2013年11月28日木曜日

賑やか京都

 紅葉を撮りまくるための3人ずれが歩き回る寺は、時節柄どこも混んでいる。賑わいの主力はやっぱり女性だ。女性群が連なって歩き、それに若いペアと熟年ペアが入り混じる。東京の新宿駅だとか、池袋駅だとかのすれ違いが寺の境内で再現されているかのようだ。その廊下に座り込んで庭園の紅葉をその場からスマホで撮っている。カメラを構える人は少数派で、電車の中と同様にスマホ派が凌駕している。立派なカメラを持つ写真屋は、負けじといいポイントを歩き回る。

 スマホはかなり鮮明に写真を撮れるようになったそうだが、どこのポイントでも競合してしまう。ポイントと対象の撮りようによってはいい写真が取れるだろう。写真屋の人口は急激に増加していることになる。昼の食事はニシンそばだ。6.7番目に予約の帳面に書き込んで、近くをうろうろ写真を撮りながら時間つぶしをした。店の人は手慣れたもので、順番が来ると大声で店に呼び込んでいた。昨日は湯葉うどんだったから蕎麦にしたが、ゴマ豆腐と葛餅がついて1000円也。ここもご婦人方ばかりが目立っていた。