2014年4月25日金曜日

急に気温が上がると、身体がついていかない。

 我が家の最良の部屋は、隣におなじほどの高さの住宅が建て替えになってから、日当たりが悪くなった。日本国の法律によって合法なのだから、文句はあっても問題にはならない。先日家を出て一つ曲がったところに新しい住宅が立ち上がった。完成した建物の境に「…邸は日照をなくした」という看板がぶらさがっている。「何となく3階(高さ制限を守れば3F建て可)」という妙な規制によって、高く伸びることが許される今は、その3階建てが花盛りになった。

 当たらなくなる太陽の「恵み」でもまた、争いの火種になってしまう。これからどんどん上がっていく気温で、エアコンが入ればお隣同士で熱風のかけあいだ。住宅地であっても、神田川という立派な河川がちかくにあっても風は熱い。家の表に出て涼むなどということは、昔の思い出になってしまった。

 渋谷駅近くのコンクリート水路を流れる渋谷川は地面の下を流れているが、東京電鉄が再開発の折に川の再生をすると発表した。600メートルの遊歩道を整備するという。「人の生活に沿って姿を変えた結果忘れ去られてしまった川に、人のにぎわいを取り戻す」とのコンセプトとのこと。人と川のかかわりに一歩近づくというより「戻る」というべきか。

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