2023年1月19日木曜日

運転免許の「高齢者講習」に行ってまた自覚する「劣化」

 認知症の検査は昨年受け、いくつか回答ができなくて「ああやっぱりだな」と自覚にそった結果を認識することになった。運転免許の「認知症の検査」はネットにも情報が載っていて、回答を丸暗記したという話を後から聞いた。検査はそんなものなのかという安直さの裏返しは事故だから、本来深刻なことで穏やかなことではない。

 高齢者講習もまた緊張感のわりには、簡単に終えた。教習所内の実証運転と目の検査、講習を2時間程度で体験した。実証運転も「運転してみる」という程度のことで、縁石に乗り上げても別になんということもなく、講習という内容を感じるようなものでなかった。「車庫入れ」があると聞いていたのに、それはなくなったとのことだった。停止線、信号、優先などの諸注意をこなしてみることで、同乗の3人のメンバーは「全否定」「危険」などの注意も特になかった。もっともそういう「注意喚起」をするのかどうかも不明だった。

 後半に目の検査で「動体視力」、「夜間視力」などの測定がされた。参加者のなかで「医者との相談」という扱いがあったのかどうかは判らない。免許の更新は、「講習」をうけることで可能ということらしい。講習では高齢者が、信号無視、一時停止などの違反によって、次回の更新時にはビシリと運転技能検査を義務付けられるほか、臨時認知症検査の対象となる18種類の違反もあるとのことだった。「認知症の検査」と「高齢者講習」は民間委託の一種なのだろうか。終わってみると計7500円の費用は安くはない。更新はここまでだなとの思いを持った。