2013年1月3日木曜日

仙人の生活

 昨日は一日降り続いて、外の出ることも止めた。共同で頼んでいる除雪車が今季初の出陣。手慣れた様子で、さっさと道路の雪を脇に寄せていった。雪は軽い小さな粒から、いつも見るような積もる雪に変わって、積もり始めた。ドウダンツツジの雪囲い-というより「枝縛り」が功を奏することになってきた。

 縄で縛るときには、枝が折れるのではないかと、手加減を考えた。でもそんな心配はいらしい。なるほど今みていると、細かな枝の束に上にしっかりと雪が被って、だんだん重そうになっていく。
 
 積もった雪は時折豪快な音を立てて、屋根から滑り落ちる。慣れるまで、屋根の雪崩の音のに驚いた。山中の場合は相当大きい音なのだろう。今朝の朝日は、晴れていて見えるのだが、雪空をとおしているのか、おぼろ月よかと思わせるような光だ。

 でも、光を感じるだけでもいい。雪に反射して明るい光が家の中に届く。これが雪の時期でないときの雨だと暗過ぎて、窓際に行かないと本も読めない。天気の悪い日は外に出かけ、天気の良い日は家で読書がいいと、仙人居住者は言う。それなら電気を使うことのない電力節約の生活となる。なるほど。