2018年3月28日水曜日

人も桜も満開な上野公園

 先週土曜日には上野公園に行ってみた。ゆえあってこのところ銀座と上野がテリトリーになっているのだ。とは言ってもそんなにりっぱことではなくて、だいたい宴会がらみのことだ。上野公園あたりも「開発」に手を付けようという意図はあるらしいが、とりあえず今は逃れているようであり、桜見物ではマスコミ報道でも落とすことがない。

 歴史と文化を脈々とたもっているところであり、それが故郷に行き来した過去と重なるところがある。上野の駅構内のスタイルだとかアメ横だとか京成上野駅は、昔と変わらずにあるのが親近感を保っている。渋谷駅のあたりは全く勝手につくりやがってと、文句もいいたくなるくらい、左右上下が不明なところだ。慣れていないせいもあるが、スマホの位置情報などみても、たぶんわからないところだろう。

 いまだに文化の香りを残しているところとは、「激変」とは対立軸になっているように思う。上野公園は外国の人がとても多い。日本のいいところを楽しんでもらいたいと思うが、日本人が花見の暇もないということでは、これでいいのかと思わざるを得ない。