2012年11月21日水曜日

オスプレイの写真を見た


オスプレイの実戦のイメージが写真集になっている、米軍提供の写真。



写真の一枚


2012年11月20日火曜日

宇都宮健児さんの情報


 昨日、東京都知事選挙の宇都宮山を日本共産党が支持を決めたと、報道された。脱原発を東京から進めるというのが最も大きな基本政策ということ。原発に頼らないでという世論は過半数あるから、展望がないことはない。脱原発を訴えても、那覇市長選挙や栃木県知事では及ばなかったから、東京の選挙も簡単ではないだろう。猪瀬直樹氏のツイッターを昨日見た。東京都職員の退職金を削ったことを「手柄話」で宣伝していた。



 猪瀬氏のツイッターのフォロワー(コメントを読んでいる人)は270,894人。宇都宮氏もツイッターを初めてフォロワーを増やそうと呼び掛けている。いまのところ、15,707人で圧倒的な差だ。
 ツイッターは、本名でなくても登録できるし、わりと簡単なので、フォロワーが増えてほしいと思う。

これはフェイスブックで1410人。 
100万人サポーターズ
http://www.facebook.com/utsuken.supporters


ホームページ
ひとにやさしい東京をつくる会
http://utsunomiyakenji.com/


ツイッターは「宇都宮けんじ」で検索。

公開討論会11271900~ 東京青年会議所
http://www.tokyo-jc.or.jp/2012/business/tochiji_touron.html
ニコニコ動画、Ustreamで実況中継


2012年11月19日月曜日

冬の支度を急げ

 昨日、予報どおりどんより曇った朝。風がなくて凪だとおもっていたら、日当たりが良くなって日向ぼっこを楽しむことになった。それも一時。そのあと急に強風になって、昼過ぎから雪がちらつく。

 一昨日は遠くの和賀岳の雪を見て、昨日は姫神山の頂きに雪が見えた。いよいよ雪か。庭の木の「枝打ち」をやっておいてよかった。岩手県の車で、冬用のタイヤを交換したのは40%で、「交換を急いで」という報道をしていた。

 そのせいか、スタンドにガスを入れに行ったら、客で混んでいて、相手にしてもらえなかった。タイヤ交換も二日前には済ませておいたからよかったが、プリペイカードの機械も動かずに、結局現金で入れることになった。

2012年11月18日日曜日

「どうしたら団塊の世代が釣りをする気になるか」が業界の課題

 釣り具業界の話だが、低迷する釣り具業界の動向が記事になっている。「バスフィッシングバブル」の影響が大きかったと。ターゲットが「団塊の世代」というのも、一理あると面白く読んだ。
 →niftyニュース10月4日

(長い記事なので「どうすれば団塊の世代が釣りをするようになるか」抜きだしたが、全部読んだほうが面白い。)

表題は

釣り具店チェーン バス釣りバブル後の市場縮小にピリオドは打てるか

===============================
 2011年3月に起きた東日本大震災では、漁港の釣具店が被災したり、釣船が津波で壊されたり、原発事故や災害復旧工事で海岸が立入禁止になり、特に海釣りは大打撃を食らった。
 西日本の人も、津波が海岸を襲う映像を繰り返し見せられると海釣りに行く気がそがれたことだろう。

 日本釣用品工業会の「釣用品の国内需要動向調査報告書」では、震災の影響で2011年の釣用品の小売市場は前年の8.3%減の1660億円と見込んでいる。2012年は、その反動もあって前年比6.1%増の1762億円に回復すると予測。それでも震災前の水準には戻らず、長期低落傾向は続くとみている。

 今後、釣り人口や売り上げの回復は、ありうるのだろうか?

 まず、言えるのは「AKB48に湘南海岸でキスの投げ釣りをさせて新ユニット『投げキッス』結成」といった、バス釣りブームのようなバブルなことを期待してはいけないということだ。

 一方で、業界では登山で「山ガール」が話題になったのを横目に、「釣りガール」が増えていると熱心に喧伝している。しかし、その内容は「釣りガールたちは楽しく釣りをして、魚をおいしく食べます」と、目的の半分はグルメのような的外れなアピールでしかない。

 仮に、そうした狙いであれば、年齢を重ねて食の嗜好が変化し、肉よりも魚のほうが好きになった人が多い「団塊の世代」をターゲットにした方が有望なのではないだろうか。

 団塊の世代は人口のボリュームが大きい。リタイアしたら趣味にかけるおカネも持っている。しかし、現状では登山や山歩きや旅行のほうに目が向きがちだ。だからこそ、彼らが、「自分も釣りをやってみよう」という気にさせるかがカギになる。

 そのためには、釣りが持つ「安・近・短」の手軽さ、この先も長く楽しめる身体への負担の軽さ、安全性、釣魚グルメなどをアピールすることが大切だ。釣具市場再浮上のポイントは、ここにある。

 一方で、釣りに少しは興味を持って釣具店までやって来た団塊の世代の人に、店頭で通ぶる常連客やマニアの客と、店員とのマニアックな会話をモロに聞かせたらアウトだ。釣りが三度のメシより好きで商品知識や、釣り方のアドバイスは合格点が高い店員ほど、こうしたことは、なかなかできない。

 この世代はプライドが高く、専門用語がわからないなど少しでも劣等感を持ったら二度と店にやってこない。そのあたりについては、接客というよりは客のあしらい方を上手に行う必要がある。

 それをカバーするために、店に「ナビゲーター」や「コンシェルジュ」的な女性店員を配置して案内させるのも一つの手だろう。その程度の経営努力は、家電量販店など、他の小売業ではとっくにやっている。

 生活必需品と違い、趣味の店は、その趣味を嗜む人を増やす努力をしなければ、売り上げは伸びない。

 そんな当たり前のことを改めて認識し、人材の育て方や使い方で他業界の良いところは進んで取り入れるなど、打つべき手を打っているかが重要になる。釣具店チェーンは、どん底の今こそ、その点を再点検すべきなのだ。
===============================
*「キャリコネ」は、社員が投稿した企業に関する口コミ、年収情報、面接体験などを共有するサイトです。2012年9月末現在、45万社、20万件の口コミが登録されています。

2012年11月17日土曜日

「第3極」を煽てあげる怪

 自民党が政権を取り戻すのか、第3極がどの程度というのが焦点とNHKをはじめ「集約」した報道をしている。マスコミは、NETも含めて相当な報道量を持っているにもかかわらず、問題を掘り下げるという点で非常にお粗末に感じる。多角的な論点も視点も、もっと追求されていくべきだと思う。

 選挙法の問題にしてもしかり。選挙民の意向がどれだけ投票結果にいくのか。選挙の「規制」がどれだけ民主的な討論の障害になっているのか。いわば国民に「寄り添った」報道が追及できるのかという使命をもっと持つべきでないかと常々思う。戦後の日本が獲得した民主主義は本当の意味で。まだ肌身についていない現状も感じるが、憲法に国民の権利としてもった理念を、もっと重視すべきではないのか。

 「考え方の違いは論争で意見を戦わせる」ことが社会の発展に貢献するということに確信を持つべきではないかと思う。違いを際立てせることなら、なんでも書きつらねるごときの報道や、会社の意向に沿う報道では、そのときの「売上げ」になったとしても、やがては見捨てられることになるだろう。

 ツイッターにしろフェイスブックにしろ、ニュースの伝達は早い。全部民主主義ということではないにしても、ネットでわかってしまうことはかなりある。マスメディアが取り上げないことでも、例えば「官邸前抗議行動」は厳然として続いている。期待も含めるが、政治を動かす本流へと成長していく行動にならないとは言えない。そのとき後悔しても遅い。

 第3極が、「民主党液状化分子」「元自民党」「看板変更集団」のたぐいであることは違いないのを、さも新しい政党集団として描き、「煽てあげること」をバカバカしいと思わないのだろうか。 

2012年11月16日金曜日

いい人、いい政党の議席が増えないと困る


 衆議院解散になって、「政権選択」政治が終わった。沖縄の基地問題、東日本大震災と原発事故で、あっさりと選択後の政治の化けの皮がはがされた。選挙と言えば、いい人、いい政党であったとしても素直に国会に送り出すことができない。小選挙区中心の選挙制度がそれをゆがめている。比較大きいところの政党が、4割得票で6割議席獲得となるのだから、投票者のうちの6割が死票となる。そして、6割の意向は切り捨てられる政治だから、政権は安定するわけはない。


 「身を削ることが必要だ」ということで、議席数をへらすことを要求する議論があるが、痛みを感じることと解すると意味不明な話だ。議員という特権にしがみついていつからそんな言葉になるのではないか。ろくに国民の要望も取り上げず、それどころかだまし討ちにする論戦ばかりしているから、そんな議員はいらないのであって、「議席」がいらないのとは違う。

 液状化が止まらない民主党に、長期低落傾向から野党になった自民党に代わっても、政治は変わらない。これでは困る。脱原発の声が強いとみて、この看板に寄り添う不届きものもいる。政党の数はいくつになるのだろう。今頃になって、公約も定められない政党もある。

 こうなると、政党の「公約」をキチンと並べて、論議、選択できる様々な方法を作ってもらいたい。選挙期間になったら「候補者カー」の音しか聞こえない選挙戦では、判断できるはずがない。もちろん、なにより全国一区の比例代表選挙が、今の少数(新参)政党おも議席が獲得できる民意が反映することは疑いない。


2012年11月15日木曜日

解散は東京新聞の「投げ出し」が合っているみたい


 「3党合意によって、修正法案の国会通過の道が開かれる見通しとなった。法案修正の結果、政府は国会の承認を受けずに数年間にわたって国債を発行できるようになる。」「3党が合意した特例公債修正法案では、国債発行はこうした政争からしばらくの間解放される。政府は、20163月に終わる15年度まで赤字国債の発行を自動的に認められ、特例公債法案の成立なしに赤字国債を発行できるようになる。」
(ウォーリング・ストリート・ジャーナル)

 ねじれ国会で、半年間も特例公債が認められないことによって、財政や市場が混乱するのを避けるために「良いこと」との評価だ。昨日の毎日新聞も同様の主張だった。これに対する批判もあるとは書いてあるが、赤字国債の発行に「国会承認」がいらないとなるとどうなるのか。

 当然、歯止めのない借金財政へ誘導することになる。だいたい「ねじれ」とは、民意を反映できない政治勢力が現行選挙制度で「2政党」に収れんされる制度が生んでいることだ。「3党合意」で動いていく政治が、日本をダメにしていくことになっていくように思う。

 国会を解散するという表明があった。選挙制度の小選挙区を「05減」にし、比例代表議席数を削減するという。だいたい、今の選挙法で多数となった政党が、民意にそぐわない政治をするから、2大政党が崩れて少数政党がどんどん出てくることになるのではないのか。これをもっと強化するとは、おかしな発想だ。


 それを、後日法案として決めることをもって、解散するという「決断」もよくわからない。震災復興、原発、消費税増税、オスプレイ配備どれを取っても、まともな政治になっていないことから見れば東京新聞の「復興や原発投げ出し」のタイトルがあっているように見える。東京都都知事の「投げ出し」と似ている。


 

2012年11月14日水曜日

1299人目の署名に返事のメールがきた


 1111日の「100万人集会」で日比谷公園の使用を許可しないという東京都に抗議をして、ネット署名が訴えられたので応じたら、返事のメールが返ってきた。
なるほど、こんなことができるのだと感心した。こういう対応をしてくれるとうれしい。
===============================
こんにちは!キャンペーンを発信した------です。
皆様からお寄せ頂いた署名とコメントを先ほど届けてきました!!

東部公園緑地事務所管理課の利用指導担当係長の前田泰さんに応答してもらい、却下になった理由を説明してもらいました。僕たちの主張も伝えることもできました。
その間、30分以上!前田さんはしっかり耳を傾けてくれました。

却下理由は、他のイベントが既に入っていて人数的に収容できなくなるから、というものでした。そのため、他の日や他の公園であれば大丈夫であったということです。

事情は理解できました。しかしやっぱり無視できないことがあります。 
日比谷公園はデモや集会が行われてきた場所、いわば民主主義の象徴のような場所。そこで予定されていたデモに行政がNOと言った。社会全体としてみたときに、その影響は大きいのではないでしょうか。

それに、今後はデモで公園を利用するには、お金を払わなければいけないそうです。しかも規模が大きくなることに額が大きくなるということです。
たくさんの人が気軽に集まって何かをやるのが難しくなってしまわないか。僕は心配です。そんなのはおかしいとも思います。

…など行政が持つ民主主義への責任も訴えてきました。

最初はとても緊張しましたが、最後は思いがちゃんと伝えられました。皆さんの声があったからです。1311人の賛同は、紙にするとさらに厚みがあって、手応えがありました。

署名は11日まで続けます。行政は大きい組織で、すぐに変えるのは難しいかもしれませんがこういう感じで、少しずつでも動かしていければと思っています。

皆さん、本当にありがとうございました。日曜日、会いましょう!

氏名------
===============================








2012年11月13日火曜日

岩手城址公園の紅葉すばらしい

 何回も盛岡に来ているのに、初めていってみた岩手城址公園。「脱原発デモ」に参加するつもりが、午後の「県民要求集会」になってしまった日曜日。「原発ゼロ」「TPP参加反対」「消費税増税中止」「オスプレイ配備反対」のスローガンで、紅葉狩りに訪れる人が多いの公園でおこなわれていた。終了後園内を回って、「撮影狩り」を楽しんだ。














2012年11月12日月曜日

昨日、岩手城址公園の集会に行ってみた


 100万人集会は、東京がメインになっているが、全国でもこの機にあわせて集会やデモが取り組まれている。岩手でもあるとわかったので、岩手城址公園に行ってみた。

 脱原発の集会はどうも午前中のようだったが、多目的広場で「みんなの要求実現集会」がもたれていた。「原発ゼロ」のスローガンももちろん、消費税増税中止やTPP参加反対、オスプレイ配備反対、国会解散の要求をかかげてのものだった。

 フェイスブックの投稿に、国会周辺の集会の様子が次々に入ってきて、中には映像もある。雨模様ながら参加者の熱気が伝わってくる。

宇都宮健児さんのスピーチ



12日が休刊日ということで、赤旗のHP報道が19時には内容を速報した
http://www.jcp.or.jp/akahata/web_daily/2012/11/1111-100m.html

2012年11月11日日曜日

絶好のチャンス


 かつての美濃部革新都政(1967年-1979年)の印象は、福祉に金を使いすぎて財政赤字を生じたということで締めくくられて、よく語られている。経済成長のおかげもあって法人税の収入も伸びていた。しかし、高度成長の破たんによって、税収が鈍化した。自治体の財政はどこも赤字に転落していった。

 経済政策は国の責任によるものであるのに、「福祉、給与」に金を使いすぎたと、自民党政府が攻撃をかけた。まったくためにする議論を吹っかけて、革新都政をひっくり返した。

 社共の統一がすすめられたことで、地方自治体が各地で誕生し、結果福祉や教育、医療で住民本位の政治が盛んに行われた。1979年~鈴木俊一、1995年~青島幸男、1999-2012年石原慎太郎と、23年の時間が流れた。

 この間どれだけ住民不在の都政が運営されたことか。4000億円もため込んで、都民の要望にはろくに応えずに、オリンピック招致ゲームに…。都民銀行に…。築地市場移転に…。尖閣を買う!…。すべてデッドロック。

 宇都宮健児さんの訴えは、原発をなくす問題はもちろん、起きている様々な問題に視点を当てていることに感心した。石原慎太郎とは雲泥の差、天と地の違いといえるだろうと思えた。
================================
…略
「都民みんなの声に耳を傾けて、「東京問題」の解決をはかります
 オリンピック招致、築地移転問題、新銀行東京、尖閣諸島買収で集めた寄付金の処理など、前知事が突然、放り出してしまった課題は、「強いリーダーシップ」という名のもと、都民の声に耳を傾けない強引な施策によって引き起こされてきました。
 「解決」を押し付けることは、本当の解決にはなりません。私は、パブリックコメントはもちろん、タウンミーティングなどを積極的に開催し、住民参加のもと、実質的な議論を丁寧に進めて、着実に解決していきます。それこそが、自治とコミニュティーの中で求められる本当のリーダーシップだと考えるからです。
===============================

2012年11月10日土曜日

岩手山麓はすっかり秋本番

 山麓は雨と晴れと風が、アトランダムに重なって冬の気配が感じられる。









2012年11月9日金曜日

11日の日比谷公園の使用を認めない東京都


 首都圏反原発連合が11日のデモで使用を申請していた、日比谷公園の使用を許可しないという。石原都政の最終の仕事になった使用不許可は、これまで認めていたものを急に不許可にしたもので、裁判所の判断も追認したものになった。ご都合主義もいいところで、行政の浅薄さを感じる。


 「鹿田哲也公園課長: 日比谷公園での民主的なデモを制限しないでください!」とフェイスブックで、ネット署名をとの投稿があった。朝いちばんの仕事になった。

「反原発100万人台占拠」行動を国会周辺、各省庁前で実施するということを7日に発表している。
===============================
【首相官邸前抗議エリア】3時から7時
【国会前抗議エリア】3時から7時
【東京電力前抗議エリア】3時から5時
【外務省前抗議エリア】3時から7時
【文部科学省前抗議エリア】3時から7時
【財務省前抗議エリア】3時から7時
【厚生労働省前抗議エリア】3時から5時
【Jパワー前抗議エリア】3時から4時
【経済産業省前抗議エリア】4時から7時
【国会正門前大集会】
 5時から7時。スピーチエリアで国会議員、著名人などのスピーチ、コールが行われます。
 国会正門前にファミリーブロックが、国会図書館前にミュージックエリアが設置されます。
午後1時から計画されていた「国会&霞が関周辺デモ」は、日比谷公園の使用が許可されなかったため、中止になりました。
===============================

 都知事選候補者への動きがあり、宇都宮弁護士でということで、進めているとの、「ネット情報」が飛び交っている。今日15時から記者会見とのこと。

反貧困ネットワークの湯浅さんも推薦されたようだが、ご本人は辞退されたとのこと。

湯浅氏辞退を明言
http://blog.goo.ne.jp/junsky/e/d53706077739dd2233a996ae8c178374

2012年11月8日木曜日

自動車から自転車への切り替えは課題です


 温暖化対策で、自転車運用に対する国や自治体の様々な補助金があるらしい。埼玉県で補助金の使い方が不適切だと会計検査院の調査の結果わかったと報道された。補助金は駐輪場の工事費用にかぎられているとのことで、管理運用にかかる分は対象にならないというものだった。

 自治体では自転車購入の補助制度を実施しているところが、増えているようだ。福井県では自動車から電動自転車通額に転換する場合一部補助。奈良市で幼児2人同乗基準適合自転車購入補助金。桐生市は、電動アシスト自転車、又は電動アシスト自転車と自転車用チャイルドシートを同時に購入する場合、購入費用の一部を補助など、各地に広がっている。

 自転車利用の効用が遅まきながら日の目を見るようになったのは、車社会からの離脱と言う点でいいことだと思う。ただ、乗車している道路での安全がなかなか確保できないから、自動車と歩行者との「争い」を調整することが急がれなくてはいけないだろう。

 アメリカの各都市では自転車をシェアするサービスが拡大しているとのこと。盗難を防止する「追跡技術」が開発されて拡大にはずみをつけている。米国で一番大きな自転車シェア組織はワシントンにあって、自転車数1,670台、貸借ステーションが175カ所というもの。1年あたり約842㎞分の自動車利用、約221㎏の二酸化炭素排出が削減されたとはじいている。

 こういうところは見習って、日本ももっとダイナミックに取り組んだらいいのではないかと思う。


自転車王国オランダは、人口1600万人に対して自転車は1700万台。企業に対して、自転車通勤の場合に優遇税制があり、政府の手厚い誘導がある。自動車、公共交通機関、自転車という三つの手段を要素として長年検討されてきた歴史を持つ。自転車専用の橋やトンネルまである。自動車優先の交通対策しかとってこなかった日本とは雲泥の差だ。



2012年11月7日水曜日

今年の大卒者の就職、ミスマッチで片付けるのか


 ことし春の大学卒業者のうちの20万人が、求人があるのに就職しなかったのは、ミスマッチで中小企業が採用意欲にあっていないということで、政府が経済団体や大学で協議会を作って対策を考えるという。


 大学卒業者が大企業に就職を希望するのは本人と家族の願いだ。目標をそこにおいて、賃金や処遇の厚い企業を選択するのが、夢になっている。これはまったくあたりまえのこと。大企業が売り上げの減少を理由にして、新規採用を控えながら、一方で非正規雇用を13万人も首を切るリストラをはかる。その一方でしっかりと内部留保を蓄積している。こういう横暴なやり方を放置して、ミスマッチはないだろうと思う。

 企業の社会的責任がなくなってしまっていいのか。政府が雇用拡大について有効な対応を一切しないというのも許されないことだ。決算が赤字のときは大声で言うが、これまでどれだけの利益をあげてきているものか。


 全国知事会が、東日本大震災地の大幅な地方公務員不足を解消するめどが立っていない、「定員適正化計画による職員数の縮減のなかで、被災地へ職員を派遣しているが、職員に負担がかかっている」などとして、国に「国家公務員などの中長期的な派遣」その他を要望している。(11月2日)


 こういうところに公務員を配置して雇用をはかれるのではないか。震災復興に名を借りて、復興予算を様々流用していることが批判されているが、そんな不届きな知恵ばかり使っていないで、まともなところに知恵をだして政治をして欲しい。

2012年11月6日火曜日

歌は世につれ、世は歌につれ


 花屋の店先に並んだ いろんな花を見ていた ひとそれぞれの好みはあるけど どれもみな綺麗だね この中でだれが一番なんて 争うこともしないで…♪
ひとりひとり違う種を持つ その花を咲かせることだけに 一生懸命になればいい…♪世界に一つだけの花…♪

 ちょっと泣かせる歌詞だ。「世界に一つだけの花」が著作権使用料の過去30年間の上位100曲の1位で表彰された。「競争社会」にいやおうなく生きていく若者の共感を得たのだろう。日本音楽著作権協会(JASRAC)は、年間の著作権使用料が多かった楽曲を発表しているが、賞創設から30年ということで特別に3曲を特別表彰した。

 所属していた合唱団で、この歌を「一生懸命に」練習したことがあった。若者の歌ながら、発表会に向けて幅広い選曲をしたのだろう。しかし、歌詞も曲も自分としては好みながら、早い曲の展開についていくまでに時間がかかった。高齢者予備軍としてはなかなか触れられない曲だったから、仕上がって合唱できたときには満足だった。この特別表彰の2位は「居酒屋」、3位は「ふたりの大阪」だったから、カラオケ選曲の対象にも入っていて、自分の社会参加がまだ終わっていないようで、なんとなくうれしい気持ちになった。

 原発依存を批判した忌野清志郎の歌があった。歌も力になっている。



2012年11月5日月曜日

都知事候補、いい人が出てきてほしい


(毎日新聞111日)
=============================== 
石原慎太郎氏(80)が31日付で辞職したことで事実上スタートした東京都知事選(11月29日告示、12月16日投票)に、脱原発を訴えるグループの間で立候補者を擁立する動きが出ている。支持母体をどう組織するかなど課題も多いが、官邸前デモに発展した脱原発のうねりが都知事選の争点の一つになる可能性が浮上している。
 擁立を模索しているのは、脱原発を訴えている複数の市民団体や労組。民主党の一部議員にも動きがある。関係者によると、候補者としては「脱原発基本法案」の作成に関わった前日本弁護士連合会長の宇都宮健児氏(65)や、元内閣府参与で「反貧困ネットワーク」事務局長の湯浅誠氏(43)らの名前が挙がっているという。4日に有志が候補者擁立に向けた集会を千代田区内で開く。
 今年5月、原発再稼働の是非を問う住民投票条例制定を求め、32万人余りの署名を集めて都に直接請求したメンバーの一人は「官邸前に20万人のデモが集まっても、選挙でその意思を示さなければ現実は動かせない」と擁立の意義を語る。次期衆院選に比例代表東京ブロックに候補者を立てる方針を決めている日本版「緑の党」の選挙担当者も「脱原発の統一候補が決まれば全面支援する」と話す。
 ただ、脱原発への賛同はツイッターやフェイスブックなどのソーシャルメディアで広がっているが、組織化されていない。支持をどれだけ広げられるかは未知数だ。(毎日新聞111日)
 ==============================
 こんな動きがでている。脱原発は焦眉の課題だから当然に思う。ただ、そればかりが都政の課題ではないから、今後政策の話でどう動いていくのか。しっかりした人に出てもらいたい。

2012年11月4日日曜日

権力を批判しているものは文化勲章を辞退すべきだという主張


 文化勲章、叙勲は権力を持つ側が政治的にやっているものだから、半権力を標榜するものは辞退すべきで、矛盾を感じないとすれば堕落だという主張があった。大江健三郎氏や杉村春子氏は文化勲章を辞退した。大江健三郎氏は「民主主義に勝る権威と価値観を認めない」という理由による。

 その後の辞退者はなく、教育基本法に反対した山田洋二氏、九条の会の呼びかけ人の梅原猛氏が受章、天皇制も批判した故井上ひさし氏も受賞した。これを喜んでいることは、半権力の立場でないという。

 そうだろうか。なぜもらうかは、その質問をしてみないと想像の域は出ない。ただちに「反権力」の立場に堕落したといえるのだろうか。周りでの「評価」なら、さまざま言える。受章してしまった人が今後その主張や批判を変えてしまうということになるのなら、「反権力」の立場からの「堕落」ということも言えるが、普通はそんなことはないだろう。350万円の生涯年金のために受章するという程度の懐具合でもないだろうし。

 先日こんなニュースがあった。
===============================
内部通報の自衛官‘不当な制裁’と提訴

停職の懲戒処分を受けた陸上自衛隊1等陸尉の男性(42)が、内部通報に対する不当な制裁だったとして、処介取り消しと損害賠償を求める訴訟を26日、東京地裁に起こしました。
 訴状などによると、男性は藍綬褒章の叙勲候補者を推薦する業務に従事していた2007年、防衛省が定める推薦基準を満たさない受勲者が出る恐れがあるとして、推薦できないと上司らに伝えましたが、「任務違反」と叱責され、嫌がらせを受けました。
男性は上司の監督を無視し、推薦業務のずさんさを公にしようとしましたが失敗したため、09年7月に内部通報しました。11年6月に通報への回答が示されましたが、その後、07年に上司を無視したことが懲戒処分対象とされ、今年2月に停職6日の処分を受けました。男性側は「処分は、業務のずさんさを隠蔽し内部通報を形骸化させることが目的だ」と主張しています。

防衛省陸上幕僚監部広報室長の話
訴状を見ていないのでコメントできない
赤旗2012.10.29
===============================
 叙勲制度が、「無理矢理」に推薦しても対象者を決めることもあるということが表に出た。こんな程度のものであるというをみると、どっちでもいいんじゃないのという気にはなる。

2012年11月3日土曜日

こんなことができるなら、地方交付税もできる?

 原子力規制員会が設置法の例外規定によって「原子力緊急事態宣言」が発令中との通知を閣議決定した。規制員会の人事は国会承認されていないのに、堂々と「再稼働の判断」までできるという不思議な事態になっている。法的な根拠を軽んじたままの責任とはどういったものだろう。

 一方特例公債法案の成立がないので、地方交付税を使うことができないという事態を、野田首相が全国知事会に説明した。自治体からは当然異論と批判がでた。地方自治体はやむなくは銀行に借金して財政に組み入れるという方法をとっている。住民の生活にかかわる問題を人質にとって、国会の運営をしようというえげつない方法だ。こんなことを主導している「3党」の責任も大きい。

 それにつけても、規制委員会のいい加減な設置の熱意にくらべて、地方交付税の扱いは酷いものだ。「本体が決定」できなくても、地方に資金をわたすことなど、簡単にできそうに思うけど。

2012年11月2日金曜日

奥多摩湖が平地の池のようになった


 東京労釣連のヤマベつり大会を開いていた奥多摩湖は、10年来ヤマベが釣れなくなっていたる。奥多摩湖では正月の「初釣り」にはじまって、4月の清掃つり大会(奥多摩湖の清掃をして、綺麗になった湖でヤマベを釣る)を開催していた。単会の例会でもよく行くところだった。都心から離れた自然の懐で景色を楽しみながらヤマベ釣った。しかし、釣れなくなったために、「初づり」は2000年を最後に止めてしまった。「清掃ヤマベつり大会」の実施も見送ることになってしまった。東京の釣り場として、何度も釣りをした者にとっては寂しい限りだ。

 小河内ダムは1957(昭和32)に造られて、水道専用貯水池として使用、現在は渇水時の水瓶としての役割とされている。東京都の「魚センター」が毎年刺し網で魚種の調査をしている。その結果によると、ヤマベは、ここ2年間は全く網にかからない。平成11年には200尾を超えていたから相当な変容だ。ワカサギも同様に4年間で急激に減っている。ただ、以前から多かったわけではないので、その年による環境の変化の考慮がされないと一概に結論付けできない。


 しかしその代りにドジョウ、ウグイなど水底が泥でも生息できる魚が増えてきているという傾向があると発表されている。今年初めて採れたというモツゴも泥底を好む魚だ。ダムを湛水して45年になり、相当ダム底に泥が堆積しているのだろう。こういう魚は、標高500メートルに生息するというものでない。つりの会の釣りもできなくなったが、ダムとしての機能も終末に近づいているということだろう。
魚センターの奥多摩湖出現魚種調査
 2005年10月8日奥多摩湖



2012年11月1日木曜日

ネットを使った運動が広がっている


 国立総合児童センター「こどもの城」の閉館問題を、ブログを初めて使って「拡散」した宮本さん(衆議院東京比例候補)。ブログは一日1000人以上が見ることもあるらしい。ツイッターとフェースブックで合わせて5000人近い人が紹介して広がった。国会請願の署名運動と合わせて、署名サイト「change.org」の協力も得て半月で3000人の署名を集めた。その力で渋谷区議会が閉館見直しを求める意見書採択した。…11.1赤旗報道

 昨日のNHKの報道でこの問題をとりあげて、ネットで広がった運動として紹介されていた。

昨日のフェースブックにこんな投稿があった。
=============================== 
 きょう初めて日本機関紙協会の常任理事会なるものに出席。新聞労連や全建総連、全商連等々が常任団体。で、自己紹介がてら先日のソーシャルメディアの講師をした話をして、組合員から労働組合のソーシャルメディアポリシーをつくってもらいたいとの要望が出たこと言ったら、全建総連の方も同じ問題意識を持ってて、今度の常任理事会に私がその叩き台を作って議論することになってしまったとさ…(^_^;)…言い出しっぺが…という奴です。(T_T)
=============================== 
インターネット署名の訴えが投稿されたので、メールを打った。
===============================
【賛同募集】市民メディアに警察が家宅捜索~抗議声明

 今月10月1日、大飯原発の再稼働反対行動を取材していた市民メディアに、福井県警が家宅捜索を行い、撮影したビデオ素材やパソコンなどの機材を押収するという出来事がありました。警察による押収は、撮影された未編集ビデオを入手することが目的と見られています。この問題について、映像作家などが中心となり、昨日(10/29)、警察と地裁に要請文を送りました。
一般市民をはじめ、ジャーナリスト、映像メディア関係者に広く賛同を募っています。賛同いただける方は info@ourplanet-tv.org にメールをお送りください。(お名前が公表出来る方のみに限らせて頂きます)
===============================

2012年10月31日水曜日

温暖化対策を進めないと

 中国でも低気圧の影響で、被害が起きていると今朝のNHKニュースが伝えた。世界の天候のニュースだったから、当然アメリカのサンディハリケーンも伝えたが、このハリケーン800キロにも影響を与えるともので、740万人以上に被害、7州で33人の死亡が確認されているとのこと。大統領選挙にも影響を与えようかという凄さだ。  

 今夏は、北極の氷が溶けて記録を更新した。日本でも台風を含めた集中豪雨の被害が広がって増え続けている。地球温暖化の影響と断定できるのかどうかは、専門家の意見も大切だと思うが、その影響を指摘する声も多い。特に温暖化対策に不熱心なアメリカや日本が、憂き目にあたっている。

 被害は大きくなるばかりで、生命財産に対する被害、影響をこのままにしておくわけにはいかない。相手が自然だから「敵」の性格付けはできないが、人類内部で言えばテロだ。テロ、テロと言いながら、軍事行動や軍事力の強化ばかりしている費用の使いかたを止めて、温暖化に対する研究と対策に振り向けたらどうだろう。

 「中国の低気圧で被害が」のニュースはネットでは探せなかった。ニュースの価値として見ていないのだろうか。日本から逸れて、アジア大陸の方へ進んだ台風は「日本からそれた」と切り捨てるが、台湾、韓国、アジアにいけば知らぬ顔という予報、ニュースのあり方も変だ。

 日本企業の工場や、日本人在留者も少なくないだろう。中国にも多くの進出をしている。「国際化」を都合のいい時だけ使わないで、「人類みな兄弟」並みの位置づけをしてもいいのではないか。

2012年10月30日火曜日

釣り竿のバリエーション

 釣り道具は、大概上州屋の世話になることが多い。町場の釣り道具屋が、経営が成り立たないで閉店してしまうから、余計そういうことになる。つり道具の中で大切な竿は、達者なつり師を目指す人は、とりわけ大事にする。

 メーカーも高い竿を作って新しいものを売り出すが、こちらの懐具合があるので高いものをなるべく避けて買う。ただ、自分が好きな種目である渓流に関しては、いい竿を買って備えている。D社の「匠」の竿は、イワナ釣りを始めたころからすぐに使い始めて、現在も重用している。

 3年前だったか新しい「匠」をネットから購入した。これまでに比して安いので、取り寄せてみたら「海外製造」だった。品物としてはあまりいいものという感じはなかった。

 ハゼ用の竿に関しては、上級者が和竿をよく好んでいる。和竿の良し悪しは、良くはわからないのだが、ハゼが餌に飛びついたときや、その場で居食いしたときの「当たり具合」が何とも言えず、ここちよい。わかり易いといった方がいいのだろうか。そのときのショックを吸収してくれるから、かかりがよくて良く釣れるように思う。

 己の場合は、今のハゼ竿は8000円のイワナ用に購入した竿で、使用中にたわいなく折れてしまったものを、改良して先の方だけを使って造った。手元に庭で出てきた竹を繋いで、ちょうど握りやすい太さにした。3.2メートルの長さになったこの竿が常用の竿になっている。

 一から作った竿はワカサギ用のものがある。1メーターほどの長さの穂先の元を買って、先を細くヤスリで削って、これに安物のフナ竿の手元の部分を繋いで造った。これで、丹沢湖でワカサギを釣っている時に、「大物」がかかってしまった。上がってくるまでは30メートル近くもあるので、抵抗が強くて竿は折れると思ったが、浮かせるとサツキマスだった。

 取り込むときに友人が、魚に絡みついた針をはずしてくれた。その時に友人が指に針を刺してしまった。先日その友人と会ったときにその話を思い出して笑った。ワカサギ釣りに行こうという計画ができた。

2012年10月29日月曜日

艦隊のかっこよさの先に見えるもの




フェイスブックに載った、写真サイト(東京写真部)に投稿された艦隊の写真に集まった評判。

◇いいね!1213 ◇コメント28 ◇シェア57

(共感した場合に「いいね」のボタンをクリック, 「コメント」は下記のように書き込む, 「シェア」は写真を自分のサイトで紹介する)

コメント集
・パッと見たら、完全に「空母機動部隊」ですね。
・観艦式ですね。
・私の持ってる写真も投稿しようかなって思いました。
・シェアさせていただきます。
・ありがとうございます。
・日本の空母護衛艦隊だ。と言うとあの国を刺激するかな?写真とても綺麗です。
・先日の観艦式での写真ですね。私の撮影とは比較もできないほど素晴らしいです。
・サンタ・クルーズ諸島沖に急行する隼鷹・飛鷹の姿かと思いました!
・怖いけど、かっこいいとも思ってしまう男心
・かっこええねー。
・美しい!!
・昔の連合艦隊みたいですね!写真としてもよいです!!
・かっこいい!

けど、平和であって欲しい!
・身震いするほど身が引き締まる!
・素晴らしい!観艦式ですね。すばらしい〜♪

私の「コメント」は
・平和の対極を思います。


2012年10月28日日曜日

東電が福島復興に全社員で…は?


 東京電力が起こしてしまった事故の責任は事業者として、大きな責任がある。被害を受けた住民や自然環境に対してこれから先償っていく責任を負っている。ここをあいまいにして、なおかつ原発を稼働させようとすることは、誰が見ても納得できることでない。

 東京電力が2013年4月から、全社員を福島に派遣して復興にあたらせるという方針を決めたと伝えられている。事業責任が問われ、反省もしていないものが復興支援となると、安全でないとはっきりした「安全神話」を将来に再構築すると意図していることになる。

 それでは責任の取り方が違うと思う。それに全社員3万8千人が年間延べ10万人体制で臨むということだが、電力事業遂行の意思決定にも加わらない「ヒラ社員」等が、全員で責任を取るべきことなのだろうか。

 東京電力が起こしたことだからと、会社全体、全員をターゲットにした批判はわかり易いが、全社員が雇用主と同じ立場ということは言えない。公務員の給与が高いという主張が、高級官僚と一般の公務員と同等として扱われるのと同じことだ。

 「坊主憎けりゃ」というのは乗りやすい。メディアも往々にしてそういう扱い方をする。雇用者は雇用主へのアイデンティティを要求されるから、マインドコントロールを受ける立場だ。そうしないと継続して就業することはできない。その意味での責任はある。しかし事業者が社会貢献、社会正義の意味をかみしめることを踏み外さなければ、こんなことにはならなかったのではないか。企業家の「良心」はないものだとは思いたくないが。

2012年10月27日土曜日

都政がよくなればいいが。

 石原都知事に対してマスコミは、これまで人気者扱いでどんな失政、言動にも配慮してキチンと批判してこなかった。やりたいことだけをやって、放り出すのは解っていたことだろう。放任したことで、どれだけの失政=無駄をやらせてしまったことか。

2016五輪招致の大宣伝、電通独占の新宿西口

 職員全員に配ったバッジ

     →つづきの写真

2012年10月26日金曜日

80歳にして立つ石原慎太郎知事


 石原慎太郎元知事が、電撃的辞任した。会見が50分独壇場のようだった。国会議員を途中でやめた「実績」で、また途中で止めるだろうと思っていた人は多い。また、国政に出て行くのだから「80歳にして立つ。」だから普通なら尊敬すべき事柄だろう。

 憲法を破棄しろだとか、徴兵制を2年やった方がいいとか、時代錯誤みたいなことを実現されるのではかなわない。ついこの間、猪瀬氏を除く副知事を全部変えたのもこの布石だったのかもしれない。

 橋下大阪市長が国政に出てくるまでの繋ぎと言うこと言明は解りやすい。維新の会は、橋下市長の発言や行政に対する批判で、「支持率」が下がってきた。その政策上の不一致を整備して、助け船を出そうということか。

 途中投げ出してやるのが、法制上許されることではあっても、その事情はだれもが納得できることでなくては支持されないということだ。新党結成を都民が望んでいることにはならない。「だったら、前回の知事選でどうして立候補を止めなかったのか」という、インタビューに応じた人の話に合点がいく。

 途中で首長を辞めて、「政界入り」という人がぞろぞろ出ているが、若者並みの行動したことは「褒める」べきことなのかどうか。原発は続けるべきだという発言は、今多くの意向に沿わないことも確かだ。この一点でも未来に貢献するということにはならない。都知事改選の度に、「もうお辞めになれば」という都庁内の声が多かったが、そこだけは「歓迎」になったのかもしれない。

2012年10月25日木曜日

オスプレイは好き勝手に飛ぶ

 フェイスブックに投稿された、オスプレイの写真。所構わず飛んでいるし、夜間の訓練も始めた。





2012年10月24日水曜日

秋の憂鬱

 朝は晴れ上がった。風邪がまだ残っているが、低気圧が寒さを持ってきたらしい。20度を切ってきたので、秋本番になったことを感じる。10月に入って、小物釣りとしては種目が変わってくる。
 カワハギ釣りに行こうと思っていたのに、行く人、釣り場、日程が調整できなくて、不定愁訴に陥りそう。

 山麓の仙人が、従妹が付き合って山形まで遠出できそうとのことで、月末の訪問は止めることにした。週末には行ってみたい集会があるので、ちょうど良いことになった。交流サイトのページに、賑やかになってきた秋景色を、カメラを持って眺めてみたいとは思うがそうもいかなくなった。

 その交流サイト(Facebookなど)の写真は、非常にきれいに映している。画像処理のソフトも駆使しているものらしいが、綺麗さを意図的に強調するみたいに感じると、少し嫌になる。己の写真も腕がいいわけではないが、癪のあまり人気を感じる味が撮った写真を、わざと投稿する。

 そのカメラサイトに選択されて、評価はされないが、うっぷん晴らしをした気にはなる。その写真はとこどき「いいね!」のサインをもらうことがある。少しだけど。



2012年10月23日火曜日

悪食はイワナか人間か


 魚は、自分は育つのに様々な動植物を摂る。「摂る」のはこの字で良いだろうと思うが、魚が摂る場合は「獲る」「採る」「盗る」「捕る」と、イメージは広い。

 「盗る」は、言葉が悪いが魚が餌を食べるときに、我先に飛びつくという動作がそう見える。ハゼ釣りの時にアオイソを投げ入れると、数匹が寄ってきていったん停止し、次にそのうちの一匹が飛びつくという場面がよくある。目の前のエサを持っていかれた方からは「盗られた」となる。

 イワナが悪食(あくじき)と言われる。水生動物から陸上の昆虫などなんでもと言うほど食べる。ネズミだの蛇だのといったもの、場合によってはイワナの子供まで。食べるものの範囲が広いからこのように言われるのだろうが、イワナにしてみれば、生息環境の厳しいところで生きていくための力なのだろう。

 イワナは警戒心が非常に高くて、人が歩く足音や影などを察知すると岩陰などへ避難してしまう。ところが、一度エサを食べて釣り上げられ、うまい具合に針が外れて、また水中に落ちたような場合でも、またエサを追うことがよくある。この執念も生きていくための力のようだ。

 病院を「駆け込み寺」代わりに使った閣僚。また、おやめになると目されるが、目まぐるしく変わる内閣と閣僚は、諸外国からどう見えるのだろうか。イワナの世界から見たら、日本人は飽きもせず資格に乏しい人材を大臣にしてはコロコロ変えて、悪食だなと思われているだろう。

2012年10月22日月曜日

冤罪は国家の犯罪


 遠隔操作によって、ウィルスを使った操作をさせる犯罪は、大きな問題だ。パソコンの性能が改良されると、様々なソフトが動かせるようになるし、「亜種」のような無料ソフトもでてくる。これを防ぐのは、いわば「イタチごっこ」になっていく。

 しかし、だからといって「誤認逮捕」がでてくることが免罪されることではない。神奈川県警に誤認逮捕された学生は「認めないと少年院にいくことになる」、検事からは「認めないと長くなる」と言われたという。取調官は「言っていない」と言っているらしいが、このセリフは、冤罪事件では必ずと言っていいくらいでてくる。任意で身柄を拘束して供述調書を唯一の証拠にして、逮捕起訴するというやり方が、普通のやり方になっていることが問題。

 「認否」で供述が変遷したというのは取り調べの強圧的なことで起きたこと。多くの場合に見込みで、被疑者が犯人となる場合があっても、間違いがあってはならないことは当然だろう。

 マスコミのこの報道を見ている限りでは、誤認逮捕は間違いない状況と思っていたが、謝罪まではこんなにも時間がかかるのだろうか。それも釈然としない。証拠に基づく科学的な捜査は、テレビのドラマでもよく出てくる。現実がそれ以下では情けない。

2012年10月21日日曜日

翌朝4時まで遊んでいいよ…では。


 沖縄の米軍が、4万人に外出禁止令を出した。沖縄東門市長は、米軍の対応がこれだけでないことを期待するコメントをしていた。同感。ルースアメリカ大使は「個人的に沖縄の怒りを理解する」というセリフだ。

 個人的にしか理解できないということが、いまの日米の関係を表している。「アメリカは世界の指導者として軍事的優位性を保つ必要がある」「アメリカは日本を守っている」のだから、その重みを考えれば受任してもしかるべきところ、現下の状況では言葉にできないので、個人的に理解して謝罪するということ。

 こんな態度をさせているのが日本政府。抗議ひとつできない。沖縄県知事がアメリカに行って抗議をするというのに、日本は国民に対してのなだめ役を積極的にするというわけ。こんなことを続けてきたわけだから、だれもがいい加減にしろという気持ちになってくる。

 外出禁止令が23時から翌日4時までというのは、まったく馬鹿にしている。これまでは、「戦時行動(あるいは準備行為、訓練)が大変だったから、ゆっくり休め。ついては翌日の4時までいいよ」ということだった。これも極めて異常なこと。普通の生活からは4時まで遊んで来ていいという概念はない。基地の町がどんなに危険な状態かがわかる。

2012年10月20日土曜日

「闘わぬ愚かな棄民」とは


 当初は民をバカにし、専門家の話を聞けと言って被曝させ、今は、そのバカにした民に、自己責任でものを食えと言って被曝させる。隠された被曝。食わされ被曝。食わされ被曝。騙され被曝。棄てられ被曝。除染で被曝。計らず被曝。無知での被爆。闘わぬ愚かな沈黙の棄民の被爆。
Facebookの投稿

 なるほどと思って転載してみたが、「闘わぬ愚かな沈黙の棄民の被爆」は少し違和感を持つ。「無知での被曝」までは扱われている立場を言っているので、違いはないが、そこまでで充分主張は述べられているように思う。そうだだから脱原発でということは言い表している。気持ちの上で「闘わぬ愚かな…」はわかるにしても、棄民の評価を「愚か」としてしまったことで、こういう立場に追い込んでいる連中を、論理的には免罪にしてしまったように思う。

 こういう引用をしていいのかどうかはわからないが、Facebookへの投稿で公開されたのを見て気になった。