2015年7月27日月曜日

「民主主義ってなんだ!なんだ!」「民主主義ってなんだ!これだ!」の声 国会前に響く

 国会前の集会に行って、若者たちの「戦争、いらない!、アベはやめろ!」の唱和に共感しながら加わった。目下の所属のつりの会にさえ、行動参加の気持ちがあってのことなので、なんの得があるわけでないのに馳せ参じる。この「得」とは「9条を守って、戦争の道にいかない」という得ではない。「金を貰って若者がかき集められているという根も葉もないことを言いふらす連中」の得という意味だ。特に交流サイト(Facsbook,Twitter)に飛び交っている言葉に、じっとしていられないという気分が引き出される。日を追うごとに安倍首相への批判が広がっていく。そんな気持ちで全国から国会前に向けて単独で来る人もいる。こういう体験はいままでに感じた記憶がない。

 採決を強行したことによって支持率が30%台までに減ってきているが、正直なところまだ支持がそれだけあるということが信じられない。アンケートの撮り方によるものとも思うが、昨日のYahoo関連の指示。不支持のアンケートでも50%が指示というものもあった。ネット右翼や日本会議の「取組み=ネット対策」も当然考えられる。「連休明けたら忘れる」などと言われたのではそうはいかない。そうはいかない流れが連日のパレード・集会に結びついている。

 新国立競技場の白紙見直し(?)がいわれて、連日にぎやかにワイドショーで取り上げているけれども、支持回復のためのものと誰でもが思う。飛び出してくる「2500億円が出せないのかね」というのが本音なのだろう。言うことなすこと自民党が劣化していると思わせるのに十分。

 「神宮外苑と国立競技場を未来へ手わたす会」が"文部科学省、日本スポーツ振興センター: 神宮外苑の青空と銀杏並木の風景を守ろう!巨額の建設費をかけない、いまある国立競技場を直して使おう!"NET署名を打ち出したのが一昨年(2013年の12月頃)だった。


 「…未来へわたす会」は「最優秀案は、1300億円という予算をクリアしておらず、このまま建てると3000億円になるという試算が出ています。」とすでに指摘していた。テレビなり新聞なりがまともに取り上げてきていれば、もっと早くメインの問題になったことだろう。一年半かかって、マスコミの中心話題になってきたのは、圧倒的に議席をせしめている自民党の政権下であっても、有権者の意向に沿わなければならない状況になってきた。

2013.12.25



 

伊東豊雄氏「半額で工事できる」国立競技場の改修案発表

(2014/05/26 に公開)映像16分17秒