2019年5月14日火曜日

うす緑色の葉が山中で映える快感


 この時期の草木は淡い緑の色がすばらしい。自然の懐に入ると日常の憂さから解放されて心地よい瞬間になる。山道を歩けるかが心配だったが、雪でほんの一部だけ残っていて、通れなかった車が走れるだけの足場の良い道だったので、5時間ほどの行程も気分も楽に周囲を眺め、楽しみながら歩いた。

 その分だけカメラが使えなかったのが返す返すも残念だった。今を「時めく」スマホのカメラ機能で、その替わりを果たしてもらったのが慰めだった。イワナつりは渓流を歩くのも心もとないし、連休明けでもあり難しいものと思っていたので、流れに仕掛けを投入すれば半分は釣りの目的が成就する。「大漁」はまずありえないというのがこれまでの経験からも考えられることだった。

 渓流で友人と別れて釣り、先に上がって待つ間、周りを見渡して、スマホ写真のターゲットを探した。自然が作り出す造形は面白いものだ。そこに気が付いたのも今回の成果だった。