2011年11月28日月曜日

そこに山があるから沢があるから

 久しぶりに小説を読む。エベレストだとか、チョモランマという高山に登ることを競うというもの。いかに難しいコースを自分が極めるかという話がテーマになっている。


 危険をともなう登山でも人によっては様々なスタイルがある。性格もあるだろうし技術の身につき方も違うだろうし、違いがあって取り組み方があって山を登り歩くという目的を持つ。


 すごいスポーツなんだなと思う。そんなことには縁のない、そして好みにもならなかった山へは、とっても簡単な人並みのアクセスに終わっている。


 魚釣りを見つけて身に着けたから、ほんの数百メートル程度の間を「沢登り」気分では歩く。まあ登山とは言えない。危険度も雲泥の差だ。


 山が好きな人が、なぜ山に登るか尋ねられると「そこに山があるから」とよく言われるが、それよりも「山がいろいろあるから」登るというほうが当たってるんじゃないだろうか。


 渓流釣りは少なくとも、あちこちの渓流にいきたいという気にさせられる。未知の場所は魅力だから。読みつかれて外に出、アップダウンの坂道を歩きながらそんなことをフツフツ考えた。