2014年4月22日火曜日

オバマさんがいらっしゃるまで「お片付け」?

 17000人の警察官を使って、テロを防ぐのだと都心近くを通りかかる人たちの不便を我慢しろという。だいたい、テロなんか日本で起きるかと思うけど、TPP交渉に対する批判の声が「テロ」に見えるのだろう。TPP交渉に決着を求めているのは日米の経済界だ。一部の事業者のために日本全体の仕組みを破壊していく、亡国の道の選択を迫るわけだ。そちらの方がよっぽどテロにも似た行為だという思いがする。

 日本の農業、畜産業はたちゆかなくなると、交渉反対の声がでているのに、アメリカとの交渉をまとめたいと難しい顔をした大臣さんが「頑張って」いる。そんなに車や家電を売りまくりたいのか、それなりの売り上げでいいじゃないの?一部の企業だけが潤えば、あとはどうなろうと知るかということなのか。日本の棚田を見てみろと言いたい。もはや農業ではなくてオーナー制度の観光にしてしまったじゃないか。安いコメが外国からはいればいいというものでないだろう。温暖化による気候変動で、食糧生産に対する影響が危惧されるときに、自給力を弱体化させる選択などはありえない。日本の「譲歩」がちらついている。そのうえアメリカに対して、憲法の規定を捻じ曲げても、「集団的自衛権」を可とするおもてなしまで用意する。なんということか。


 スーパーの店頭は、外国産が目立つ。ここはどこの国かと思うほどだ。購入するには「安いかどうか」が基準になる。だから買うが、それでも日本産をなるべく選びはする。年金でも賃金でも、収入が少ないのだから、食材選びは苦労する。いったいどこの国で生活をしているのかがわからない。これで、日本を愛せよというのだから、おふざけでないよと思う。こんな日本にしたのは誰なのだ。