2017年10月24日火曜日

野反湖は標高1500メートルもある

 樹木が少ないのは標高のせいだろう。紅葉の姿は少なくて撮るのは限られてしまったが、よく見ると小柄な木々にも、秋の深まりが感じられた。太陽を受けて輝き今年を終わろうかとする葉っぱも、秋を飾る瞬間としてとらえておきたかった。野反湖の湖畔を歩く道があるというのだが、行く先を見渡したところ景色に変化を感じられずに、歩いて行くことは止めた。8人がその選択だった。

 湖畔の道の目的地になる、キャンプ場まで車で移動して、歩きながら紅葉を眺め、沢の流れ込みをのぞき込むと、40センチ以上はあろうかと思われるイワナが、つがいで悠々と泳いでいた。保護のため周年禁漁になっている沢だと断り書きがある。キャンプ場はもう人気もなくて、のんびりとした静寂さを楽しませてもらった。落ち着かない喧騒の世界からやってきたものにとって、何よりのことだった。