2016年10月23日日曜日

スマホ料金を安くするための苦闘

 月々の料金を下げたいと思って、「スマホ交換」の話に乗った。確かに月々の料金は安くはなるはずなのだが、前の契約の違約金と手数料を払うことになって、持ち出しになる。旧スマホの下取り分として「ポイント」が還元される。現在の7000円ほどを月に2000円も安くできれば、多少の苦労もいとわないということになければならない。

 その「ポイントで還元」には、買い物をすればポイントが増やせるというカードを申し込めという。こちらとしては、ポイントを使うことによって安くあげるという、そろばんを弾いているのだから、余計なものはいらない。それは避けてと思ったものの、カードがあればポイントで支払える商品もあるということで、思い直して申し込みをすることにした。

 還元になる8000円ほどのポイントを使ってしまったら、「不使用」にしようと算段した。それにはマスターカードが付されていて、現金をプリペイカードに入れておけば、使用できるという「サービス」つきになっている。商品購入で使えば多少有利なポイントが貯まるということだろう。やる気はないから詳しくは調べてはいない。

 ポイントを使い終わったらという想定で、「不使用」(廃止)する場合の手続きをどうするのかを調べた。ところがそれは無いということが分かった。規約やらを丹念によんでみても、ホームページを調べてみても記述されていない。

 HPのお客様サポートに投稿して質問をぶつけてみたら、他の投稿者から「『カード一時停止』があるよ」という「アンサー」があった。そのほかにも「アプリからも可能ですけど…」、「ショップかサポートに電話して」という「アンサー」が返ってきた。私の質問が「プリベイトカードの利用停止」としたので「廃止」の意味が伝わらなかったきらいはある。

 その後検索の方法を変えてNETで当たってみると、先方(スマホの会社)に同様の質問をぶつけた経験を投稿している人がいた。会社の方は「解約の概念がない」とのことで、案内には記述をしていないのだとか。

 回答をしていただいた方はそれぞれ適当なやり方を教えてもらったが、「カード一時停止」がホームページからの手続きとしては一番近い回答だったのかと「ベストアンサー」として投稿した。電話をかけて聞かなくても、店に出かけなくてもホームページか規約に載せればことは済むのだし、一番手のかからないことで「サービス」になるのではないかなと思った次第。

 様々な、特に熟年すぎの人間にはそんなにたくさんの機能は不要だ。ゲームだってまあやらない。音楽をダウンロードしてという人も多くはないだろうし、テレビから映画や本まで参照できるとなっていても、親しんできたキャリアからは想定外と言ってもいい。たくさんのアプリがあっても使う意欲にはつながらない。

 スマホに通ってくるデータ量が多くなることが先方の売り上げになるわけだが、その期待には沿っていかないだろう。それよりちっぽけなスマホにつまっているものが、多すぎていかなるものなのかどうなっているのかが、常識ではわからないことが多すぎる。最近はシルバー世代をターゲットに「消費意欲」を刺激するが、まあそう上手くはゆくとは考えられない。