2015年8月29日土曜日

新庄で落ち合って、金山町の宵祭りへ。

814日に先輩と新庄で落ち合うのだが、こちらは盛岡から新幹線に乗り、大曲で奥羽本線上り列車に乗り込むことになる。ホームから見える情景を眺めながら、知らない街を素通りするのはもったいない気がするが、そんな時間の余裕はない。来た方角とは反対に向かって、本当に大曲りをしてディーゼルカーが発車する。車音は昔ほどうるさくないのだろうか気にならなかった。3両だかの編成でトイレ付、列車が駅に着くと自分でボタンを押してドアを開ける。乗り込んだ人は備え付けの機械から「切符」を受け取る。田んぼのイネに少し穂が出て、うっすらと黄色づいている景色をゆったりと眺めながら、新幹線では味わえない「車窓から」を楽しんだ。

 レンタカーを借りる続きを、相方がくる前に済ませ、宵祭りまでには十分な時間を、早めに金町に入って祭りの前の雰囲気をカメラに収めようと歩きまわった。それらしき担ぎ手でない地元の人々、若者が中心に担う祭りは、有名な祭りの担ぎ手の様子とちがって初々しくて頼もしい。ところが、あいにく夕方から雨模様の様子ということで、宵祭りの山車は中止になってしまった。せっかく造り上げた山車の飾りを、翌日の本祭りの前に台無しにしてしまうわけにはいかない。山車の前でくつろぐ若者は、宵祭りにでかける目標がなくなっても、屈託のない笑顔でくつろいでいた。