2013年11月6日水曜日

秋景色、前に行ったところの写真を見てまた楽しむ

 無機質と幾何学の風合ばかりの都市から抜け出して、まだら模様の紅葉を探しに行くのは、楽しいものだ。そういう受け止め方ができるようになったのは、カメラを構えるようになってからだ。目先の雑多な小仕事から離れて、一年の周期の最期の瞬間にさしかかる輝きを眺めるのは楽しい。人が創り上げるものでも素晴らしいものはあるのだろうけど、自然が織りなすものは謙虚でありながら、派手な主張を押し出す。輝きの瞬間は見てやらなくてはいけないだろう。いくら鑑賞してもまた見たいという気持ちが湧きてくる。先を考えれば、物足りない方が励みにはなるかもしれない。また、行こうと先輩の話が飛び込んでいる。

2007年11月25日奈良