虚鯊は「ウロハゼ」。関西で好んで食べられている。すしネタでもいけるとか。「あーそーべー」は山形の方言で、一緒に遊ぼうとの意味。ウロハゼは関東の海でも増えてきているもよう。温暖化の影響かもしれない。夏のハゼ釣りのとき、マハゼに混じってつれるが、「つりの競技会」となると、邪魔者にされることがある。
2019年6月30日日曜日
2019年6月25日火曜日
ヤマベの生息も少なくなっている自然環境
榛名湖で合唱団の合宿があった。初日の雨空が回復して、湖は初夏の装いを始めていた。ここはブラックバスつりのメッカで、いつ訪れても若者がルアーを操って釣りをしている。このブラックバスはなんでも口に入れる獰猛な魚で、小魚やエビなどを餌にしている。
法的には駆除対象の魚だが規制があまく、「釣った魚を移動させてはならぬ」と、かつてため池などに放流して繁殖させたうえで釣りをする、ということに制限を書けただけのことで、その場で釣ったブラックバスをその場で放流するのは法に触れない。
つりスタイルも魚を掛けてそのあとは放流するという手法で、釣った魚を食べる文化を持つ日本の釣りとは有り様とは違った趣向になっている。
湖には小魚がたくさん泳ぐのが見えるが、ヤマベもいるものと考えられる。一度釣ってみたいと思っているがまだ果たせていない。東京労釣連のつり対象になっているヤマベは近年その生息水域が少なくなってきている。
したがって、ヤマベつり大会の実施場所も度々変更せざるを得ない状況になった。かつては、狩野川や鬼怒川で釣っていたヤマベのミャク釣りも、現在は大会ができなくなった。
止水のヤマベ暦年釣果表
2019年6月24日月曜日
ヤマベが増えているという記事、実感はない
以下は古い記事になるけれども、結論部分の「全国で増殖している」とは実感からは程遠い。
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高水温、オイカワ増加 名古屋・天白川に生物多様性の危機 /愛知
2010年9月20日 読売新聞
名古屋市南東部を流れる天白川で、コイ科の淡水魚オイカワが増えていることが、谷口義則・名城大准教授(魚類生態学)の調査で分かった。同川水系では100平方メートル当たり100匹を超え、北西部を流れる庄内川水系などの他の河川より5倍以上多いという。
護岸がコンクリートで固められ、ヒートアイランドの影響を受け、水温が高くなっていることが一因とみられ、谷口准教授は「一つの種類が増えすぎ、生物多様性が失われる恐れがある」と指摘する。
谷口准教授は昨年8〜10月、市内19河川の28か所に水温記録装置を設置。各河川の水温と合わせて、魚類の生息も調べた。その結果、天白川や支流の藤川では8月に最高水温が31度に達し、庄内川水系の河川では23〜25度にとどまっていた。
都市部を流れる天白川は水量が少ない上にコンクリートの護岸が多く、ヒートアイランド現象などの影響を受けやすい。一方、庄内川水系は水量が豊富で、緑地も多く残っていることから水温が低いという。
天白川水系の生息調査では、高水温に適応できるオイカワが、場所によっては100平方メートルあたり100匹以上確認され、庄内川水系の5〜7倍に上った。代わって、かつては見られたウナギの仲間のスナヤツメは確認できず、タナゴ類やカワムツも減少していた。
谷口准教授は「水温が高くなって、生息する魚の種類が均一化しつつある。ブラックバスなどの外来種も高温に強く、オイカワから外来種に代わっていく可能性もある。水辺などに緑を増やし、直射日光が川に当たらない構造にするなど、生物にとって優しい河川にすることが大切だ」と指摘している。
◇
「オイカワ」全長約15センチで、コイ科に属する淡水魚。アユの放流に交じり各地に広がったとされ、現在は沖縄県と北海道を除く国内河川の下流域や湖に生息する。河川改修による平瀬の拡大で、全国で増殖している。
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高水温、オイカワ増加 名古屋・天白川に生物多様性の危機 /愛知
2010年9月20日 読売新聞
名古屋市南東部を流れる天白川で、コイ科の淡水魚オイカワが増えていることが、谷口義則・名城大准教授(魚類生態学)の調査で分かった。同川水系では100平方メートル当たり100匹を超え、北西部を流れる庄内川水系などの他の河川より5倍以上多いという。
護岸がコンクリートで固められ、ヒートアイランドの影響を受け、水温が高くなっていることが一因とみられ、谷口准教授は「一つの種類が増えすぎ、生物多様性が失われる恐れがある」と指摘する。
谷口准教授は昨年8〜10月、市内19河川の28か所に水温記録装置を設置。各河川の水温と合わせて、魚類の生息も調べた。その結果、天白川や支流の藤川では8月に最高水温が31度に達し、庄内川水系の河川では23〜25度にとどまっていた。
都市部を流れる天白川は水量が少ない上にコンクリートの護岸が多く、ヒートアイランド現象などの影響を受けやすい。一方、庄内川水系は水量が豊富で、緑地も多く残っていることから水温が低いという。
天白川水系の生息調査では、高水温に適応できるオイカワが、場所によっては100平方メートルあたり100匹以上確認され、庄内川水系の5〜7倍に上った。代わって、かつては見られたウナギの仲間のスナヤツメは確認できず、タナゴ類やカワムツも減少していた。
谷口准教授は「水温が高くなって、生息する魚の種類が均一化しつつある。ブラックバスなどの外来種も高温に強く、オイカワから外来種に代わっていく可能性もある。水辺などに緑を増やし、直射日光が川に当たらない構造にするなど、生物にとって優しい河川にすることが大切だ」と指摘している。
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「オイカワ」全長約15センチで、コイ科に属する淡水魚。アユの放流に交じり各地に広がったとされ、現在は沖縄県と北海道を除く国内河川の下流域や湖に生息する。河川改修による平瀬の拡大で、全国で増殖している。
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2019年6月20日木曜日
Googleカレンダー障害発生で思うこと
18日夜間Googleカレンダーに障害が発生したらしい。すでに復旧しているが、日本では夜間だったので障害の影響を受けたのはすくなかったのだろうか。
Googleカレンダーは便性だと重宝してここ何年か使っている。日常の生活の物忘れ対策には欠かせない道具になっていて、一日に数回もスマホを見て確認することがある。
なにか新しい予定を入れるにも、スマホを見ればほかの予定との兼ね合いがわかるので、その場で新予定を書き込んでおける。最初は書き込みをするのも心もとなく、一度紙にメモしたものをあとからカレンダーに書き込んだものだったが、いまは慣れてその場で書き入れることができる。
例えば旅行の案内の文書を画像で添付できるし、交通機関の乗換案内を共有することができるので、あらかじめ検索して貼り付けておけば、出発時間に合わせて家を出ることができる。
でもこれが急に使えなくなったら厄介なことになるだろう。アメリカ東部標準時では一日の仕事が始まるタイミングだったらしいが、こういうときにツイッターで発するアメリカ人の言葉はときにおおらかさまで感じる。
・「俺は動揺していない。俺は落ち着いている。終わった。さよなら」
・「Googleカレンダーがダウンしているので、今日の会議には全て遅れます」
・「Googleカレンダーの助けなく会議に参加できたらボーナスポイントがもらえますか?」
・「Googleの『Don't Be Evil(邪悪になるな)』という行動規範の一部として、GoogleはGoogleカレンダーを削除したのだ。あなたはもはや会議に参加しなくてもよいのだ」Googleカレンダーがシステム障害で世界的にダウン、世界中で悲鳴
2019年6月19日水曜日
なんでも自己責任で逃げるのか
高齢者の自動車事故で「免許証の返納」を考えるべきとの自己責任論が幅を利かせたかと思ったら、今度は国が年金を払えないからから「投資」をやれと言わんばかりの自己責任論が振りまかれる。
高齢者の足の問題をどうするかという言葉は前置きにあっても、その対策が出されなくては高齢者が困るばかりだろう。返納しても無免許で運転することまでが想定されてくる。地方でも都心でも独居の老人が増えている現状に、政治が先行的に策を立てるのかという問題だろう。
年金財源が賄いきれないよということを、政府や官庁がわかっていて、反発が強いから選挙対策のために財源状況を知らせず、だんまりを決め込むのはえげつない。あまつさえ年金財源が足りないからやれ働けの投資しろのという政治的無責任な考えかたは許されない。
「受け取り年金が少ない」年代の賃金を上げるだけでも効果はあるだろう。非正規雇用をどんどん増やし、超過勤務をさせても実態通りに払いもせず、払ったとしても年金財源にはすべて反映するわけではない。こんな組み立てでは年金財源は減るばかり。
「普通に暮らせる型」を考えどういう手を考えて打ちだすのかが政治の責任と言うものだろう。そこを黙って対応しなければ崩壊することしかない。年金財源は企業や国からの資金も入っているわけで、支え手が少なくなって…などと消費税導入に使ったインチキ論法をまた使うのは振り込め詐欺に等しい。
2019年6月11日火曜日
魚が獲れなくなっている今をつくたのは
漁獲量が減っているのは、そういう扱いを我々の側がしてしまったというのが正確な表現だろう。神奈川水産技術センターの古いメルマガを見つけた。「魚離れ」になってきた昨今の「もとをただせば」こうしたことの積み重ねがあった。現場の公的なところ(役所)から問題を指摘すること、なにかほっとする。
神奈川県水産技術センターメルマガ VOL.318
2009-10-23
○海から見た二宮の浜
最近、相模湾に台風が接近する度に、海岸の砂が削られて、地域住民の皆さんが困ることが多くなっています。昭和35年頃は、相模湾では、ブリが沢山獲れましたし、浜では、地引網も多数行われていました。この頃は、広い砂浜が波を消す働きをしていましたので、台風の大きな波が来ても地域の人たちは安心して暮らしていました。しかし、西湘バイパスの設置や河川にダム、取水堰、砂防堰堤等が整備され、浜まで砂が流れてこなくなった現在では、本来、砂浜が持っている波を消す力も無くなり、とうとう西湘バイパス道路そのものが波で壊れる時代になりました。コンクリートの波消しブロック、鉄板での護岸等いろいろな工事をしますが、白砂青松の浜に秘められた天与の機能には、とても太刀打ちできないのではないでしょうか。
2019年6月5日水曜日
魚介類が口に届かなくなっている
ツイッターで
「店頭からイカが姿を消していることに、どうしてもっと大騒ぎをしないのか。マイワシが激減しコオナゴが絶滅状態となり、アサリが大不調。海の状況をトータルとして把握し警鐘を鳴らし、緊急にすべき対策を唱導するのは省庁とマスコミの仕事だろう。信じられないほどの怠慢。ああ海が危機に瀕している」
とあった。
ニュースであまり取り上げないし、魚介類が獲れなくなっていることを、体系的に取り扱った報道をみたことはほとんどない。
水産資源が全体的に枯渇してきていることは間違いない。温暖化による水温の上昇など魚の「再生産」環境が著しく悪化していることが根底にある。そして漁業量管理をまともにやらないことが輪をかける。大手の水産会社が有利な大中型巻き網、沖合底引き漁業にまとも規制がない。その結果零細な漁業者は先に犠牲に追い込まれている。
□魚介類摂取量は、若い層ほど摂取量が少なく、特に40代以下の世代の摂取量は50代以上の世代と比べて顕著に少なくなっている
□生鮮魚介類の1世帯当たりの年間支出金額と購入量では、購入量が一貫して減少する一方、近年の支出金額はおおむね横ばい傾向
□平成元(1989)年にはイカやエビが上位を占めていましたが、近年はサケ、マグロ及びブリが上位を占めるようになった。
近年の支出金額がほぼ横ばいで、購入量が減少していくのは魚介類の漁獲量減少の圧によるものかと推定できる。若い世代の魚離れもよく言われるが、日本政策金融公庫「平成28年度上半期消費者動向調査」では、魚介類を増やしたいとする意向はかなり多いとの回答がでている。
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