2019年6月25日火曜日

ヤマベの生息も少なくなっている自然環境

 榛名湖で合唱団の合宿があった。初日の雨空が回復して、湖は初夏の装いを始めていた。ここはブラックバスつりのメッカで、いつ訪れても若者がルアーを操って釣りをしている。このブラックバスはなんでも口に入れる獰猛な魚で、小魚やエビなどを餌にしている。

 法的には駆除対象の魚だが規制があまく、「釣った魚を移動させてはならぬ」と、かつてため池などに放流して繁殖させたうえで釣りをする、ということに制限を書けただけのことで、その場で釣ったブラックバスをその場で放流するのは法に触れない。

 つりスタイルも魚を掛けてそのあとは放流するという手法で、釣った魚を食べる文化を持つ日本の釣りとは有り様とは違った趣向になっている。

 湖には小魚がたくさん泳ぐのが見えるが、ヤマベもいるものと考えられる。一度釣ってみたいと思っているがまだ果たせていない。東京労釣連のつり対象になっているヤマベは近年その生息水域が少なくなってきている。

 したがって、ヤマベつり大会の実施場所も度々変更せざるを得ない状況になった。かつては、狩野川や鬼怒川で釣っていたヤマベのミャク釣りも、現在は大会ができなくなった。

止水のヤマベ暦年釣果表