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2019年11月24日日曜日

上に飛びぬける10階建て

 環状7号線の内側は、住宅建築規制を緩和して、高いビルを建てることができるようになった。不動産業界の事業拡大のため、かつての住宅専用地域内でも、相当な緩和を与えられた。近所はここ何年かの間はせいぜい3階建ての住宅が建ちすすんだ。20年程度の間に新しい住宅がとってかわった。

 その「低層」なかに突如10階建てのマンションが立ち上がった。ここばかりでない高層のマンションがどこの道筋でも建築中だ。近所のウォーキングではいたるところが工事中だ。人口が増え、住民税の収入も上がるのかもしれない。しかし、駅の混雑、上下水道や電気ガス供給に圧力になることだろう。

 なにより地域のコミュニティが、今でさえ希薄になりがちなのに、どういうことになるのだろう。ゴミ集積時のトラブルが目に浮かぶようだ。不動産屋が家を売らないかとしきりにチラシを入れているが、土地を確保してこういった開発をしているわけだ。

 東京一極集中への批判は、今は声が聞こえないくらいだ。年数が経つうち3階建ての住宅の「地上げ」などということになるのだろうか。奈良公園の木々を次々と伐採して、富裕層を対象にした高級リゾートホテル建設が2020年開業めざして、工事がすすめられているとのことだが、京都の下賀茂神社内に高級レジデンス…との宣伝もでてきた。もう日本中にこんなことが起きているのかと、うしろ寒くなってきた。






2018年4月25日水曜日

伊根の伊根らしさが残って欲しい 伊根その3

 新しい先の時代への希望を込めて、との思いが伝わってくる。次の時代に関わらなくてはならない。それはいずこも同様ではある。このさきを考えなくてはならぬ。手をうたなくてはならない。そんな声が聞こえるようだ。

 地方創生の「地域おこし協力隊」の活動ぶりがFacebookで紹介されている。伊根らしさが伝えられていくよう、よそものながら願う。早朝、港に船が入ると、街のスピーカーで知らせる。小売りの魚を購入しに市場に人が集まってくる。この日は入港が遅かったようで、朝食時間に間に合わないので、断念した。









伊根の歴史も価値として、残されるべきもの その2


 8年もたてば変わるのが当然と言うのも否定することはできない。それだけの時間が過ぎた。年月を経るとは古いものが去ってなくなってしまうということを包含する。であっても、その地の文化が作り上げられたものが、たとえ語り継がれによるものだったとしても、とっておきたいものっていうことはある。

 伊根が、海の干満が30センチ程度だから、海べりに「舟屋」を接着することができたという、人の生き方が開発された知恵とは、素晴らしいものと思う。歴史を刻んで生きてきた人たちの素敵さだと思う。その証がただ消滅では情けない。ブリが大量に獲れたときには、山側に家を建てたということも文化の価値としてみておくべくことだと思う。自然との「調和、共存」がたしかにあった。それが今は薄いものになったような気がしてならない。











2018年4月24日火曜日

伊根の古い舟屋が減っている その1

 85か月前にこの舟屋に来たとき、実働している舟屋の数が多かった。舟屋の景色の中には建物ももっと健在だった。今は、舟屋家屋の間には隙間(空き地)も増え、建て替えられたものも目立っているが、元の姿をとどめていないものも目に付く。新しい店へと改装した建物もある。昔の舟屋は消滅してしまうのだろうか。

 漁業が生業として成り立たないという状況を想像させる。なんとも、寂しいことだ。よそ者が簡単にいうわけにもいかないけれども、しかしなにも高望みしていなくても、続けていくことができないとは、不幸な状態という以外はない。ともかく「記録」的思いでシャッターを押した。










2018年4月23日月曜日

京都から伊根へ 先に丹後半島最北部経ヶ岬へ

 二日目は京都美山から2時間かけて伊根に向かう。伊根湾の遊覧船に予約をして、16時半に乗せてもらうことにした。8年前も宿屋の勧めで使ったのだったが、船が舟屋に近づいてくれるので、写真は楽に撮れる。その前に丹後半島北端の、経ヶ岬の灯台を目指して移動する。

 経ヶ岬灯台から2キロほど先に米軍の通信所がある。「ミサイル防衛システム」が配備され、基地拡張建設をめぐって地元との齟齬が起きている。「対話路線」の上では、無用の長物というべきもの。眺めてみようかとのノリで行ってみた。灯台とそこまでの道路沿いには展望台があって、なかなかの景色もあり絵ハガキ風の景色をカメラに取り込んだ。





 
 米軍経ヶ岬通信所は、マイクロ波を使用したミサイル防衛用早期警戒レーダー「Xバンドレーダー TPY-2」が配備されている。近畿地方唯一の在日米軍基地施設で、青森県つがる市、航空自衛隊の車力分屯基地隣接する施設につぐ通信所となっている。

毎日新聞 米軍経ケ岬通信所

2018年4月22日日曜日

朝靄の「かやぶきの里」に再度挑戦 京都の桜その5

 二日目の朝食前に上流部に行き、道路から見えた桜を目標に、人里入って何枚か撮った。そのあと前日の「かやぶきの里」にもう一度行くことにした。朝靄がかかっていて他の観光客もいないので、ゆったりと歩きまわることができた。この里にはひっきりなしに客が押しかけて、うっとうしいこともあるだろうとちょっと思う。

 戻るころになって子供たちが集団で人家から坂道を歩いてきた。カメラを車においてしまったので、せっかくのチャンスを逃してしまった。そうなんだ朝方には人が動き出すのに、意識していなかった。失敗!








 

2018年4月21日土曜日

由良川上流部に桜を追った 京都の桜その4

 宿泊地河鹿荘は、由良川上流部にある。川は福知山を通って若狭湾に注いでいる。舞鶴市と宮津市の間くらいで海に接している。この川のもう少し先に桜が残っているかもしれないと、宿の人が教えてくれたので早起きして出かけた。峡谷に清流が眺められたものの桜の方はあまり目立たなかった。時期が遅いのだから仕方がない。それでも山桜ははかなげな様子が見え、途中で寄った村落の中に入り込んで、桜を撮ることができた。






2018年4月20日金曜日

美山は観光地で人が多い。京都の桜 その3

 観光客は「邪魔」という。そんなこと仲間内以外に口に出したら、ハラスメントとして争いごとになる。互いに楽しみを共有する存在でなければならない。パワハラにしてもセクハラも、認識を改めていくこと必要な時期にきている。なくして変えて、共存する関係でありたい。自然へも同様、これは地球の持続にもかかわってくる。

 それはさておくとして、「茅葺の家」が今回の旅の目的の一つなので、ここで撮らなきゃ意味がない。観光する人を避けつつ、他の撮影者の邪魔をしないようにしつつ、例によってグルっと周遊撮影に入る。幸いにも、少々の桜が味を出していて、絵にはなった。