2024年3月18日月曜日

樹木医の診断から「移植に適さず」なので伐採??

東京新聞が書いた「葛西臨海公園の整備、敷地の樹木伐採」の記事

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 都によると、現水族園本館の北側に地上2階、地下1階の新たな本館などの整備を計画する敷地(約36000平方メートル)には、1700本の樹木がある。2023311月、樹木医が樹木の状況を調べた結果、病気による倒木や枝折れの危険性があったり、移植しても枯れたりする可能性が高い樹木が計400本確認された。

 都は、これらを「移植に適さない」と判断し、生態系に悪影響を及ぼすナンキンハゼなどの外来種200本と合わせ、計600本を伐採する。残る1100本のうち300本は保存し、800本は、新たな水族園近くに設ける広場「共生の杜(もり)」などに移植する。広場には、別の樹木も植える。

 現水族園は、米国・ニューヨーク近代美術館(MoMA)を手がけた世界的建築家の谷口吉生さんが設計。かつて谷口さんの事務所に勤め、水族園の設計にも携わった建築家の村松基安さん(67)は「もともと埋め立て地だった場所から、税金を投入し、豊かな自然環境に再生させたことは都の功績」とした上で、「生態系を破壊する計画は自然との共存と言えないのではないか」と訴える。

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  この記事に出てきたナンキンハゼが気になった。ナンキンハゼが生態系に悪影響ということなのだが、たしかに腐敗した葉は他の植物に有毒だということらしい。また、ナンキンハゼ(南京櫨)の葉や果実は人体にやや毒性があり、飲み込むと重度の吐き気や嘔吐を引き起こす可能性がある。種子も有毒-それは産業用途があり、石鹸やキャンドル作りに使用されています。といった説明もあった。しかし、多くの国で観賞用として「侵略的」として扱われているナンキンハゼでも、日本には帰化しているという認知も一方では存在している。どちらがどうということではないが、時によっては観賞用として重宝されながら、いまはまた外来種だからという排除の論理はいかがなものだろうか。このナンキンハゼを昨年11月に東京体育館で見かけ、カメラに収めていた。 






2024年3月10日日曜日

明るい太陽で元気が出るというもの

 太陽の光は何と言っても有難い。暖房費がかからないのだから、日当たりさえあれば心地よい場が手に入る。反対から見れば金さえあれば電気代、ガス代も払えばOKで、暖かさが手に入る。金があればとは貧乏人のセリフで、一生懸命生活しているものの実感だと思う。金を手に入れるのは相当大変だ。特に今は「まじめに、普通に」生きていくのが難しい。

 だいたい、つましくして生きているのに、容赦ない値上げや、あれこれの徴収だのと、懐から金を出させることには政治が熱心に動く。所得になる施策をまじめにやっていかないから、「少子化対策」など特別な手を打たなければならなくなる。働いて得た収入や政策で次代に引き継ぎ対応できる社会を作っていくのは当然政治の責任だ。

 そこへの「政策投資」の手抜きによって、ついに先が見えない日本になってしまった。その責任がまた「自己責任」という言葉ではもう通らない。政策実施のための税はなかったのか?消費税はどこにいったのか?どこに使ったのか?株価最高値になっても我が幸せは測れない。どこに向いて政治をしているのか?「防衛費」で43兆円のエビデンスは?

 裏金犯罪を是正する気も力もない、将棋であればとっくに積んで投了だ。寒暖差の乱高下で体調維持も大変だ。このまま光を期待するのは無理だろうけど、せめて寒さをしのぐ「夢」でもあればと思う。







2024年3月4日月曜日

人の嫌がるとこが好き

支持率がどんどん下がっていくのを見ながら、それでもコア(中核)な支持者がいるんだからなと思う。どんなに悪行をしようがトランプ候補の支持者のように、熱狂的な支持者がいて同調の声をあげる。そして支持率は上がっていく。強いものにあこがれる支持者は、直接利益が手にはいらなくても、(まったく失礼なたとえだけど)大谷選手のようにすばらしい活躍をする人に、身を入れて共振して満足感に浸るというのも、同化したいと思いの現れなんだろうか。

大谷選手の場合は実力もありその上、メディアの扱い自体がセンセーショナルに取り上げるものだから、余計にエスカレートしていく。「ともに天を抱く」ことで精神的充実感を手に入れる。それをもって関心が高いだの、人気が高いだのとのコメントを発するのがまた可笑しい。昂じさせているのはメディアなのによく言うよと思う。

政治倫理審査会でやっと公開でテレビ放映がされることになると、同日大谷選手の結婚騒動の報道が、より盛大に報じられる。国会開会中の重要な場面で北朝鮮のミサイル発射、などということが起きると同じような感覚に囚われる。最近はないがドラッグに手を染めた芸能人逮捕もそういうときによく表れた。

卓球の女子が活躍も日本人としてうれしいこと、もう少しで中国に勝てそうだとなると、親戚でなくとも応援はしたくなる。でもだからと言って政治のことを後景にしてしまうようなメディアじゃまずい。まったくの偶然だよねと思いうけど、大谷報道によって裏金報道が薄まることを自民党の議員が漏らしているとうから、窮しているときの助け舟という関係にはなっている。

日本の政党支持に関して「コア」な人たちはそう多くはないように見える。大きい政党でも、得票率で3割ちょっと。絶対得票率で10数パーセント少し上くらいなものだから、大したことはない。選挙制度と利益誘導によって随分と影響を受けるようになっている。これで政権担当しているのだから、「民主主義国家」などと言えた代物ではない。

それでも「コア」な支持者がいるのは、共振同化を求めてということなのだろうか。「寄らば大樹の陰」というが、権力だしある意味権力と親しくあるのも欲のうちかもしれない。せめて「惚れた因果であばたもえくぼ人の嫌がるとこが好き」というのが合っているかな。

いただきます さっ!のりかえよう 新しい政府




2024年2月29日木曜日

サッシの雨戸が暖まる頃でも体調は

 今日も幸い目が覚めてサッシの雨戸を開けようかと手を触れると、昔のぬるくなった湯たんぽのようにほんのりと暖かい。もったいないからそのままサッシを上げずに硝子戸だけを開けておいた。でも残念ながら日が当たるのは、隣の家のおかげでそう長くない。その温かさを有難いと思いながら、暖房機の熱で補充しないとちょっと寒くなってくる。まだ2月だから、無理もないけれども、アッツイ日の体験が妙に記憶に残っていて、逡巡したりする。

 光が強くなってくると、その光と熱が脳に刺激を与えてひとの活動に影響する。体が温まることで当然頭脳にも刺激をもらうことになる。暖かさが少し感じられて頭が涼しさ加減なら一番気分もいい。しかしいこうも寒暖の激しい日があると、体の慣れがうまく追いついていかない。

 最近知り合いの中で転んでけがをした人が4人いる。いろんな事情の違いはあるのだろうけど、「命に別状はない」程度の事故が起きているのをきくとなんらかの影響があるのかと思う。急な寒暖差で筋肉の動きにだって影響があるものだろう。

 相変わらずというか裏金天下人たちの所業はあきれてものが言えない。こんなふうになっている責任は己も背負いこまされることだけど、ほんとに何とかしてもらいたい。先日確定申告をしたら、少し年金額が増えていた。ところが介護と老人保健の年間の徴収額で帳消し近く持っていかれている。

 この先、少子化の対策の負担だの軍事費の被せだの社会保障費の削減だのと、聞いているだけで胸糞も悪くなって、寒暖差のストレスに加えて体調までもおかしくなる。血圧が高くなっているのはそのせいだろう。

白日の下にさらしてやる



2024年2月23日金曜日

玄関の鍵をかけるのを忘れた

 読者会があるので前日ももちろん、当日も課題になっている項目を読み込む。どうしても時間がなくて、(いやそうではなくてものごとに取り組むのに時間がかかって、)また追い立てられることになった。昼近くになって会に出かける時間になり、身支度を整えて玄関のドアを開ける。珍しく小雨がまだ続いていた。昨日玄関の脇の物干しにぶら下げた傘を外して、空を見上げるとポツポツと雨粒が落ちている。ちょっと迷ったものの傘は差すことにして歩きはじめた。

駅までは5分程度で着くが、改札前でポケットを探るとスイカをいれてある小銭入れがない。よくよく探しても出てこない。家に戻りながらハタと気が付いた。小銭いれには家の鍵もついているのだから、家の鍵をかけないで出てきたかな?と。家に戻ると玄関のカギは閉まっている。

もう、部屋からカギを持ち出していないことが確信的だったので、閉まっている玄関を開けてもらって、(もちろん連れ合いが締めた)部屋にある小銭入れを持ち出して再出発となった。鍵を閉めないで家の中に入るとは結構あったので、気を付けているが締めないで出て行ったのは今回が初めてだった。本を読むのが「義務化」されれば自分の脳にも刺激になるはずとの思いで、読書会に参加しているのに、このありさまではなにもならない。物忘れが一歩更新していらない勲章がまた増えたようだ。

花は春を忘れない えらいな





2024年2月14日水曜日

トイレが早いのは肝臓の働きが良いわけじゃない



宴会のときは、だいたいトイレに行くのが早くなる。記憶をたどるとそれはかなり昔からだった気がする。最近はそれが昂進してせっかくの談義の途中で、「行ってきます」ということがしょっちゅうなので、これは男特有の高齢化症状なのかと面倒さを嘆いている。所用で外に出かけるときは特にその催しの場所を想定することになる。じたばたしても状態が変わるわけではないので、これからの短いか長いかわからない付き合いとして、仲良くしていかなくちゃならないのだろうか。

それでもまあ定例の診療時に先生に聞いてみようかと決意して、「肝臓の働きがいいからですか?」と愚問をしてみた。先生は笑い出して、そんなことよりもアルコールのせいなのだから飲む量を減らし⋯気にしない方がいいです、との応答だった。「アルコール文化」をこよなく親しむ者にとっては、つれない返事だった。

アルコールでなによりカロリーが溜まることは再三言われることなので、消費のために診療所から少し多めに歩いて、もう一つの整形外科のリハビリにも寄って家に戻った。13000歩を記録して充足感をもったが、これで安心してまた一杯につながるのかな?

元気な皆さんで、しっかり飲み食べするので頼もしい。 





2024年2月8日木曜日

1611年(慶長16年)地震の復興で「助けた赤毛牛」が福を運ぶ「赤べこ」になった

 正月に行った会津、柳津の圓藏寺、「赤べこ」がたくさんあった。HPによると

「1611年に会津地方を襲った大地震でここ柳津も大被害を受け、虚空藏堂をはじめ僧舎・民家が倒壊し多くの死者が出ました。 その後の1617年に初めて虚空藏堂(本堂)は現在の巌上に建てられたのです。本堂再建に使われた大材は、只見川上流の村々からの寄進を受け、只見川を利用して運ばれましたが、ここから巌上に運ぶのに大変困り果てていたところ、仏のお導きか、どこからともなく力強そうな赤毛の牛の群れが現れ、大材運搬に苦労していた黒毛の牛を助け、見事虚空藏堂を建てることができたのです。」

今なら赤べこは国、自治体、ボランティアなどということになる。能登の対応が色々いわれていて、当然混乱はあるのを前提にしても、ほとんどが従来の動きと比べて「遅い」対応と報道されている。全体像がつかめない?などと…もしやドローンを飛ばして調べることも制限?海からモノを運ぶアクセスするのは不可能?志賀原発稼働のために騒ぐな?こんなときに「裏金問題」で大きな足かせになっているのでは?それも戦略か?ともかく政治がめちゃくちゃだ。