2021年7月20日火曜日

「2020年7月豪雨」からの復旧中、肘折温泉の景色変わる

 ヨーロッパでも集中豪雨で大きな被害が出ている。日本も亜熱帯よりは熱帯地方のような状況で、この冬の山火事もその表れだったのだろうか。赤倉温泉小国川ダムの後に向かった肘折温泉の様子は、豪雨の爪痕が痛々しい状況だった。昨年7月の豪雨で破壊された橋や川の壁面の復旧をしているところだった。

 肘折温泉には何回も訪れているが、温泉のたたずまいが、ずっと変わらないところが一番の趣で好きなところだ。いつも変わらない様子が安心感を持たせてくれるので、ほっとしながら温泉につかるのが何よりだった。今回は、その変わりように少々ショックを受けた。銅山川の氾濫が、また起きてはならないことへの対応なので、否定はできないことだと思うが、ふるさと山形の変わらぬ風景が変容したのが、とても残念だった。それにつけても温暖化への取り組みを急がなくていけないのにと、改めて考えさせられた。