2014年2月26日水曜日

外国との差あり、日本の後進性かも。

 真央ちゃんが帰国して記者会見をしたときに、森元首相が「大事な時に転ぶ」と発言したことについて、どう思うかとの質問に答えて「森さんが今、後悔しているのではないかと思います」と答えた。明るく答える様子が印象的で好感が持てた。SPは失敗しても、後のフリーでは自分が構成した目標を完成させたことで、感動を広げたことに確信を持てたのだろう。
 そのときの森元首相の発言は、アイスダンスの選手にも及んでいて、「…特にペアでやるアイスダンスっていうんですかね。あれ日本にできる人はいないんですね。あのご兄弟は、アメリカに住んでおられるんだと思います確か。ハーフ。お母さんが日本人で、お父さんがアメリカ人なのかな。そのご兄弟がやっておられるから、まだオリンピックに出るだけの力量ではなかったんだということですが、日本にはいないもんですから、あの方を日本に帰化させて日本の選手団で出して、点数が全然とれなかった。…」とも話していた。

 こちらの方も配慮のない発言としてはすごいものだ。2020年オリンピック組織委員会会長であるのだから、いかがなものかという声が上がるのは当たり前だ。ところで、その記者会見で質問したのは「海外のメディア」だった。日本のメディアだって質問したいところだろうが、もしかしたら「配慮」かな?

 もう一つ昨日はイスラエル大使館が、破られたアンネの日記を寄贈するというニュースがあった。こんなにひどく広がっていることが今頃表面化したことにあきれ返るし、警察がオズオズと捜査すると言い出すのも恥ずかしいことだと思う。
 イスラエル大使館は「日本の皆さんからのご心配と思いやりに私たちは深い感銘を受けています。アンネの日記は、ホロコーストやその人道的な側面への理解を深めることに役立つもので、日本の捜査当局はこうしたひどい行為を犯した人物に対して速やかに対応し、裁きを受けさせるものと確信しています」とコメントした。

 イスラエル大使館が手を差し伸べてくれたことに率直に驚いた。せめて政府はお礼ぐらいは言うのだろうな。海外との差異を感じた出来事だった。

日本海外特派員協会記者会見真央会見「私はなんとも…森さんが後悔しているのでは」

「アンネの日記」イスラエル大使館が寄贈へ