2015年12月24日木曜日

三日目、寂光院と三千院は秋の押し詰まった風情

 美浜原発と針江を巡って、二泊目は大原だった。針江で「川端」の案内をしてもらいながら、水と生きる暮らしを聞き、普段の生活からは遠く離れてしまった「便利さ」が忘れてしまった大事なことを思い出させてくれた気がした。豊富な説明を聞いて、自然の価値を見直したのは心の満足感を得たようだった。そこの、できたばかりらしい小さなレストランで食事をした。案内の方とはそこでお別れだった。

大原までは、地図で見ても針江からはさしたる距離はない。ところがアクシデントがあり、車のJPSが迷ってしまった。道案内をするところがあらぬ方角を指して、行ってみるとくるりと一周して元に戻る。初めてこんな経験をした。原因ははっきりしないが、ポケットに入っているGPS記録器と干渉したものかということにしておいた、スマホもGPSを使ったアプリが動いているので、そちらも要因かもしれない。カーナビは、指図していても知っている道なら従わないほうがいいようだ。

 宿は寂光院と三千院の近くの宿だったので、チェックアウトしてから両方を巡った。紅葉の時期は過ぎてしまったので人は多くはないが、さすがに人気を感じさせるだけのところだった。