2021年9月4日土曜日

責任をお持ちになる方々のふるまい

 メディアが例のごとく一政党の争いごとをネタにして、はやし立てている。なにゆえ「候補者」をテレビ画面に引っ張り出して、権力争いの「盆踊り」を照らすのか。ほんの申し訳程度に「今その騒ぎではなくて、国会開いてコロナ対策」という主張もあるにはある。

 「健康危機管理庁」(仮称)を設置、国主導で「野戦病院」のような臨時の医療施設開設を進め、「医療難民ゼロ」を実現などと対抗者が言い出すが、それなら同じムジナのなかで、これまでどうして主張してこなかったのか疑問がわく。総裁選挙のネタとして打ち上げ花火で使うことはわかるとして、本当にやる気なら国会開いて、ご本人も加えて議論したらいい。コロナ対策にブレーキをかけて、衆院選挙後までただ時間を食いつぶすことにならないか。

 現政権発足の前後、メディアがはやし立てて高支持率を出させたのはついこの間だった。今の支持率が妥当だったとが、ここまできてようやく表にでてきた。一政党の「踊り」を客観的に報道することを軽視して、「災害並みの危機」にまで招いてしまうことになったメディアの責任は重い。「盆踊り」は、舞台に上がる人の周りにいくつかの輪はできる。でもその外側で見ている人も圧倒的に多くいることわかっているかな。

 ここまで書いたところで、「不出馬」速報。中身は変わらないのでこのままにした。すべて「世論」を無視して、やりもしない「ていねいな…」「先手先手の…」の言葉でしのぐなんてあり得ない。ようやく、あり得ないことが実現した。この続きがまた同じ穴のムジナではしょうがない。