津波で被災した、少し高台にある家のおばあちゃん(失礼、自分もお爺ちゃんに近い)が、津波で打ち寄せられた、卵くらいの大きさの砂利をリュックに詰めて運んでいた。
家は床上浸水だった。家の前の砂利は津波によって持って行かれてしまったから、玄関先に砂利をひいて直すつもり。何回も運んで。
「津波がまたくるかもしれない。津波には負ける。勝てねえってしゃべってんだ」「でも、来たら来たで、しかたねえ。またなおすしかねえ」と話していた。
達観というのか、自然の脅威にもひるまない、折り合って生きていこうとする。人間てすばらしい。
人間の生きていく力に寄り添った政治、お願いします。