2013年9月12日木曜日

広告の迫力

 テレビのチャンネルを転換すると、健康食品のコマーシャルがいくつも飛び出す。どれも効果があると自画自賛だが、高齢になるにしたがって、あれこれの身体的な不都合がでてくるから、的になって責められる。出てくる症状は治癒するものならいいが、なかなか治らないと病気なんだろうという診断を自分で下す。いちいち医者にいて行っていられるかと、我慢できて間に合っている時はそれで済ます。医者に診てもらったところで、症状の軽減をするための薬をしこたまもらって金を置いてくる羽目になるし、年齢ですからねと納得させる妙薬を頂戴しておしまいのこともある。

 そこを見透かしての健康食品の宣伝大攻勢だ。○○パワー、コラーゲン、しじみナントカ、生薬、痩身「薬・食品・道具」と、「個人的な意見」だと断わりながら効能とやらを紹介する。こっちは身に覚えがあるから、フッと乗せられることになるのだろう。100%偽りとは言えないかもしれないが、その効能なるものはどこまで信用してよいものやら。家が唯一の居所になれば、テレビ情報が貴重なものになる。しかし、なにも使用前使用後の写真を撮ってまで宣伝することはないとは思うのだが、ヤセ願望とかビハク願望が幅を利かせるようでは、不幸な世の中だと思う。

ドイツの看板、ショウウインドウは迫力がある。