2012年6月12日火曜日

脱法ハーブはどうして取り締まれないの


 危険運転致傷罪適用を使って起訴するという事件。「飲んだら飲むな」との範疇では済まない。日本の社会病理といえばいいのか、にっちもさっちもいかない国にどんどん突っ込んでいるような気がする。

 解決しなくてはならないことが山のようにあるのに、やることは、的を射るどころか、放つ矢がうしろむきの政府。大飯原発の再稼働に突っ走るし、3党の談合で税を負担できない人からもとる消費税、縮減社会保障の一体改革をすすめようと躍起。

 そんな政治政党を製造してきた「選挙制度」をなお、世論から遠ざけようとする「改革」。これでは日本を救うことにはならないように思う。国民生活に寄り添えないマスコミも情けない。

 東日本震災で活躍した評判に便乗した自衛隊17人の街中行進に、NHKは「一部の反対」と評した。自衛隊が戦争することに反対するのは一部とは思えない。

 それなら、原発再稼働には大部分が反対しているのにとコメントしてもらいたい。悪行に走る政府に「危険運転」取締りの適用が必要だ。

 今日の日刊ゲンダイで「高濃度放射性セシウム検出の衝撃」とした記事が載った。葛飾、江戸川、臨海部で日本共産党都議団が土壌や空間線量を測った結果、高い放射線量が検出されたというもの。葛飾の水元公園では251000ベクレルとういう高濃度のセシウムを計測した。

 五輪招致問題があるので、議会でも認めないのだという観測もある。五輪招致に向けるカネは除染にまわすべきという論調もうなずけるものだ。こういう事実をないものとする圧倒的なマスコミの対応への批判も大切に思う。