ブログを書き始めてから13年たった。東日本震災が起こってから、なにかじっとしていられない気になってやり始めた。多少の感慨はあるけれども、自慢になるような出来栄えでもなく、さして面白くもないことに「続けることの意義」だけでよく続いてきたものだと思う。いつかは到達するのだろうと思っていたし、特に目標を、立てていたわけではないので、褒美をせびるわけにもいかない。
書かなければならぬと負荷をかけてはいても、ストレスになったのでは脳のためにならない。よってゆるゆるのタガをかけて、投稿文の出来上がりの時の「やった満足感」を得られることが一番の目的になってここまできた。
こんなに多く書いてきて、凄いなと思いたいところだけど、よくよく考えてみると、頭の回る人間であれば、起承転結を頭の中で組み立てスラスラと頭から纏めて書けるのだろうけど、今は筆で文を書く時代と違って一度パソコンで連ねた文字に、あとから幾らでも加除が可能だから、その意味では文章作りは容易い。
昔の人は現代よりはずっと文書をまとめる能力があった。手紙であれ文章は書き直しには手間と時間がかかった。だから構成には脳をよく働かせなくてはならなかったろう。デジタルのお陰で能力が至らくてもやれるようになった。日頃デジタル機器に囲まれて、振り回されることが多いが、ブログ書きではお役立ちを、認めなくちゃならない。