2012年1月28日土曜日

岩手山麓雪景色?!


 東北の降雪が半端でない。岩手はどんなだろうと思いつつ、新幹線から眺める景色は雪から雪への展開。遠くの山肌に筋状にはじめは見えた雪は、そのうちに田んぼの薄化粧の穏やかな風情だった。

 次にはクリームを品良く畦道までかぶせて、と見る間に家々の屋根にも陽に照らされた輝きが現れた。しばらく走ると今度は道路も圧雪状態になった。

 郡山は寒いところなんだ。この先はどうなることかと岩手山麓の状態が気になった。黒く見えるスギが雪をかぶって頭を下げている。川が揺らめくように曲がった黒色は、見事な水墨画のようだ。

 空が暗くなり、吹雪っぽくなった中をよく見ると、竹やぶが重そうに雪を溜め込んでいる。

 仙台が近づくと家の屋根は瓦の突起部が現れるようになり、急速に晴れ上がった。もう道路に雪はない。車が支障なく行き交っている。

 後一時間で着くところ仙台で停車。ビルの谷間を人がゆっくりめに歩いている。

 走り始めて少し雪が増えたかと思うと、その先は盛岡に着くまで雪は減ってきた。盛岡界隈は田んぼは雪をかぶっているもの、木々にはない。晴れが続いているのか。

 岩手山麓は想像をたくましくしたような雪はない。それこそ「ウソ!」三週間前と変わらない。住処の仙人の話しでは今年の雪かきはまだ2回だそうだ。しかし、まだまだには違いない。

 気温はマイナス5度くらいの日が続いているとか。