2020年7月11日土曜日

「結果出せ」のお題を頂戴して

 新型コロナの感染拡大が、想像通りに広がってきた。PCR検査の数は増えていると都のホームページに載って、出どころ不明の感染者が増えていると、「夜の街の元凶」をしかたなく補足している。「夜の街」と称して感染拡大が一部であることを強調したいのかどうかわからないが、シロウトが考えても広がりはどこにでもあるのだろうという予測はつく。

 社会に持続して生きていこうとするものに「休業はやりたくないでしょ!」という侮蔑を投げかけて、「経済」と両立といいつつ補償を避けて、優先させる狙いが意図される。広がっていることを認めざるを得なくなっていながら、「医療崩壊」を起こさぬようにと拡声を続けて、看護師さんのボーナスなしという現実にも向かえないのはどういうことか。400人もの看護師さんが退職を希望しているということは、医療崩壊を起こしているということでないのか。これまでの政治がこんなにも、願いに沿ったものでないことが、いよいよ露になってきた。

 日本の死亡者数、感染者数が少ない特殊性にいくらかの期待はあっても、そこに望みを託すことは危険だろう。為政者の責任が皆の「自己責任」にすりかえられ、責任を放棄することは勘弁できない。タガを緩めたうえに「go toトラベルキャンペーン」で経済を活性化させるなど、いま必要なことなのだろうか?急ぐのは少なくとも医療崩壊にさせないための先行投資ではないのか?「あとは野となれ山となれ」では許されません。「結果だせ!」のセリフ使わせてもらいます。

もう、三か月たっている