2012年9月19日水曜日

日航の再上場でビジネスOKならいいのか

 日航の人員整理になった元機長は「格安航空の機長」にやっと「再就職」できた。そのベテランの機長は、日航が起こした御巣鷹山の航空機墜落事故を経験して、日航でも研修に取り入れて教えてきた人だった。16000人の人員整理(首を切りとは言わず)をした日航は、株式市場へ再上場を果たして再生したとNHKが報道した。

 日航は2000億円の収益をあげながら165人を解雇したまま裁判中。電器産業は12万人の人員整理と勝手放題の様相。これも政府は自主的に動こうともしない。企業の社会的な責任あり方というのが全く見えない。株価が上がり配当があればあとは…というのは、あり方として間違いだ。

 毎日のようにある通勤電車の「人身事故」はその土壌を誰が作っているのか想像できる。原因が雇用問題だけとは言わないが、自殺者の数は年3万人。10年で一つの自治体が消えていく規模だ。