2013年3月16日土曜日

五輪選手村、津波だいじょぶかー


 南海トラフの外側に、活断層の可能性がある地形が新たに見つかった。既にみつかっている活断層と合わせてマグニチュード8.4にも達する巨大地震の可能性があり、大津波が押し寄せるということだ。広島大学の中田高名名誉教授のグループが分析した。すでに確認されている活断層と合わせると270キロを超えるもので、一度にずれ動いた場合には最大マグニチュード8.4の巨大地震になると。

 この地震で発生する津波の高さをシミュレートしたところ、神奈川や千葉県などで最大5メートルから6メートル。東京湾でも数メートルに達したとのことだ。



 12日に2020年五輪招致委員会が開かれ、日本オリンピック委員会主催の五輪出場経験者を対象にした研修会をもたれた。選手村や競技会場の計画を説明したが、その際に、出席者から「地震や津波が来たらどうするのか」と質問が出て、東京都から、「現在4メートルだが、6.5メートルまで土を盛る。津波は最大3メートルと想定しているので、流されるようなことはまったくない」と説明したとか。研究グループのシミュレーションは最大数メートルというから、これでは安全を確保できない。それも土を盛るなどということで済ませていいのだろうか。
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□招致委員会の解説「コンセプトとなる選手村」
東京オリンピック・パラリンピック競技大会のコンセプトの中心となる選手村は、ヘリテッジゾーンと東京ベイゾーンが交わる急速に開発が進んでいるウォーターフロントである晴海ふ頭に位置しており、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の地理的な中心にあるとともに大会コンセプトの中心である。選手村は、歴史ある繁華街の銀座に近接しているほか、未来への発展を印象付けるようなエンターテイメント施設や斬新な建築物が連なる臨海都市の台場にも近接しており、選手は活気あふれる先進都市東京が提供する祭典を身近に感じながら、最高のパフォーマンスを生み出すことができる。
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