2011年4月16日土曜日

「大津波記念碑」を生かすのは

三陸に津波に関する碑が多くあるという。

ー高き住居は児孫に和楽 想え惨禍の大津波 ここより下に家を建てるなー
 
 先人が津波の教訓を使えようと造ったものだ。が、結果として生かされないということになった。年月がたつにつれて認識が薄れていったものということだろうか。

 自然の作り上げた環境に即した街づくりは正論なんだろうとは思う。
 
 地元での復興の話し合いは、高台に住居を造るのがよいとするものと、住んでいたところに戻りたいという両方の意向がだされているとのこと。 単純には決められないことだろう。居を構えた様々な事情もあっただろうし。

 地元の考えを抜きにして、青写真を作って発表(提案??)している向きもある。阪神大震災の時も、住民の頭越しに「町作り」プランを造ろうとしたことがあった。

 自分たちのコミュニティをつくるのだから、地元の意向を抜きに進めるべきでないことは当然。