2014年7月15日火曜日

ブログ、再開のような再開

 ブログを休んでいる間、身の回りのことが片付いてきた。そうはいっても人に褒められるようなことではなくて、散らかっていたものを捨てた程度のことだ。ホームページの更新もマメにできるようになったし、カメラの仕様書を読んでみることもできた。ブログを止めた効果はあったと思っているが、妙なことにパソコンのあちこちに散らばっている情報から、ブログ投稿に役立ちそうなものを整理したのも、そのうちの効果だった。また書きたいという気が残っている証拠かな。
 
 ところで昨夕、つりの会の先輩とウナギを食べに行くことになった。中野駅北口の一角にある「昭和新道商店街」の近くだ。「昭和」と聞くと懐古の思いが年相応に湧いてくる。先日も東中野の「昭和の街」を巡ってみたところだ。ご多分にもれず、再開発の大波をかぶって中野駅周辺も前のめり的な誘導がすすめられている。新しいものを造るときには必ず古いものを壊した上に登場させることになる。なんの臆面もなく輝くばかりの高層ビルや、新しい街の装いを作り上げる愉悦を味わおうとする輩と、少しばかりの金を持って飲み屋に行く者との格差がある。小さな商店街がなくなっていくとき、「飲んで楽しむ」文化もなくしてしまうことにある。

 実は家では「超」高齢者の食べ物が、いや食べられるものが限られて連れ合いが苦労している。だからウナギと聞いたら避けるわけにはいかない事情もある。目の前で灰を飛ばしながら、串焼きにしてもらったウナギを食べたが、じつに旨かった。ちょうど暑くなってきた折だったから、この力で夏を乗り越えられるだろう。一通りの料理をごちそうになって、店を出てから「昭和新道」へ出て、なんとカラオケ店に誘導された。嫌いじゃないから、他に誰もいない小ぢんまりとした店で歌った。もちろん昭和の歌。最初は「神田川」だった。

 昭和の雰囲気と冷酒に酔いながら、雰囲気を醸し出している若者に被写体をお願いして、撮らせてもらった。名刺を渡したのだが、ブログのアドレスを書いてあるので、ブログを書かなければならなくなった。