2021年6月24日木曜日

住宅地を飛ぶ旅客機の下も騒音競争

 最近はどこも穏やかさ失われ気味だ。「音の攻撃」がすごいと思うのは年とったせいもある。廃棄物を運ぶ業者が隣接していて、そのトラックの出入りの音が、静かな朝の雰囲気を破る。「騒音」と認定されるほどの音でもないのかもしれないが、直前には鳥の鳴く声も聞こえていて、わずかばかりの自然に浸る幸せを味わっていたのだから、うるさく感じるのは自分だけではないだろう。

 通りに出ていけば、車が行き交うのに徐行が必要な幅の道路なのに、ビルまがいのビルやマンションの建設工事、ひっきりなしの道路工事。はては電磁波ケーブルの敷設。賑やかさを通り越して煩わしい。コロナストレスに加えてか、そのせいがあるかもしれない。

 ところで、我が家のガス湯沸し器の調子が悪くなって、修理にとどまらず交換することになった。部品を交換すればとりあえずは…という選択もあったが、忘れているうちに使用年数もたっていることが分かった。なにせ新製品が古いものを凌駕する時代設計がされているので、長期に使って持たせるということも、危うい選択にないそう。それで交換ということになり、そういえばガステーブルもねーと一緒に交換することになった。

 ところが、神のいたずらかそこにとどまらず、キッチン全体の改修から居間の壁の取り換えまで、戦線が拡大していった。おまけに自室の照明もおかしくなってきて、自力でなんとかしようと、蛍光灯を買ってきて換えてみたものの、「三段切り替え」などといういらない機能が治らない。しかたなくこれもついでに…。で、工事が始まったら、取り壊しに、結構な騒音を近所に振りまくことになった。巣籠需要に我が家も見事に引きずり込まれた一席。