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2025年1月16日木曜日

面倒を避けたいけど押しかける「広告」

スマホの交流サイトでも、大量の広告を見せられる。この人にこういう広告はどうだろうと、AIを使って入ってくるらしい。フェイスブックで友人になっている人が、ある広告に「いいね」をチェックすると、友人が見ているよと知らせてくる。正直興味があるものがないわけでもない。クリックして覗いてみるとたいがいは、程度の悪い商品が紹介されていることが多い。何回も見ていると大方は餌に食いつく魚のような気分にさせられる。

消費を促すと言えば聞こえがいいけど、ひっかけるような手法は釣りだけでいい。出てきた広告が「イヤ」であれば、×印からやめさせることはできる。しかし興味がないなら別の広告を入れるというわけだ。こちらは「物忘れ症」に取りつかれているから、忘れていた必要品を思い出させてくれる効果がなくはないが、余計なお世話だと思うほうが多い。必要ならNETでいくらでも検索できる。

迷惑メールもだんだん手が込んで、うっかり内容にアクセスしてしまいそうなこともある。このところ携帯への迷惑電話もくる。番号通知をして正義面をして電話にださせようとする。固定電話は我が家ではついに、「録音する」とコメントをだして直接の応答はしないことにした。電話は相手の番号を記憶するか、電話帳に登録してそれ以外は出ないようにする手しかない。

ソーシャルメディアでは「ファクト」(事実、真実)でない情報が世の中で大手をふるっている。嘘や悪意を先行させれば、正義も何もあったものではない。アメリカの政治も危なっかしいなと思うが他人ごとではない。兵庫県知事の選挙、都知事選の結果は、NETの力が影響をしているのだろうし。民主主義が危ない。そうすると、厭世的になって放り出すというわけにはいかないのかなと思う。でも、物事こなすのに面倒くさいことになっている年寄に、どれだけのことができるのかを思う自分がいる。




2019年7月24日水曜日

終わってから賑やかな選挙報道


 投票率が下がって、他人事のように「投票率下がりました」を言うテレビ報道をみて、怒っている人は多い。国の行く先を決める選挙は、どこの国であっても民主主義の制度として基本となっている。この静かな選挙期間は、選挙の争点をあえて周知しないことに主眼を置いているとしか思えない。

 公職選挙法は、政策を論じる何もできないに等しい活動制限をなしている。そのうえでのマスコミの「自主規制」であり、飛び出せば官邸からの圧力も考えられる。それでいて選挙期間に入るとすぐ、選挙の結果予測を既定のごとく報道する。選挙期間の論争に水をかけて予測を固定化させる役割を果たす。

 新聞社の記事は書いた担当者が記載されるようになった。書いた記事の責任を負うことは必要であっても、担当者の責任にしておいていいのか。もちろん全面的にとはしていないだろうが、昨今の「ネトウヨ」などの攻撃にさらされるとなれば、斟酌やら忖度やらの捻じ曲げた記事内容になっていく恐れはある。

 未成熟な論議で投票を迫ることには無理があるし、憲法改正、消費税増税、年金などなど日本の未来にどう政策をとるのか、描くのかを徹底的に知らせるべきで、その環境が整っていけば投票率はおのずと上がっていくのではないかと思う。


ツイッターから

ちょっと、TBS、小泉進次郎を取り上げ過ぎじゃないか? 選挙中はTBSに限らないけれども、他局も「公平」の名の下に全然選挙報道しなかったくせに。 終わった途端、やっと選挙報道したかと思いきや、進次郎特集。 なんなの?いい加減にしてよ!


 





2019年3月31日日曜日

「上から目線」ではなく「下から目線」の優位性


 「上から目線」とよく言う。偉そうに上位者であるがごとき言辞を批判して使われる。もちろん「上位者」である場合もある。世の中は競争社会で人より上に立つべきだという思想が、教育を通じても植え付けられるのだから、その観念は身に沁みついていく。

 社会に出てからも出世しなければ「負け組」と、分断を揶揄する言葉さえ飛び交う。「人を差別してはいかん!」の言葉が今は死語か絶滅危惧種になってしまったのだろうか?と言うに応えて「優位者」が言う。古くは「努力したもの」だと…。しかしその結果、相当多数の「非優位者」が手に入れたものが、差別する側の貶めに合うことを享受することだったのか?

 思うのは、平等とか人権とか民主主義と言う理念を身につけるべきということを、認識するに足りていないということ。家族や近隣の人たちは「敵」であるはずはない。「助け合いのコミュニティ」を、あれこれの事情で後景にしてしまった社会が、安心、安全で快活な環境とは隔たりをもってしまったように思う。少なくとも江戸から昭和にかけての庶民の暮らしは、今よりは「仲間意識」に育まれた社会だった。

 ネットで中国や韓国などに対して排外的な言動をする人がいる。これも「上から目線」と同質の分断行為ではないか。日本がかつてアジアで起こした侵略戦争までさかのぼって照らせば、過去のアジア支配の歴史恋しというところだろう。まるで現為政者と同様の位置にいる。

 「上から目線」では昔の苦い時代に無反省のままになる。悪気がない場合もあるとは思うが、なるべく「下から目線」で社会を眺める方が、世の中を正確に見られることが多い。


~ネット右翼とは一般的に、保守的・愛国的な政治志向を持ち、中国や韓国などの近隣アジア諸国に対して排外的な言動を行う人を指すことが多かった。
回答を分析した結果、排外主義的な傾向がある層は全体の21・5%ネットで政治的議論をする層は20・2%「憲法9条改正に賛成」など政治的保守志向がある層は12・8%――だった。
三つの要素を全て満たす人は全体の1・7%。の要素は満たすものの、政治的な保守志向のない層は3・0%だった。永吉さんは前者をネット右翼、後者を「オンライン排外主義者」と分類した。~


2018年4月15日日曜日

4.24国会前に行ってみる


 Facebookでもツイッターにも、14日は国会前に集まろうとの投稿が溢れた。地方からも夜行バスで行くぞと投稿した人もいる。相当な人数が集まるだろうと、14時よりは早く国会議事堂駅の階段を上った。歩道にはすでに歩いている人がいる。
 
 警官が迂回させるように誘導して、遠回りして国会の前まで行く。集会の予定は夜まで続く長時間だと案内の放送が流れている。歩道の片側はすぐに人垣が出来上がった。こんなにひどい内閣はないと、ボロボロになりながら居座る首相に、怒りが湧く様子がそこかしこに。

 曰く、膿を出すという首相の発言に「膿は首相だ」、「明恵は祈るな」、「勝手に祈るな」のラッパーは愉快だ。「大嘘つき」、「安倍政権NO」「内閣は辞職」などの文字が掲げられている。「シリアの爆撃やめろ」との声もでていた。絶対終わらせるという思いが共有できた。支持率38%という重み?が支える内閣ももうじき終末になる気がしてきた。




2018年3月2日金曜日

痛快なSNSはストレス解消になるけれど



黒塗りの文書をNETで検索したら、その量にびっくり。日本の民主主義の程度がわかる。


その続きが「書き換え」という朝日新聞の記事。開いた口が塞がらない。あらゆる「犯罪」が議会では認められる日本でいいはずがない。



2017年3月1日水曜日

“森友問題”で雪崩が起きているのか

 2.28日刊ゲンダイが「森友問題でメディア怪獣…阿部首相らと中華で宴会」と書いた。

日刊ゲンダイ記事~~~~~~~~~
“森友学園”問題が火を噴き、国会で連日追及されている安倍首相。27日突然、官邸担当の記者を集めて、赤坂の中華料理店で懇談をしている。「これ以上、森友学園のことは報じるな」という圧力だともっぱらだ。~~~~~~~


 国会でも追及はされているが、やや歯がゆい感じもあるのに、大新聞以外は舌鋒鋭く追及をしている。鋭くといっても、それがごく普通だということは、韓国大統領への書きようでわかる。自由奔放に韓国の暗部を書き連ねたのだから、日本の政治についてもちゃんと書けばよいと思う。

 新聞社や幹部、記者が接待を受けては、記事に手心が加わるのではと誰でも想像する。ワイドショーでさえ、本陣を責めないで首相の答弁を長めに流す。NHKニュースがもっとも「手心」を加えているのは今に始まったことではないが、首相答弁の垂れ流しだ。だから視聴者も当然減っていくことになるわけだ。

 フジテレビの報道も少々変わっては来ている模様だが、周りを見ながらの取り上げ方では報道にはならない。こんな具合だから、週刊誌系が書いて、NETでのFacebookTwitterによる拡散が旺盛に展開されている。「共謀罪」を閣議決定するというが、「テロ」という文言さえなくなった。スマホ、携帯での通話も盗聴し、網にかけて犯罪に仕立て上げるということ。この目的が、今の状況に重ねられているのは違いないだろう。

みんなの目が届いてます。27日赤坂。
 がんばれ記者さん
記者さん、励まされてます
首相の宴会場で、「記者がんばれ!」

2016年7月4日月曜日

「民主主義」の理解は

 民主主義について考えさせられる場面があった。イギリスのEU離脱の国民投票で、賛成が上回った結果になって、あとから生じていることをネタにした番組だった。国民投票のやり直しを求めるNET署名が3百数十万になったとのことで、このやりかたが民主主義に反するという主張だ。多数決により決まったことに異議をさしはさんで、ひっくりかえすというのは民主主義でないというものだ。

 国民の直接投票という手段で結論が出たことなのだから、ひっくり返すという方法はおかしいという主張は一理ある。だが、日本の憲法「改正」論議では、憲法9条をなくすか変えるために、「時代に合わせて変えてよいものもある」という一般論的な主張で、何をどう変えるかを隠したままにしておくという姑息な民主主義が、場合によっては堂々とまかり通ろうとしている。憲法全体で定まっていることは、未来永劫変えないということはなりたつ議論でないのは当たり前のことだ。

 国民的議論がされる場合はもちろん、何かの結論を求める場合も、判断しうる条件をすべて正確に情報提供されるべきことも民主主義にとって大切なことに違いない。そのうえでの論議がよりより結果を導くことになる。国民投票が終わってのち「そういう理解ではなかったよ」ということで、論議される民主主義は幅広いものという理解ができないものだろうか。

 すでに結論がでたこととされるよりは、どういう利益や効果があったのか、なくなったのか足りないものはなかったのかを見直すというのも、民主主義の形態であり切り、捨てられるべきものなのかどうか。

 日本の「安保法」の国会審議で、議事録を後日「挿入」されて採決決定したことになっているが、こういうことが許される日本の民主主義ってなんだと、だれでも思うことだろう。法律が決定事項であっても改廃はできるわけなので、「決定したもの」という説得は力を持たない。EC離脱国民投票の後日談を批判する筋合いではないように思う。

2016年1月3日日曜日

新年のぐーたらテレビ視聴 「鳥越俊太郎の新春激論」をみた

 2016年になった。新年だからと言って、特に気色ばむほどのことはもうない。と思いつつも、昨年の彷徨を思い出しながら、どうなるかわからない今年の足の向きを占うのも面白い。それでちょっとは正月気分になれるのなら易いことだ。とは言え、洗いざらい持ち出して天日にさらすはずかしいので控えるとして、あんまり己を追い詰めないようにして、ときどきグータラしながらやっていくことにしよう。

 岩手山麓から戻ってきて、風邪気味になった。一日ゆったりいこうと、テレビ視聴と決め込んで電源を入れた。
 2日BS朝日の「鳥越俊太郎の新春激論」は面白かった。安保法制、安保条約、憲法、テロ、消費税などを多面的に取り上げた討論で、戦争放棄の憲法をいかに邪魔な存在にしているかということがみえた。
 
 「中国の脅威」をことさら取り上げて、そのために軍事増強が必要というあたりは、かつての戦争への道に道を開いていくという点で、危険だと言う点は、説得力があった。沖縄の問題も、安倍政権が辺野古基地建設を強行することで、「流血事態」も生じることになるとの心配も出されていた。報道もこのところ取り上げるようにはなったが、一地方の問題として放っておける問題でなく、安保条約、基地問題、安保条約をどうするのか、という議論まで必要になってきている状況が浮かび上がった。

 選挙で選ばれ構成された政府がやることなので、国民の批判を受けることなら、やれば選挙で負けるのだからやらないという話は噴飯もので、これで民主主義が成立しているというバカな主張にはあきれた。現行の選挙制度は、有権者の意向を多くの死票として扱う不公正なもので、自民党の中からさえよくない制度という声が上がっている。反対の立場なら口角泡と飛ばすところだろうに、為にする議論とはこういうものだろう。

 消費税問題は、参議院選挙での論議にもテーマに成なることだとの提起もだされた。これで軽減税率導入が論点かのように取り上げる報道の浅薄さが浮かび上がった。10%導入も実は政府にとっても、簡単だと思っていない状況らしい。景気回復もなく、勤労者の賃金も上がらない状態だから、批判が大きくなっていくのは当然のことだろう。

 韓国、北朝鮮の問題にもテーマが振られ、拉致問題の解決が進めるには、韓国や中国との共同が大事だということも出された。拉致問題は、自民党のための「政治利用」だという批判も出される中、解決する方策もみえない状況は、もう騙しきれないと言われてもしかたがない。TPPでいえば見事に「絶対反対」を全面賛成に振り替えたのだから、「別に恐れることはない」とでも思っているのだろうか。選挙が「同時選挙」かどうかという話題にも及んだ。やるかやらないかはともかくとして、自民党が有利だからやるという設定なら、それも含めた批判が集中されることだ。



2015年9月18日金曜日

民主主義を壊すわけにはいかない

 17日参議院の安保法制特別委員会の強行劇をNHKの実況中継で見ていた。自民党が「強行」するまでの展開をみておかなくてはと、ずっと見ていたが、委員長の不信任決議案が出されてそれが否決された後の展開は「見事」なシナリオの展開だった。委員会の運営を他党と確認しながら進めていくのに、やはり自民党がそれを反故にしていく過程が炙り出る。理解されるための丁寧な説明などというのは嘘っぱちで、どんなに時間をかけたかによって、だから結論・終結を図るという議会制民主主義など気にもかけないやり方をする。法案の中身はもうボロボロだから、国民に説明などできっこないことが知られて、議論できないということだろう。

 議会で「対決法案」の採決がされそうになる時期に、NHKが報道し動き始めるという。日本を戦争の道に引きずりこもうという重大法案が、委員会で採決という日程がはっきりすると、政府広報と認められるNHKらしく委員会の実況放送が始まる。NHKの放映は、委員長不信任案否決のあと中継していながら何をしているのか説明できないほどの混乱で、テレビを見ている方もなにがなんだかわからないという以外はなかった。数分後に「法案が採決された」という情報を伝え、法案可決したという虚構が作り上げられた。当時の速記録には採決の記録が記述されていないということだから、このことからも虚構と言うしかない。

 いったい議会の公式な記録としてどういう記述がされているのかを見てみたいものだ。法律が成立するうえでの瑕疵とはならないのだろうか。これまで自民党はたびたび「強行採決」をやって、その都度速記録にものこらない法律を成立させてきた。しかし今回はこれまでのことも含めた追及がされてもいいんじゃないかと思う。

 テレビ報道では、民報も与党と野党の攻防と描いてどちらがどうのという議論を展開するが、中身に入り込んでいくということを欠落させている。これも意図的だと言っていいんではないか。コメンテイターもあきれるような人物が配置されている。客観的を装ってどっちもどっちというのでは、それこそ自分の頭で考えて自分で行動するというデモクラシーには程遠いことになる。スポンサーと政府の働きかけが、報道の底の浅さを目的としているとしたら、日本の将来を語ることにはならない。

 国会前の16日はよく17日には委員会「採決」というとき。歩道には抗議の人たちがあふれて、車道の方にも流れていくことは自明なことなのに、わざわざ車道側を遮断して鉄柵をロープで縛って固定し、装甲車を間断なく並べる。軋轢を呼び込もうということなのだろう。非暴力で態度表明するということを明らかにしているにもかかわらずの対応だ。







2014年3月20日木曜日

お里が寒い山梨市長

 上野千鶴子さんが、山梨市主催の介護講演会を依頼されて了解したものの、一方的に中止という通報を受けた。しかもメール一つで。この不条理さにご本人は市に抗議し、経過をブログで公表された。抗議の声が広がって市民からも相当批判の声がで、山梨市役所内部からも撤回の進言があったことで、開催することに転じた。2月に市長に当選した山梨市長望月清賢氏が、市民から10件ほどの「講師としてふさわしくない」という意見をとりあげて中止にしたものだった。たった10件で市政を動かすほどの「重大」なことだったわけだ。

上野千鶴子さんのブログによると
「昨年秋に依頼を受け、この3月初めから募集が始まり、市民164名の応募がすでにあったものです。35日に担当者からメールがあり、こういう重大なことを1本のメールで通知するのは不適切だから市長名の公文書がほしい、と要求しましたら、312日に担当者とその上司計3名の訪問がありました。
本文は以下のとおりです。
_______________________
市民講演会中止について
山梨市長 望月清賢
春寒の候、先生におかれましては、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。また、日頃から高齢者保健福祉行政にご理解・ご協力をいただき感謝申し上げます。
 さて、来る318日に実施を予定しておりました市民講演会についてですが、市民の皆様から様々なご意見をいただく中で、講演会当日の運営に支障を来す恐れがあることから、やむを得ず中止とさせていただくこととなりました。
誠に申し訳ありませんがご了承いただきますようお願い申し上げます。
________________________
後援会中止について →ちづこのブログから

すばらしいカウンターブローだ。ブログは丁寧に経過を追って書かれている。しかも完膚なきまで批判してあるので、ちょっと長いものだったが全部読んでしまった。望月市長は、一転再開したことについて朝日新聞の取材に答えて「いろいろとうるさいのでコメントはしない。結果を見て判断してほしい」とノックダウンの様相だった。

 2月に当選した望月市長は「日本会議」地方議員連盟のメンバーだったということだ。

私達の国民運動は、これまでに、明治・大正・昭和の元号法制化の実現、昭和天皇御在位60年や今上陛下の御即位などの皇室のご慶事をお祝いする奉祝運 動、教育の正常化や歴史教科書の編纂事業、終戦50年に際しての戦没者追悼行事やアジア共生の祭典の開催、自衛隊PKO活動への支援、伝統に基づく国家理 念を提唱した新憲法の提唱など、30有余年にわたり正しい日本の進路を求めて力強い国民運動を全国において展開してきました。

 日本会議のメンバーは、かの石原慎太郎元東京都知事も名を連らねる、そうそうそうたる人たちが構成している。
 尾 辻 秀 久            日本遺族会会長
 石 原 慎太郎            作家・元東京都知事
 三 好 達 会長        元最高裁判所長官
 [理事長]
 男 成 洋 三            明治神宮崇敬会理事長
 等々





2014年3月8日土曜日

NET界の効用

 NETの交流サイトが、犯罪と結びついている。といっても、「使いようと付き合い方」がこれから先も大事になってくる。犯罪にかかわる場合は、マイナーなことが増幅されることもあるみたいだ。アナログ世界で「受け入れられない」ときには交流サイトでも受け入れられないことはある。交流サイト(SNS)で受け入れてもらえると期待して、やってみても全部受け止めてくれるなどということはあるはずもない。

 NETの世界ではほとんど見ない(探したことはないが)けれども、NET上で表現することは、民主主義、公平、男女平等、人権、思想など、それこそ憲法の実現の見地とまでいかなくても、「ゆるい素養、約束事」が必要なんじゃないないだろうか。これから先も
NETの関わり合いがどんどん深くなっていく。関わらないでいるということを選択しにくくなっていく。

 選挙運動もそうだし、日常生活でもNETで本を購入依頼して翌日には自宅に届く。JRの新幹線の予約も割引で可能という利便性もある。知らないことは「検索」にかければ相当のことはわかる。だからしたがって、次第にはまり込んでいく「依存症」に陥ることにもなるのかもしれない。

NET世界の裏表をひとつ
井上哲士氏と春香スリスティーンさんとの対談



 たいした発言とも思えないが、ミヤネの番組と言えばなんとなく類推される。傍若無人なネット右翼の「攻撃」だ。匿名でだからこその仕業とも言える。





2014年1月15日水曜日

脱原発 我も帆を上げ 船出どき

 朝日新聞のトップ記事に~脱原発 争点に~と題字を打った。この言葉が嘘ではないが、脱原発が都政政策のすべてではないから適当ではない。カッコ書きするべきところだろう。桝添氏は「圧倒的多数の国民は原発依存を辞めようと思っているが、即時ゼロという方が多い。皆同じ方向を向いており、二つの陣営の戦いというのは理解できない」と言い、「脱原発、原発推進の戦い」に異議をはさんでいる。桝添氏の発言でいけば脱原発は、辞めるかどうかも分からないずっと先でも同じ方向だから、「私も」と言われても、信頼のおける脱原発とは言い難い。それに、原発推進の自民党の支援を断らないのだから、見えている話だ。

 昨日昼に細川、小泉会談があってそのあと立候補発表という段取りだった。下世話からで多少失礼かと思うが、50分間の昼食時に口をモグモグさせながら、何を真剣に話したのかなと想像してしまう。二人で会うことをマスコミに流しておいて格好をつけ、最終判断したかのようなパフォーマンスを打った。誕生日に飯を食っただけというのとどこが違うのだ。選挙が近くなって来れば、政策についての論争ももっと出てくるようになるとは思うが、一様に脱原発を焦点にするというのは、争点をぼかす意味でも、都政全般をどうするのかという視点を薄めてしまう意味で軽薄にすぎないか。脱原発であるなら、安倍首相の「原発販売活動」にどういう態度をとったのかも聞いてみたいことだ。脱原発で信を問うのであれば、衆議院選挙の時にやるべきだったというコメンテーターの言葉を聞いて納得の思いがした。


 特定秘密保護法廃止の法案を提出する準備がすすんでいる。運動の広がりで、国会運営もギリギリで強行採決になったものだ。法治国家でありながら、ズサンな条項で弾圧をするという代物は、民主主義の成熟を押さえつけるものだ。自民党をぶっ壊すと言って首相になった小泉氏、憲法違反と何べんも判決が出る、現在の小選挙法を作り上げた細川氏、自民党政治の延命に力を尽くした方々は、この法律にどういう態度なのか。聞けば「都政と関係ない」とい言うだけだろうか。原発・原発事故の情報秘匿、情報公開というのも大問題なはずだけど。

街頭で突然「ヒミツ法はヤバイ」 フラッシュモブで訴え






2013年12月13日金曜日

「上」から言われること

 「上」から言われることは従わなくてはならないことだと考えるのは、当たり前という概念が長い間あった。企業組織の中はいまでもそうしたことが幅を利かしている。「上」は強いものだから、従わなくてはどういう目に合うかわからない。パワハラが横行するような職場は、そういう体制が強要されているということだろう。派遣労働を際限なくできるという企業メリットも、職場の格差(=「差別」と最近言わないが)を持ち込むことによって組織を締めるということになる。安い賃金でこき使われる方はたまったものではない。仕事について文句を言おうものなら、次の「契約」は保障されない。労働組合をつくろうものならすぐにクビになってしまう。

 昨年の7月にアシアナ空港のボーイング777型機が着陸に失敗して3人が死亡した。この原因を調査している米国家運輸安全委員会が報告書で「操縦士が上司に遠慮して着陸のやり直しを主張できなかったのが一因」とした。高度90メートルのときでなく、60メートルというときにやり直しをしたのは「最終決断は上司である教官がするもの。下の者が決めるのは韓国の文化において非常に難しい」。太陽光で目がくらんだが、サングラスをかけなかったのも、「上司の前でサングラスをかけるのは無礼。韓国でそれは重要」と調査に答えたという。韓国は日本よりも労働組合の活動が活発だときいているが、それでもこうしたことが起きている。

 「上から言われたことは守らなくてはならない」という概念は、変えていくべきで、そういう体制が強要を続ければ、組織も社会も硬直化していくだろう。戦後の憲法でも民主主義をうたい、人権も労働組合も認め、思想の自由も言いながら、前近代的な社会が後を引いている。特定機密保護法に反対して、戦前の社会を想起する人もずいぶん声を上げていた。天皇の名で侵略戦争に駆り出した「上意下達」の絶対社会が、「上」から言われたことを守るというシステムだったことを、忘れてしまうわけにいかない。日本社会のあってはならない歴史の繰り返しになる。

 もっとも家庭内においては、「上」からの言明は守った方がいいことはままある。独りよがりの指図だって感じることはあるが、それはまあ、ほどほどの「討論」として解決をする。









2013年12月7日土曜日

秘密保護法案への反対討論はすごい


 
 
 
 
 
仁比聡平氏の昨夜の反対討論は、記録に残しておきたい。採決直前の時点でも修正協議に応じ、議席からぬけだして(「審議に応じない」という理由をつけて)いることで、結局成立に手を貸していることが見える。野党という呼称でよばれても、結局おんなじ舟に乗ったもの同志ということだ。「反対のポーズ」はそれでも国会の外のデモや報道の内容が影響していることが大きい。「与野党の攻防」などというのはNHKなどがよく使う言葉だが、そんなことではない。国民生活悪く影響する法律はこうしてできあがる。

 自公政権でこうした強行をすることは、議席の数が圧倒的に多いからだ。簡単に言えば「多数決の原理」だけで決められる。だから、選挙制度を小選挙区制中心のものでないものに変える必要がある。しかしもっと大事なのは、ダメな選挙制度でも、ダメだから放ってしまうことだ。民主主義は議会も含めてまだまだ身についていない。自分も含めてそう思う。

 新聞やテレビの報道さえ、最初に一撃から始まった運動が後押しした。どんどん広がって、日本の歴史の上でもまれにみる盛り上がりになった。「もっと早くにやっていれば」と悔やむ声もあがるが、国会の動きに連動した民の声が最初は少なくても、全くないわけではない。少数の声でも注目すべきものはたくさんある。知らぬことをいいことに悪法を製造していく日本の議会を、もっと変えることができるように、今度の特定秘密保護法案成立強行のことは覚えておきたい。

 法律の施行は一年後だから、そこにむけての「廃止」運動をすることがいま言われている。悪いものは改善し変えられるための国会だから、展望を持ちたいものと思う。原発を続けていくということも言い始めた。NHKの会長が変わるが、安倍首相の身近な人を送り込むという。黙っていることは許されないだろう









 

2013年12月6日金曜日

和食が文化遺産に。残したいものということには賛成だが。


 和食が文化遺産に登録されて、我が家の贅沢旅行でときたま味わう懐石料理を頭に浮かべた。小鉢にきれいに飾られた料理を、食べ過ぎだなと思いながらも平らげる。初日はそれでもなんとか胃が受け入れても、二日目になると相当頑張っても、きついことになる。最後のデザートになると、もういいといいたくなってしまう。日頃の家庭の料理は、「家」伝統の味噌汁の味に好みの漬物と肉か魚がメインでそれも、スーパーから買い込んだものだから、つれあいの料理の腕でなんとか体裁を保つ。いわば年金暮らしのつましい生活だ。文化遺産としての和食といっても、芋の煮ころがしとかアジの開きとか、ヒジキとかおからとかといった伝統的な家庭料理が評価されてのことでないじゃないと、我が家の朝食時に話題になる。

 腕も確かだろうが、調理人が材料に金をかけ、器もしっかりしたものに、優雅に並べられた和食は、場合によってはレトルトや乾燥食品にたしなむ者とはいささか距離感がある。それに食材も輸入ものが圧倒的で、日本で生産された食材でないものを口に入れるものも相当ある。遺産登録がまたぞろ観光収入目当てのにらみ方では、食文化を総括したものと思えない。日本の農業も漁業も衰退するばかりで、「食料自給率」という言葉もいまや死語になるかというときだ。

 国会は、特定秘密保護法案のごり押し成立がされようかという状況になった。日中のテレビでは「与野党議員」(民主党と自民党)が並んで、口角泡をとばしつつ、方やニコニコ笑いながらの論争をしていた。国会運営から抜け出して審議に加わらず、「審議促進に協力する」という連中もでてきている。地から湧き出すような声が、連中には聞こえている。だからここまできたと思うのだが、正面から堂々とやりあってもらいたい。「第三者機関」というものがこれまでどんな人選で決められたかを考えれば、修正の課題なんかにはなりえないだろう。そんな小手先のことですむようなことではない。

この種の裏相談は、料亭やホテルでされてきた。国会機関でないところで修正協議なるものをすることも、これまでどおりのやり方だ。国民の目の届かないとこでやってきたことが、今度は秘密事項として任意に決められるという。情報を手に入れようとすることさえ罪に陥れられる。安倍なにがしの一存ですべてを思うままにできるのでは北朝鮮とどこが違わないだろう。

強行採決の後には、ニコニコ笑いながら料亭で和食料理かい?文化遺産が泣くぞ。

2013年12月5日木曜日

プログラムは不要なものもある


 パソコンのトラブルで、ここ三日時間を費やしている。いくつか予定もあるけれども、パソコン頼りなので動いてくれないと困る。関連する何にしても右の箱から左の箱へ動かせば、箱の中身は変わらないというのであればいいのだが、素人が何年もかかって付き合っているのに少しも手加減はない。安くない投資をしている割には容赦なく不機嫌にやってくれるので、こちらの心持としてもよくはない。NETの接続はできているのでメールは働いている。初心のころからそうだが、一度つまずくと時間がかかってなかなか復旧するまで時間がかかる。

 儲かるわけでもないし、使っていれば愉快というものでもないものに、かかりきりであれば、やっぱり精神上よろしくないと解る。しかし一時も早く復旧させないと先に行かない。

 秘密保護法はどうしても成立させる意図を捨てていない。朝のテレビワイドショウでももっぱら、アナウンサーとコメンテーターが、共産党議員になったようなコメントを話していた。そうなんだ、だから言ってるじゃないの、もっと早くに批判すればよかったじゃないのと思いながら、今になって「野党」を批判していること様子を見ていた。共産党は取材の対象にはなかったが、それにしても「野党連中」の生ぬるさを追求している点は、少し痛快に思いながら「今日じゃ遅いじゃない」と言ってやりたくなった。
 安倍内閣のプログラムはうまくいかないほうがいい。今日のFacebookは「赤紙」の投稿まで飛び出した。もしかしたら、安倍晋三サンも見たことはないんじゃないかな。





 

2013年11月24日日曜日

藤原紀香の話題のつづき

 ほんとうは、と注釈をつけなくてはならないけれども、つけた方がわかり易いし、たぶん許されることかなと甘い思いでブログに書き込むことにした。
 藤原紀香の赤旗日曜版報道で、一部のマスコミの中傷をうけ、個人から「批判」が投稿されている。ご本人の発言が掛け値なしに真っ当なものと思われるが、要約したり表現を書きなおすとニュアンスの違いも出てくるので、そのままのものをコピーすることにした。 藤原紀香のFacebookの投稿なので、ほんらいは登録者でないとみられないものなのだが、登録する気になれば、その登録した途端に見られるものなので、あえてお許しを勝手に得ることにした。悪意を持ったものでないことも当然ながら許容含ませたい思いもある。
===============================
「ありのまま、素直な気持ち。」

最後まで読んでくれたら幸せです。

赤旗日曜版の芸能ページの取材をうけたことで、あるメディアに、話題になっている法案の事とこじつけられ、各方面に誤解を受ける書かれ方をしていてとても悲しいです。

これまで、素晴らしい芸能の先輩方や著名人の方々が赤旗新聞日曜版芸能ページに出られていますし、私も今回、そのお仲間に入れたようで光栄に思っていただけで、皆さんと同じように特定の政党に偏っていません。

取材では10年、これまで続けてきたチャリティーやボランティアの話を誠意をもって語りました。とてもいい記事になっていると事務所共々 喜んでおりました。なのに、なぜこのように 書かれるのかとても遺憾に思いますし、きちんとその赤旗日曜版の記事を読んでいただければ、私の真意が伝わることと思います。

そして、以前のblogを読み返して頂けたら分かると思いますが、私は法案に関して反対とか賛成とか書いていません。

私がはっきりと書いたのは、「法案を決めるため国民の意見を聞くパブリックコメントというものが、たった二週間しかないということ、これは知らない方が周りでも多かったので、まずはそのことを知りましょう、そして、法案に関しても理解した上で、賛否両論それぞれ声をあげましょう」と書きました。

あと、
「私はこの法案に反対と言っているのではなく、大事な我が国 日本のことをスパイなどされないようになんらかの対策は必要だと思う。ただ、その秘密となるものが どこまでの適用範囲なのかは、決めるべきでは。」と書いています。

それをいつのまにか、一文だけ切り取られ、無断使用の写真もくっつけられて 片方だけの意見の広告のように、作ってもいないポスターまでが作られてしまい、それが一人歩きしています(>_<)

もちろんあれは、私サイドが作ったものではないことを、いつも応援してくれるこのblogを読んでいる方々はわかってると思っていたので、これまで書きませんでしたが事務所社長とも相談して、違うことは違うと言おうと。

応援してくれる人は 批判する人の何倍もいてくれるから 勇気が出るよ(*^^*)

FacebookにもNORIKA-NETにも、たくさんのメッセージありがとうございます!その気持ちだけで元気になれます。感謝です(^-^)
そしてまた進むために改めて大尊敬するマザーテレサの言葉を思い出そう。

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人は不合理、非論理、利己的です。気にすることなく、人を愛しなさい。

あなたが親切であれば、人々はよからぬ思いを秘めてあなたを非難するかもしれません。気にすることなく、親切であり続けなさい。

あなたが正直で誠実であれば、あなたを騙そうとする人が現れるでしょう。気にすることなく正直で誠実であり続けなさい。

あなたが幸せを見つけたら、人々が嫉妬するかもしれません。気にすることなく、幸せでいなさい。

あなたが善い行いをしても、おそらく次の日には忘れられるでしょう。気にすることなく、善を行い続けなさい。

あなたの中の最良のものを世に与え続けなさい。全く足りないかもしれません。気にすることなく、最良のものを与え続けなさい。

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いまの私には崇高すぎる言葉だけど、信じることを前向きにやり続ける、それは出来る気がするから頑張るね(^-^)

皆さん、応援よろしくお願いします!


写真はアフガニスタンで撮影した最後の一枚。「帰らないで」と、子供たちが夕陽の丘を駆け上がってきてくれた後の写真です。
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2013年9月19日木曜日

みのもんた氏を、番組から下せとの要求が前からあった

 報道番組への出演を自粛しているみのもんた氏が、オリンピック決定前のラジオ番組で原発や汚染水、五輪に関して批判的な意見を展開していた。(97日アップ)

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安倍首相のオリンピックでのスピーチね、「東京と福島は250キロ離れているから安全です」あの一言はひっかかったね。案の定、世界の配信会社はどこも批判的だった。そういう問題じゃないよね。

福島の漁業組合長さんと話したけれど、あの一言にはガックリしたと言っていた。250キロ離れているから安心だっていうあの一言で、現地の人たちも何事だって思っちゃったって言ってたよ。

イギリスのBBCも連日トップで福島汚染水問題を報道している。国の代表団がね、470億円出して本格的に対策しますって言ってもねえ。はっきり言うけれど、2年半まえに起こったことが未だに解決できずに汚染水は垂れ流しになっているんだよ。そういう現状でもってどうすんの?って僕は言いたい。

じゃあどれくらいのお金を東京都はね、オリンピックにかけるんだというと6000億を越えるんだって。安倍さんは汚染水対策に470億出す。東京オリンピックに用意した金が6000億。どう感じますか、世界中のみなさん? おかしくない? なんとなく僕は気になるね。僕は正直にいまそう考えている。

たしかに経済効果はすごいよ。アベノミクスで円安にもってけ、円安にもってけ、それはいいよ。1ドル360円を1ドル80円代まで努力してもってきた。そりゃ輸出産業は儲かったよ。一時的には儲かった。でもそれ以外の輸入に頼っているところはどうだい?

消費税上げようじゃないか、来年の春に5パーセントを8パーセントへ。景気は本当によくなるの? 景気がよくなるためじゃなくて、税収が足りないから上げざろう得ない。福祉に、年金の補填に、使いますよと。でもほとんど1パーセントくらいしか使わないんじゃないの。あとは景気浮揚策に使うんじゃないの?

実際にいろいろ見ていると、東京電力の発表が信じられないんだよ。東京電力の副社長さんに「朝ズバッ」に出てもらったの。それで質問したの。「どうするんですか?」と。「いま考えています」と彼は言う。この状況を(東電に)任せられないでしょ。東京電力個人では無理でしょ。そして安倍さんが東京電力の処理に470億出すと言った。そんなもの見え見えでしょ。オリンピックがなかったら470億出せないのかい?

そういう状況だから実際に行って4号機に入って確認してきますよ。あそこに水が溜まっているんですよ。だって水かけて冷やしているんだから。汚染されているんですよ。あれが染み出て漏れているかどうか、どれくらい溜まっているかどうか、地下水にまで行っているのかどうか確認してきますよ。

今朝の新聞には地下水にまで到達していたと報道されていた。じゃあその地下水は一体どこへ? 福島の海へ? 2年半まえの事故だよ。2年半どんどん染み出てたってことになるんですよ。2年半流れ出ているんだよ、福島の海に。
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 319日に、みのもんた氏の会社への抗議行動というのがあった。「民主党政権の時には、トーンが低かった復興支援と原発問題の対策批判を、自民党政権になってから始めた」等という抗議。
 アナウンサーへのセクハラをして、批判をされていたが、息子の「不祥事」が重なって自粛降板となった。降板の理由が不祥事だけでなさそうだ。youtubeには、このほかにも、日の丸を背景にしながら、「そろそろ引退しろ」と主張する動画もある。










2013年8月28日水曜日

橋下氏がメディアにかみついた


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橋下氏がメディア批判=「教委の独立性脅かした」-はだしのゲン問題
 日本維新の会の橋下徹共同代表(大阪市長)は27日午前、松江市教育委員会が漫画「はだしのゲン」の閲覧制限を撤回したことに関し、教委の独立性を唱えるメディアが教委に圧力をかけたとして批判した。

 橋下氏は、大阪市役所内で記者団に「あれだけメディアが騒いで、教委が決定した事項をひっくり返したというのは、教委の独立性を完全に脅かし、教委の独立性はもう要らないと言ったに等しい」と指摘した。(2013/08/27-11:39時事)
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 教育委員会がひっくり返したと、なんとまあ勘違いされたことか。行政の事務方が教育委員会の審議も経ずにやってしまったことなのだから、教育委員会が自らの決定を捻じ曲げたということとは違うことだ。大阪市の高校柔道部の「暴力指導」問題の際には、教育委員会に入学試験を止めろと、自ら乗り込んで圧力かけた経緯はお忘れなのだろうか。
 
 あの場合は教育委員会委員長の意向を無視して、自分の考え方を押し付けた。それこそ圧力をかけたことだった。行政委員会の独立性を口にしながら、実は軽視をしてきたことが実際やったことだった。様々な問題に対するマスコミの報道内容に、足りないことや良くないことが多々あるにしても、マスコミを利用して自己の主張を宣伝することに利用してきて、うまくいかなくなったら今度はマスコミ全般の攻撃へと展開させることに納得できるものでない。












2013年8月27日火曜日

「生きろゲン!」のネット署名21000を超える

 松江市の「はだしのゲン」閲覧制限が撤回された。市教委が校長会で直接制限を依頼したことは手続き上の不備だということだ。以前大阪市でも、高校の暴力指導の問題で、橋下市長が教育委員会に乗り込んで、自説を押し付けたことがあった。このときは教育委員会にたいしての「要請」のスタイルをとった。

 被曝や戦争の批判がよっぽど気に入らない「人たち」が議会に陳情して、閲覧制限を求めたが、否決されたという経過があるから、当然行政の側はそれに沿った対応を図るのが当たり前なのだろうが、教育委員会の判断にもゆだねず市側が、制限依頼をしてしまったことは問題だ。政府が漫画の記述の一部を取り出して、「子供に対しての影響を心配する声」を擁護したのは、戦争ができる国家をめざす意図を示した。

 地方自治体の教育委員会、人事委員会、選挙管理員会などは行政から独立して行政や司法の一部を行使する。「政治的中立の確保、長の指揮監督を受けない」ことが行政委員会の存在意義になっている。戦後の遺産としてできたものだが、その公正、独立の地位が軽薄化されている。市役所へも4000を超える意見が集中したということだが、黙っていれば「気にいらない人」の策略通りになると考えると空恐ろしい気がする。

 「生きろゲン!」と称したNET署名は21000名を超えたとのこと。過日署名したが26日に署名を提出したらしい。教育委員会開催日に間に合った。