2017年3月6日月曜日

情報を利用する、悪用できる材料になりうる

 以前に、テレビで放映された番組で、電車内での「痴漢犯罪事件」を冤罪として、無罪を確定させたとのことが放映された。電車内での「痴漢行為」が、実は冤罪であったという例はかなりあるようだと聞いているが、冤罪として取り上げて確定させるのは、弁護士にとって大変なことらしい。

 その放映では、弁護士が14件の冤罪を立証したとされ、同事務所の同僚からも、一目置かれているという。一目置かれているという意味は、金にならないということ。この場合、濡れ衣をかけられた方は大体普通の勤労者だろうし、ひっくり返すという地道な調査活動には、時間もかかるということだった。これでは正義は守られないと思うが、実際上は犯罪者として確定されてしまうというが多々あるということになり、暗然としてしまう。

 ところで、グーグルメールが届いた。グーグルマップ(アプリ)による、過去の立ち寄り先の記録を知らせてきたものだ。スマホを設定することによって、一日の行動をGPSによって把握して、どこからどこへ移動したかを、記録されるものだ。これはスマホとパソコン両方から参照、同期できることになっている。(下記地図は合計だけだが、日々の行く先立ち寄り先が、地図とルートとして別に記録されている。)(例=×月×日 何時何分、自宅→駅→立ち寄り先【飲食店など】→駅→何時何分、自宅着)

 記録は何月何日何時には、どこどこにいたという記録になる。わたくし的には何日かたってしまうと、さて?ということにならぬようにと思ってのこと。それと、写真撮影をしているときの場所を、おおざっぱながら記録として使えることも便利だ。

 しかし、このメールを見て気持ちが悪くなった。たとえ犯罪にかかわることなどありえなくても、「その日あの時そこにいた」との情報が外部に漏れていくとどうなのだろう。この情報収集が意図されていることを、利用しているのはどこなのだろうという疑問が湧いてくる。

 Yahooの乗換案内検索にしても、検索した履歴が記録されていて、次回に使うときには確かに便利に使えることもある。これも過去の記録としてなんらかの傍受があって、「悪用」されることがないのだろうか。


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