆえといっていいのかどうか、6日の被爆の二日後の8日に再開した。ほぼ被爆地点(距離380メートル)での稼働とのことに驚いた。

「殆どの職員(実働者85名)が店内ならびに出勤途上や自宅等で被爆しました。脅威的な破壊力と殺傷力をもつ原爆の不意打ちであったために、被害は激甚をきわめ、死亡者は37名、負傷者は15名にのぼり、本行戦災史上未曾有の惨禍」という状況にありながら、再開にいたるという経過が、日本銀行広島支店の原爆関連資料として記録されている。

「8月8日営業開始に向けて」

斜めからの言いようは不謹慎かもしれないが、このエネルギーが「復興」の源泉のひとつだったのかもしれない。(言語を絶する甚大な被害状況下で、身を挺しての行動に日本の戦時体制を想う)


改修成った旧日本銀行広島支店は、当時の形状が生かされて残されており、当日は1Fのフロアが美術展示会場として利用されていた。

支店長室の壁に被爆のキズがある















2026年8月1日土曜日

ハゼ釣りをやりそこなってハゼだけもらいに

 先日ハゼ釣りの下見に行った際に、つりの会の人と相談してアドバイスをもらっていた。いきがかりで、そのつりの会のハゼ釣り会に行くと約束していた。しばらく本格的な釣りをやっていなかったから、緊張気味に支度をして前日夕方にはすっかり準備ができあがった。

よしと思ったとき、ラインで翌日合唱団のレッスンだと連絡があった。あららと思って、スマホのスケジュール管理を見てみると、練習日を間違えて登録していた。なんということか、「取り違い症」が進化したのか?あわてて連絡して事情を話すと「いいよいいよ」と優しい言葉。

「でもハゼを食べたい」と下見の時のから揚げの味を思い出して話すと、じゃあ取りにくれば」と言う。午前中のレッスンが終われば、つりの会の「打ち上げ」時に間に合うので、喜んで行くことにさせてもらった。

久しぶりの面々と顔を合わせて、懐かしいやら恥ずかしいやらの気分だったが、十分な量のハゼをいただいてきた。ハゼを捌いて、唐揚げができるようにして、冷凍庫にしまい込んだが、昔は釣ってきた魚を捌くのは結構な労力だった。今回は釣りをしていなかったから、そういう苦も無くできたな、などと思った。から揚げは三日後だった。美味いねハゼ。





2026年7月24日金曜日

隣の木がまた切られた

 


となりの狭い公共用地にあった桜が切られて2年くらいたつか。立派に育って春には立派な花を咲かせていた。とても残念に思っていたら、今度は大きく育ったポプラの木がバッサリ切られた。どんな事情があるのかわからないが、この酷暑の時代に木を切るなんて愚の骨頂だ。

緑がどれだけ貴重かはいうまでもないが、都市再開発や改造で平気で樹木を切ってしまうことが当たり前のようになっている。これだけの水害や山火事の多発で温暖化の脅威を被り、国内も海外でも大きな被害が出ているときに、あえて都市部で緑を減らしていくというのはいったいどうしたことだろう。

神宮外苑でも日比谷公園、葛西臨海公園でも、せっかく育った「緑」を伐採して形だけの見栄えを残すだけのことに押し込んでしまっている。…不動産業界の手がける開発には、行政側が援軍になって進めるのだからたまったものではない。

神宮外苑の再開発で、NETでよく意見をXで表明している人がいる。

ロシェル・カップさんは

1964年ニューヨーク州生まれ。エール大学卒業。安田信託銀行勤務などを経て、シカゴ大学大学院修了(MBA)。94年ジャパン・インターカルチュラル・コンサルティングを設立。日本企業の海外進出やグローバル人材育成の支援を行う。人事管理、リーダーシップ、組織開発などを指導するコンサルタントとして活躍。

とのことで、神宮外苑の開発をはじめ都市の緑について多くの発言を盛んに投稿している。企業の責任者をしながらこうした発言をしていることに感心する。運動がひろがって、運動には議員さんも加わってひろがり、「神宮外苑地区まちづくり」に質問と意見が寄せられて、2023 年 7 ⽉ 〜2026年7 ⽉ 12 ⽇まで合計874件あると報告されている。

神宮外苑地区まちづくり 質問受付ページの回答について

ロシェル・カップさんと齋藤幸平さんとの対談があり、Xで紹介されていた。



話が少し飛ぶが、リニア新幹線の延伸も京都の町を「壊す」ことになりかねないと今話題になっている。なぜか正月に2年連続して、NHKがリニア新幹線のブナ伐採問題を報道した。長野県大鹿村で計画されていた樹齢約300年のブナの木2本の伐採が、その後の測量結果により「切らなくても良い(残置する)」と変更されたとしているが、樹木は周りの樹々と支えあっている。裸で自然の力に立ち向かえない。ここにも緑をないがしろにして環境破壊する開発の姿が現れている。

リニア送電線のために樹齢300年のブナの大木が伐採危機!