2018年5月5日土曜日

5月3日憲法集会に行く


 連休のときは、かつては家族旅行で出かけるのが常だった。子供たちが自分の生活エリアを持つようになった今は、テレビが渋滞の報道をするたびに当時の渋滞の大変さを思い出すだけのことになった。渋滞を伴う運転は余分に疲れるし、せっかくの素敵な旅館でも、酒を楽しんだ後はすぐに睡眠になってしまうので、後々「あそこの料理は何々で」とか「いい風呂だった」と言われても、ほとんど記憶に残ってはいない。

 車を持たなくなってからは、列車を使った旅へとすっかり変わった。写真グループの旅となれば、座席を回して、向かい合って酒を飲むのが、極上の楽しみになった。それも毎日が日曜日となっているわけだから、連休の苦労などどこかの世界の話になった。だから、連休中は「空き」になる。

 空きだからというわけでないが、有明防災公園で開かれた憲法集会にでかけた。壇上ではこもごも、政権への心からの怒りを、参加者の共感を受けながら訴えていた。自衛隊を憲法に書き込んで、日本が戦争の主体者になるかという動きを止めようと、熱気を感じるものだった。その深刻な状況であるのに、皆がニコニコとしている。これから先への確信がそうさせているのだろうかと思えた。