2015年1月4日日曜日

サザンが紅白歌合戦で、ちょび髭をつけていたワケ

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
12.31産経新聞
 紅白も終盤、サザンオールスターズが特別ゲストとして、31年ぶりに出演することが明らかにされた。中継がつながった先は、サザンが年越しライブを行っていた横浜アリーナ。なぜか、つけひげ姿で登場した桑田佳祐さんは、NHKホールの中居正広さんから会場の雰囲気を尋ねられ、「もうどっちらけなんです」と、冗談めかして語った。
 出演が当日まで明らかにされなかったサプライズ。桑田さんは出演を決めた理由について、「メンバーで還暦超えたやつもいるので、もう一回、チームワークを高めてやってみようか、と。来年は元気に外に出ていこうかな」と語り、会場をわかせていた。
 つけひげを外した桑田さんは、その後、「ピースとハイライト」と「東京VICTORY」の2曲を熱唱。横浜の熱気がNHKホールにも伝わり、年末最後の大舞台をさらに盛り上げた。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 このニュースのタイトルは「サザン31年ぶり出演 桑田はなぜか、つけひげ姿」だ。
 紅白歌合戦などは見ないのが大みそかの過ごし方。でもこれは多数派だとも言える。視聴率は35%から40%だから、先日の投票率よりもまだ低い。比較するのもどうかということはあるが、見ているだけで、時間がしすぎて行ってしまうのが癪に障る。ところがこのとき、たまたまサザンのでるところを見てしまった。あれなんで付け髭か?おどけでやっているのかとその時思った。いやそのあとの歌を聞いたら、なかなかの歌詞だった。このときのちょび髭と歌詞をめぐって、NET界がにぎやかになっている。NHKが一日二日でサプライズを演出した…とか、前から周到に準備しておくのがNHKスタイルとか、日頃のサザンの歌の「反骨精神」がNHKの軍門に下ったとか。歌詞に政治色が強いなどと。

歌詞(http://www.uta-net.com/movie/150317/)のうち、アドリブで挿入した部分もあったという。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 「都合のいい大義名分」という歌詞では、「大義名分」を「かいしゃく」と歌った。まるで2014年に起きた「ある出来事」とも符号する。「癒合のいい解釈」で憲法が事実上変更された、とされた出来事だ。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 ちょび髭は、ヒットラーを演出したものだった。謎が解けた。歌はおろそかにできない。政府やNHKを相手に、「やってくれた」という気がして、年明けを挟んでうれしい話題の飛び交いだった。