2019年5月31日金曜日

外来魚駆除つり、たくさん釣れればそれも楽しい

 「ブラックバス防除市民ネットワーク」の仲間でもある会からの招待があって、再び駆除つりをやるというので労釣連の仲間8人で参加した。印西市にある別所谷津公園の池が外来魚つりのつり場だった。千葉ニュータウンになるのか、印旛沼、利根川、下手賀沼の中央あたりに位置する。

 周りは宅地造成が進められている新興住宅地の環境にある。利根川の支流亀成川の分流にあたるようで、調整池として造られたものとのこと。この池にも外来魚が「密放流」されてブルーギル、ブラックバスの釣り場になっていたが、現在は柵が造られていて水辺には近づけない。

 「倉成川を愛する会」の人たちが水辺の生態系を守ろうと、外来魚駆除の行動にもあたっている。亀成川を愛する会の人との合同で今回は計667尾のブルーギルを駆除することができた。日ごろの釣りものと違う魚が対象であっても、「鍛えし」腕は役に立ったようで、何回も感謝の言葉をいただいた。

 生態系への圧力は大きくなるばかりで、外来魚の影響は無視できない。なにがしかの役に立てて何よりのことだった。釣っている最中、オニヤンマがブンブン飛んでいた。しばらくぶりで見たトンボだった。帰りの車中で、「釣りの対象魚がだんだん釣れなくなっているから、外来魚つりも行事計画の中心のつりものにしたらどうか」と言って笑った。