2019年5月14日火曜日

うす緑色の葉が山中で映える快感


 この時期の草木は淡い緑の色がすばらしい。自然の懐に入ると日常の憂さから解放されて心地よい瞬間になる。山道を歩けるかが心配だったが、雪でほんの一部だけ残っていて、通れなかった車が走れるだけの足場の良い道だったので、5時間ほどの行程も気分も楽に周囲を眺め、楽しみながら歩いた。

 その分だけカメラが使えなかったのが返す返すも残念だった。今を「時めく」スマホのカメラ機能で、その替わりを果たしてもらったのが慰めだった。イワナつりは渓流を歩くのも心もとないし、連休明けでもあり難しいものと思っていたので、流れに仕掛けを投入すれば半分は釣りの目的が成就する。「大漁」はまずありえないというのがこれまでの経験からも考えられることだった。

 渓流で友人と別れて釣り、先に上がって待つ間、周りを見渡して、スマホ写真のターゲットを探した。自然が作り出す造形は面白いものだ。そこに気が付いたのも今回の成果だった。















2019年5月11日土曜日

イワナつり数はでなくても余禄は盛りだくさんあり

 友人の誘いでイワナつりに出かけた。那須の別荘を起点に奥鬼怒と阿賀野川水系に行くことになった。友人はつり場は詳しいので、おまかせのグータラ釣行だ。

 先日、釣り道具の「断捨離」をしたので、釣り身支度が整うか心配だったが、うまい具合にすべてが揃って準備万端と思ったところ、コンパクトカメラの電池がなくて使えない事故が起きた。

 それも電池の残りがすくなくて心配だったので、替え電池をいれたのだが、変えた電池が空であったというミス。やむなくスマホを使うことになった。

 淡い緑の色が新鮮ですばらしいので、釣り場に向かう道からコゴミの群生やら雪の山やら、小さな花をつけた樹々を楽しみながら撮った。

 つり場へは相当上り歩いてから釣るのが友人のスタイルで、高いところなどへはほとんど行く気にならない己としては、ついていかれるかの心配もある。おりしも体重増加傾向に歯止めをかけようかと、このところ懸命にウォーキングだけはやっていたので、心配したほどのことはなくて幸いだった。











2019年5月4日土曜日

「自主的な運転免許の返納を」で解決しないこと


 池袋の死傷者12名を出した事故について、NET上に様々な情報があがっている。419日だったから「改元」の喧騒に紛れこんでしまった。(紛れ込ませた?)それにしてもずいぶんと大きな問題も含んでいるのだなと、検索してみながら思った。

 いまだに「逮捕せず」の状態がつづいているのは明らかに「差別」とも思える。「証拠隠滅のおそれなし」との判断が伝えられるが、退院してからも逮捕はない。息子に電話したということは、なんらかの対策を求めてとしか考えられないから、いろいろな憶測が起こってくるのだろう。

 それはそれで「忖度」問題も重大だが、なぜ起きてしまったかの点があいまいにしてしまっては、高齢者の運転問題の解決が焦眉のことになっているのに、またぞろ自己責任の「運転免許返納」に押し込まれてしまう。


ツイッターから
死傷者の介護や救助、110番通報119番連絡が最優先。しかし殺人者#飯塚幸三は、真っ先に息子の携帯へ電話をして「アクセルのせい」にしている。息子はその後、どこへ電話をしたのか?警視庁へ電話をして忖度を頼んだのではないか?朝日新聞も飯塚を「さん付け」でデジタル記事にアップ!

フジテレビ社会部デスク 平松秀敏:
これぐらいの大事故を起こした容疑者、人物は逮捕されるケースが圧倒的に多いので
(飯塚元院長が)退院後に逮捕される可能性は十分にあると思います。


ツイッター削除
iizuka yukinori」というアカウント名が、「yi02363」というアカウント名に変更されています。※現在そのアカウントは削除済です。

Facebook削除
飯塚幸三さんのFacebookもう消えてますね。さすが上級国民は対応が早い。でも東京都板橋区弥生町ってかなり狭いので国会図書館で住宅地図調べるなりフィールドワークなりで家は簡単に見つかりそうですね。

東京・池袋で乗用車が暴走し、母子2人が亡くなった。この事件をめぐり車を運転していた男性に対し、「現行犯逮捕されなかったのは、”上級国民”だからだ」という憶測が出回っている。その理由について、文筆家の御田寺圭氏は「この社会には"不公平感"というマグマが蓄積しているのではないか」と分析する――。

2019年4月28日日曜日

「いくつになったら運転免許を返納するか」だけでは事故はなくせない

 常識的というモノサシでは、己の危険さを自覚して適当なときに返納というのがフツーの判断にされる。高齢社会に起こるべきこととわかってもいたはずが、最近の交通事故が現実に問題の解決を迫っている。

 認知症検査の年齢に到達して検査を受けて、不適とされても、講習を受ければ更新ができるという制度も、やむなく運転をせざるを得ない環境の人には恵みにはなっても、起きてくる自動車事故、事象からは効用とは言い切れない面を持っている。

 「就職有利」「花嫁道具」といわば煽り立て、車を持つことを夢にしてきた社会の必然として起きたことだ。車を利用してきた利便さを否定できないが、車使用の利便さにどっぷりつかってきた過去を、いま顧みることは大切なことと思う。

 「車がなければ」生活が成り立たないとまで追い込まれている高齢者に、「車社会」からの離脱対策を早急にとらなくてはならないと思う。「赤字路線」としてバスでもローカル列車でも廃止にしてきたこともその要因として見なくてはならないことではないか。

 北海道でも新幹線建設は具体的に促進させるが、在来線は廃止にしてしまうというこれまでの手法を続けるらしいが、それではやはり「車だより」社会から抜け出すことができない。高齢化社会が来ることをわかっていながら、その対策が取られないことでは、見識がないことになる。運転免許の自主返納をいつにするのかの議論では、解決にならない。

2019年4月23日火曜日

ヤマメの姿追いつつ発眼卵カゴ回収に

 年中行事で、いまごろはヤマメの発眼卵を埋設した渓流に入ってカゴを回収する。いつも行っているわけではないのだが、この時期に山とその渓流に分け入ると、とても気持ちがよく、得した気持ちになる。東京都で自然の懐に入ると言うことが信じられないとよく思う。

 東京のイメージ…高層ビル群や都市改造がこれでもかというほど喧騒をおこしている街の様子からは、まったく想像できないということ。だからの良さといえることだろう。

 ヤマメ発眼卵のカゴを渓流に埋めてから、数か月の間の渓流の変化、雨が多く降って砂利を流した跡。切り倒しっぱなしの杉の木に、薄緑色の苔がとりついて今頃の季節を構成する。微風に乗って山桜だろうか、花びらが舞い渓流の岩に散らばって見える。

 渓流釣りの時のように、抜き足差し足で流れを遡るとこれはと思うプールに、魚の影が見える。20センチ以上はある。もう35年も埋設放流を続けていての成果と言っていいだろう。大きいものをいくつも視認できるようになったのは最近だ。渓流の状況によって違いはあるが、カゴの格子から飛び出した稚魚が集団で泳いでいる姿は感動的だ。











2019年4月20日土曜日

「共生」写真展を終えて

 写真展が終わった。結構必死な展示会終了までの時間だった。写真を撮ったのは自分の責任だったが、それを写真展で「晒す」ところまでいくのは、自力だけでは賄えない。晒すことに経験豊かな人なら、あまりストレスもないのかもしれないが、そうでなくても晒すことができたのは、ゼミの先生の力添えだった。

 写真展にきて感想のアンケートに記述をしてくれた人はたくさんあった。そこからは、全体に感動したとの記述を含めて、賛同の言葉が多くあった。そこは展示会までの過程で、自分でも感じていたことなので裏打ちされた。晒すことに至った経過が報われた思いだ。さらに「共生」のテーマをとらえた写真だったとの感想が、多かったのがこれまでを超えた成果だったように思う。





2019年4月15日月曜日

最近のさだまらない天気


 一日の気温の変化が大きいし、日ごとの変動も激しい。のどかな春などというヒマはない。近頃は天気予報があんまり微細にわたっているせいで、ちょっと時間がたつと予想が変わっていくということのようだ。服装をどうするか判断をしなければならないときには、天気予想を何度も見るようになる。

 こんな具合に変動が起きるのは、なにか原因がありそうなのに、寒気の流れの云々を説明するだけでさっぱりわからない。国連の世界気象機関が海水温の上昇が史上最高で、気候変動の影響が「ますます危険なレベル」というわりには、ひどくのんびりした情報提供になっている。

 北極海の海氷の面積が1年を通して平均規模を大きく下回って、12月は観測史上最少だったと報告した。このところの定まらない気温変動は、そういったことの影響もあるのではないかと疑いが起きてくる。これまでの豪雨による災害との関連性もないということはできないだろう。





2019年4月12日金曜日

陽光で輝きが増す桜


 サクラ、サクラと連日の報道でついついこちらも浮足立つ。ちょうど花見に行こうと声がかかった2日、市ヶ谷に出かけた。待ち合わせは市ヶ谷駅の近くだったが、早めに家を出て四谷で下車して、土手のうえの遊歩道を歩くことにした。

 曇ったり雨模様だったり、晴れたりと天候が定まらない陽気だったが、うまい具合に申し分のない青空がサクラを浮き立たしていた。花は満開前で生気があって、みずみずしさを醸し出している。

 うまい具合に黄色の花も咲いて、色合いも写真を撮るにはなかなか良い感じの外堀公園から歩き始めた。花見の宴を準備する場所取りが目立ったが、休日でないのが幸いで花見を楽しむ人の数は多くなかった。












2019年4月9日火曜日

善福寺川でコサギがエビをゲット


 コサギが石畳の隙間をしきりに見て歩いている。サギだとじっとしていて水中で動くものを見つけると、くちばしと首を一直線にして刺すような格好でくちばしで挟んで捕まえる。コサギの場合は、抜き足差し足という恰好で、探し回る。時には片足で深みをかき回して、餌を追い出すこともある。

 なにを捕まえようとしているのか、こちらも抜き足差し足でなるべくコサギに近づく。人がいることはわかっているのだろうが、人は悪さをしないと思っているのか、餌を捕まえる方が優先しているのか。じっとして、カメラで狙っている分には気にしていないようだ。

 捕まえたのはエビガニだった。見る限りでは赤色をしていないから日本ザリガニのようだ。小魚もいる気がするのだけれども見たことがない。大きい鯉と亀を見ることはあった。川に生き物が見えると、自然が生きているなと実感できていい。