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2017年11月18日土曜日

こわ~い「削除」「排除」

 バンカーでひっくり返ったことを、なかったことにしたいらしい。報道されたものがNETで伝播しているものを、追っかけて削除をさせるなど、都合の悪いものをなかったことにするとは、いかにもやりそうなことだ。トランプ大統領に「私は見ていないが、ヘリコプターが上空から(転ぶところを)撮っていた。私は感動した。今まで見てきたどの体操選手よりも素晴らしかった」とフォローしてもらっているのだから、しいて隠すこともない。そんなことをするから余計にはやし立てたくなる。


 そしたら今度は小池知事が希望の会の代表をやめると言い出した。とうとう自分を排除しちゃった。排除とは人の手にかかるから、自分ではいいだせない。そうすると「削除」か。それなら自分だけでよい。AIとは実にご都合主義だ。

 近所のゴミ集積場にカラスがやってきた。集積日以外に出されたゴミを、そのままにしておいたらやられた。そのあとの生ごみの日に、続けざまにやってきてつっついている。最初は一羽だった。近くの電信柱やちょうど刈り取られた木の枝に止まって、様子をうかがって居る。うかがっているというより、おちょくっているようにも見える。しまいには数羽が寄ってきて、集積場の近くで遊んでいる。しばらく集積場の様子を見に行って、念を入れて網をかぶせなおした。自然界では場合によっては「削除」「排除」は必要だ。

2017年9月22日金曜日

日本語が軽くなってどっかへ行ってしまわないように。


「優性」「劣性」の言葉をやめて「顕性」「潜性」に変えると日本遺伝学会が発表した。さまざまな格差が当たり前のように闊歩し、なくすべき差別が時には煽られる社会で、優劣を想像させる印象を変えるというのは一歩前進というべきだろう。なじみがないからわかりにくさもあるが、世の発展方向という理解はできる。

「組織犯罪処罰法」が2年前に批判を受けながら成立した。この法案が戦前の治安維持法と同質の弾圧法だと大きな批判だった。だから「共謀罪」というもっともな性格を表す言葉で表示されて「残って」いる。マスコミを含め社会が動いたあかしだ。 

 わからないのは「都民ファースト」という言葉、政党の名だけど、トランプ大統領が選挙戦で使った言葉をもじった。横文字で横文字でしゃれたつもりなのだろうか。アメリカは「強い覇者」を受け入れるところがあるから、世界で一番というわかり易い言葉ではある。日本の「ファースト」は何に先立ってファーストなのかがさっぱりわからない。政権党との「競い」で利用したのが思うところに違いない。

 物まねばかりする中国との揶揄がよく言われるが、この話はこういうときは「ものまね」とは言わないものだろうか?横文字なんかに胡麻化されるかと言いたい。そしたらその上がまだあった。
(前置きは、ニュースサイトBAZZAPから)

市場移転問題の方針について「財源や運営費などを検討した記録が残っていないことが毎日新聞の情報公開請求で明らかになっているが、最終判断が知事と顧問団による密室で下されたことが情報公開という小池都知事の方針に逆行するのではないか」と記者が質問。
小池都知事はなんと文書が不在の理由を「それは、私がAIだからです」と回答。さらに「最後の決めはどうかというと、人工知能です。人工知能というのは、つまり政策決定者である私が決めたということでございます」と答えています。

 AIの意味を正確に捉えていないのでは?という解釈しているものの、AIという英語で煙に巻くつもりが、意味不明になってしまったという結果になった。言葉をちょろまかしに使うというあり様が問題なのでしょう。日本語でおしゃべりなさい!

 こうした日本語の使用と、意味の明確化を考えることが、日本の文化を引き継ぐうえで大切なことではないか。わざわざ英語を学ぶというよりも、優先順位は上だろう。英語となると身近な友人でも、英語塾に行くのが流行っているが、後世に伝える言葉は英語だろうかは大いに疑問だ。